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2013年6月26日水曜日

ビジネス考 全柔連の混乱

 全日本柔道連盟が不祥事で揺れていますが、会長の上村春樹氏は改革、改善プロジェクトのめどが立ったら、そこで会長職を辞すると発言したと報道されています。この発言について論理的に考察してみます。


 上村氏の言葉を裏返せば、改革にメドが付かないほどまでに全柔連が混乱しているということになりますが、その原因は主に上村氏本人にあります。なぜならば不正受給への直接的関与の疑いはもちろんのこと、数々の不祥事が公に晒される今日まですべてを放置してきたからです。


 このような人物が混乱に終止符を打とうとしても、何が悪いのかは騒ぎになって分かっているとしても、抜本的組織改革に必要な最善の道は分かっているとは思われません。もしそれも分かっているとしたら放置していたリーダーシップの欠如は余計に問題です。


 このように不祥事の原因と混乱という結果の両方に重大な責任のある上村氏が居座っていては組織は自浄能力を発揮できないと判断するのが妥当でしょう。女性理事を3人起用して改革のイメージを強調していますが、彼女らも会長辞任を求める覚悟はなさそうですから、行く末が案じられます。


 結論として、全柔連の改革は本来ならばまずはこのような矛盾の糸を断ち切るところから始められるべきでしょう。組織改革のためのイロハでした。