小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年8月1日木曜日

これも日本の現実 臨床研究データの不正

 ノバルティス社の高血圧治療薬ディオパンの臨床研究のデータに不正がありました。この薬は高血圧治療のほかに脳卒中や心不全の予防にも効果があるということで通常の降圧剤の10倍以上の価格にもかかわらず医師の間では処方されていました。ところがその最大の魅力であった予防効果に関するデータがでっち上げであったのです。


 ノバルティス社は研究費という名目で年間ニ百億円以上の資金を研究者に投入しているようです。今回の不正事件でも慈恵医科大学元教授望月正武氏のもとには3年間で8400万円の寄付金が支払われていました。これは一人の重要人物を買収する場合の金額です。

 

 製薬会社と医学界との密接な関係はどこにも見られる風景です。研究者や臨床医の各種の個人的費用を丸抱えということもあるようですが、今回の事件のような多額のお金が動く例は稀であると考えたいです。しかし返す返すも友人の医師の忠告が思い出されます。「従来の降圧剤の10倍以上の値段のものもあるけど使う意味ないよ!」私は愚かにも飲んでいました...


 参考 人間を買収する値段(6月8日ブログ)