小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年6月29日土曜日

日本のブラック企業かブラック企業の日本か

 ブラック企業への関心が就活中の学生の間に高まっています。私は企業の実態は知りませんのでILO(国連の専門組織で国際労働機関という)条約からの視点で考えてみます。先に結論から言えば日本がブラック企業そのものなのです。


 ILO条約とは労働者の労働環境や権利を保護するための国際的な合意の結果です。その条約の批准件数が先進国中で日本は断トツに低くて、約190本のILO条約のうち批准したのは48本に過ぎません。私は講義していましたが日本では大学でもこのことは絶対に教えません。


 ブラック企業の簡単な見分け方は組合の存在です。およそ従業員30人以上の企業で組合がなければ要注意でしょう。あっても完全な御用組合のこともありますから組合がどんな成果を上げているのか知る必要があります。古い話ですがある大企業の徹夜の労使交渉は両者密室に入って早朝までは寝ているということでした。

 

 最後に新入社員は入社後3年間は残業でも何でも踏ん張ることです。給料が出てラッキーくらいの気持で一生懸命働いてみましょう。そういうガンバリの中からしか得られないものもあるからです。それができなければどこで働いても官民一体のブラック日本では前途多難であるというのは悲しいことですが。