日銀の仰天する金融緩和政策の発表でこれまでの株式市場の活況の理由が分かりました。日銀がマネタリーベースを2倍にするという昨日の発表がそれです。
少し乱暴な言い方ですが、これは株式市場の株をまとめて2分割するのと同じではないでしょうか。すると自民党が与党に返り咲いてからの株式市場では株価が倍増した銘柄が続出したことも十分に納得がいきます。
ひょっとすると株式市場の事情通は昨日の大商いで利益を確定してほくそ笑んでいるかもしれません。そうなると政治家もその中に含まれていることでしょう。
こうみてくると自民党は夏の選挙に向けて潤沢な選挙資金を蓄えたかもしれません。もしそうなら衆参ダブル選挙という野党必殺技も可能になってきます。野党は一気に資金的に苦しくなり政策論争そっちのけの大騒ぎになること必死です。
自民党にとってはこうして国会の政策論争を封じ込めて休会同然とし、さらに選挙を悠々と戦うことができるのですから一石二鳥です。もはやTPP、原発、一票の格差、辺野古沖埋め立て、憲法改正など関係ありません。
さあ、夏の参院選挙に向けて俄然興味が湧いてきました。