小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年4月2日火曜日

懸念される介護保険制度の行き詰まり

 日本は人口減少だけではなく人口の高齢化もどんどんと進み、このままでは介護保険制度の維持が難しくなるのは火を見るより明らかです。

 介護保険制度は平成12年4月1日から実施されました。その年度の費用は3.6兆円でしたが平成22年度には2倍以上の7.8兆円に増加しました。その間に満65歳以上の人口は約30%増加しております。

 満65歳以上の老年人口がさらに30%増加しそうな平成37年度頃には、このままの傾向と制度内容が続けば介護保険費用は現在の2倍の16兆円ほどに膨れ上がると予想されます。つまり12年後にはさらに約8兆円の財源を捻出しなければならないことになります。

 今日の介護保険費用の50%は国25%、都道府県12.5%、市町村12.5%がそれぞれ公費負担して税金で賄っています。残りの50%は満40歳から満64歳までの人たち(第二号被保険者と呼んでいる)が32%、満65歳以上の人たちである第一号保険者が18%を負担しております。

 今後12年間で年間8兆円まで膨れ上がる負担増をどう世代間で分け合っていくのかという問題は、今から十分な議論をしておかないと負担増のみならず介護サービスそのものの劣化をもたらす可能性があります。

 こうした今後の厳しい介護保険制度の状況をよく理解して元気に自立した老後を過ごせるように、塩分控え目と十分な野菜を摂る健全な食生活と毎日の適度な運動を心がけたいものです。出来れば満60歳になったら都会ではまずカーライフは止めましょう。