世界の人口は今日の70億人から22世紀には100億人を超えるだろうと推計されていますが、それ以上はあまり増加しなくなるようです。第二次世界大戦が終わった頃には25億人でしたから、その後に4倍になった計算です。
さて現代人は平均して身長が150~170cm、体重が50~70㎏というのが一般的でしょう。この数値は現生人類ホモサピエンスが地球上に出現したころと同じで人類の体格は20万年以上ほぼ同じ水準を保ってきています。
一方で大きく変化したのはエネルギー消費量です。18世紀にイギリスで産業革命が始まるまでは人類の生活は再生可能エネルギーで支えられていました。19世紀に入ると自動車の発明や石油化学の勃興などがあって、今日のようなエネルギー大量消費型になりました。
今後の環境悪化と食糧不足の克服には優れた運動能力のミニ人間の登場しかありません。身長1メートルで1000mを1分30秒、42㎞を1時間半で楽々と走り切り、100㎏の荷物を5㎞先まで軽々と持ち運べる人間が登場したら、自家用車は不要となり世界の自動車事情は一変するはずです。