小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年6月26日水曜日

ドイツの詩

 なかなか含蓄のあるフリードリヒ・ゴットリープ・クロプシュトックの詩があります。彼は18世紀の生粋の抒情詩人で後のゲーテやシラーそしてリルケにも影響を与えた重要人物です。こういう気持というのは友人だけではなくて親や家族に対しても言えそうです。


 別離


 葬(とむらい)の列がとおったとき

 おん身(あなた)は沈んだ顔をした

 死人が怖いのかね......「死人なんか」

 では何が怖いのさ......「死ぬことが」


 私は怖くはない......「では何も怖くないの」

 それや怖いものだって......「ほう 何さ」

 親しい友との別れがだよ 私が別れて

 ゆくだけでなく 友が別れていゆくのもだよ


 葬の列がとおったとき

 おん身よりも私のほうが

 もっと沈み もっと徹(こたえ)たのは

 まったくそのためだったのだ


       Die Trennung (相良守峯訳) ドイツ詩集(神保光太郎偏 白凰社)