黒猫ディーンに餌をやていたらかつての同僚とバッタリ会いました。いろいろと話題が錯綜しましたが、子どもの感性の凄さに驚いたと語っていたことがとても印象的でした。
彼はダリの絵が見たくて子どもを連れだってシュルレアリズム展に行ったようです。会場を後にして変な絵ばかりだったと愚痴る親の言葉を子どもはさえぎるように、あれは画家が頭のなかに浮かんだことを絵にしたのだから変じゃないと感想を語ったそうです。
私も小さい頃は率直にキリコの絵が大好きでしたが、彼の子どもの感想を聞かされて昔の記憶が蘇りました。大人は現実を自分の脳ミソで解釈しようとしすぎて感じたままを大切にする率直さを忘れかけているのかもしれません。
昨日のテレビでブルーズリーのことを取り上げていました。彼は “ don´t think, feel!” と言ったそうですが、どうも大人になるとこの感性を忘れてしまいかちです。私のブログも理屈っぽいことが多くなっていて反省しております。