時と場合によって善悪がひっくり返ることもあるのが人間社会の性かもしれません。戦前は天皇陛下を神と崇めることが善であり、それを否定すれば悪の極みでした。
社会には時勢という抗しがたいものがあって、それが人間性を否定する方向に動くかどうかはどうも為政者の知性の深さと自制力にかかっているように思われてなりません。しかし、人間はその時代の時勢の中で成長するのですから、これまたややこしい話になります。
今日の日本と中国と韓国の関係ではどうも時勢は共存を否定し、為政者には自制が足らない気がしてなりません。あとは彼らの知性に頼るだけですが、そこは3国が破局的状況に陥ってみないと測り切れないというのが悩ましいところです。