ゴルフで活躍している石川遼選手が腰痛に苦しめられて近頃の成績は思わしくありません。本来ならば実力のある石川遼選手ですから、不甲斐ない状況にストレスも大きいはずです。
もともとモデルのようにスラリとしていて下半身がひ弱な感じのする石川選手です。彼は豊富な練習量でプレーへの自信を高めていく生真面目なタイプのようですから、いつかは腰が過度の練習の負担に耐え切れなくなって悲鳴を上げるであろうことは想像できたはずです。
本来ならばトレーナーが説得して“急がば回れ” というように練習量を制限してじっくりといくべきだったのですが、彗星のごとくに現れてたちまちゴルフ界の貴公子となった石川選手としては、余計に責任を感じて猛練習にのめり込んでいったのでしょう。
彼を芸能人扱いして騒ぎ立てて先を急がせた周りの責任も大きいと思います。日本ではスポーツ選手は消費財でお金儲けの道具に過ぎないという安易な感覚が支配的な現実も、石川遼選手を苦しめることになった一因でしょう。
石川遼選手の苦しみを見て日本のスポーツ界そして日本の社会が若者を大切にできるように変わってくれることを願っています。