小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年6月16日日曜日

パリのウンチ騒動の結末 ルイ14世とナポレオン

 19世紀になって下水道が整備される前のパリの衛生状態は筆舌に尽くしがたい散々なものでした。私はパリにいた時にメルシエが著した18世紀のパリ事情に関する古い本を読んだことがあります。そこに描かれていたオペラ座の公演風景は衝撃的でした。


 オペラ公演でトイレに入るとウンチが山盛りになっていて用を足すのもままならない状態だったようです。また街では毎朝自宅の簡易トイレの糞尿を窓から投げ捨てる人たちが絶えず、道路は悪臭に満ち満ちていました。この酷いパリを世界一の美しい都市にしようとしたのが19世紀のナポレオンです。


 鯖田豊之著「水道の文化」によればルイ14世は17世紀のパリの不衛生状態と悪臭に耐えかねて郊外にベルサイユ宮殿を建設しました。私は教科書のルイ14世の写真が今でも記憶に残っていますが、彼は奇妙にもハイヒールを履いていました。子ども心にその理由が分かりませんでしたが、どうもパリの道路の汚物を避けるための彼のささやかな抵抗だったようです。


 パリを逃げ出すことしか考えなかったお坊ちゃん育ちのルイ14世とパリの美化に果敢に挑戦した苦労性のナポレオンの生き方の相違が感じられる興味深い史実がここにあります。やはり可愛い子には旅をさせろというのは至言かもしれません。