北朝鮮との緊張関係や世界経済の停滞の中で東アジア安定のカギを握る日中韓3国の関係にひび割れを作りかねない不都合な行動が政治家の靖国神社の参拝です。
私も靖国神社にはお参りに行ったことがあります。また境内で開かれる骨董市に時々立ち寄ることもあります。しかしA級戦犯合祀の事実を知ってからは無念の死に追いやられた兵士の人たちには心の中で手を合わせるだけで参拝は絶対にしません。
ところで今回の麻生副総理などの参拝行為は日中韓の大切な関係を大きく揺るがすものであることは明白でしょう。アメリカにとっても3国の関係が一気に冷え込んでいくなかで不測の事態が勃発すれば行動せざるを得ません。
そういう可能性まで踏み込んで考えた場合、日本の政治家が自分だけの都合から靖国神社に参拝するのは、日本のみならず何の関係もないアメリカの若者の命までをも危険にさらしかねない身勝手な行動と言わざるを得ません。
もし参拝する意地と若者の命とどちらが重いかよく考えた末の確信犯であるというならば、その理由を2000字以上の論文にして公表してください。その際の署名は私人としてであるなどといういつもの言い訳は許しませんぞ。