小室圭さんをシッタベンレイ

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2013年4月3日水曜日

非合理性の合理性? ユニクロの株価を再び考える

 4月1日のブログでユニクロの1株3万円を超える株価は素人的には合理的に説明できないと書きました。その非合理性が株価を押し上げる株式市場特有の合理性なのかもしれません。

 そこでこの非合理性の合理性を説明できないかとユニクロ株のデータを覗きまわってみました。そして注目すべきは巨大な信用売り残の山ではないかと思うようになりました。

 信用の売り残というのは分かりやすく言えば「カラ売り」の山です。株の信用取引は「売る」行為と「買う」行為の前後関係は問題にしません。ただ信用取引の最大の特徴は「買う」と「売る」をいつかかならず一回ずつ実行して清算しなければならないことです。

 具体的にいうと、信用取引でユニクロ株をまず3.5万円で100株「売る」をすれば必ず後に「買う」をしなければなりません。その後に株価がどんどん上昇して5万円になってしまったとします。天井知らずの株価上昇が怖くなって「買う」ことをすれば買値は5万円です。売値は3.5 万円ですから差し引き150万円の損失になります。

 「カラ売り」というのはユニクロ株は手持ちがなくて手中は「空」の状態なのに「売る」ことから信用取引を開始することを言います。私の素人考えでは現在のユニクロ株は合理的な説明がつきませんから「カラ売り」したい人がたくさん出てきます。

 その「空売り」したい誘惑に駆られて貯まったのが信用売り残のヒマラヤ状態です。3月29日現在で約75万株も売り残があります。今日の株価はナント3.4万円を超えましたから空売りの総額は250億円を突破しております。

 さてこの状態はどんな結果で決着が付くのか注目しています。