小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年7月16日火曜日

小学生を追い込まないように自制できる親になろう

 大人になれば小学校一年生の全教科の教科書は一週間もあれば隅から隅まで理解してしまうことができます。中学校一年生の教科書でさえ恐らく3か月もすれば全教科の80%以上をマスターすることができるでしょう。つまり勉強は中ニ後期頃からしっかり頑張れば高校の勉学で困ることはほとんどないと思われます。


 では小学校や中高一貫の有名校に通う御利益は何でしょうか。それは大学受験に向けてなるべく早めに知識の溜めをたくさん作っておいて余裕をもって対処するためです。確かに高校3年でやっと受験態勢が整うよりは、高校2年で仕上がっている方が有利であるのは間違いありません。しかし、そのために子どもが失うものは計り知れなく大きいと私は思うのです。

 

 先日病院の待合室で見た母親と娘の姿が記憶から離れません。お母さんが受診するまでの約2時間女の子はずっと塾の分厚い問題集を溜息をつきながら解いておりました。そんな娘を見る母親の視線は厳しく殺気だっていて、私はゾッとしました。


 子どもは大人の決めた優劣や利害とは無関係な世界に身を置いて自己を確認・形成する作業が必要だと思います。そういう経験の中で養われた精神的培地は大人になって自立するときの支えになってくれるはずです。未熟な土地には立派な木立は茂りません。