小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年8月20日火曜日

福島第一原発の汚染水の深刻な事態 レベル3

  福島原発の汚染水の貯蔵タンクからの300トンの漏水が発見されました。まずタンクに貯蔵されている汚染水とは次のようなものです。


 爆発した原子炉内では被覆管から溶け出した核燃料が塊になって冷却水に浸っています。この核燃料塊は核分裂は停止していても勝手に大量の発熱を続けていますから冷却しなければなりません。そのために稼働しているのが急ごしらえの冷却システムです。稼働中の冷却システムはむき出しになった熱い核燃料にバケツで水を直接ぶっかけて冷やしているようなものです。

 

 そのぶっかけ水が “汚染水” ですから核燃料が混入しています。“汚染水” からセシウムは除去されているようですが危険なウランやプルトニウムやストロンチウムなどを含んでいますし、強力な放射線も発しています。今回の現場の漏れ出した汚染水の放射能は毎時100㍉シーベルトあって、とても普通は人間は近づけません。


 福島の “汚染水” は現在のところ約25万トン貯まっています。原子炉に流入してくる地下水分(300トン/日)だけでも “汚染水” の蓄積は将来的には100万トンにもなりかねません。国際社会もこの汚染水問題にただならぬ危機感を抱いていますが、増え続ける “汚染水” 対策はタンクに入れて半永久的に安全に保管する以外に方法はありません。