小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年11月30日土曜日

ノーベル賞から日本の戦後教育を分析してみると

 ノーベル賞が人間の能力を測る最高の指標だとは思いませんが、少なくとも揺るぎない強固な信念と比類なき自己犠牲の精神そして独創的で卓越した業績という意味においては最高の評価法のひとつであることは否めません。そのノーベル賞を戦後に受賞した日本人はこれまでに自然科学系16人、人文・社会科学系3人の19人になります。


 自然科学系の受賞者の専門分野は圧倒的に理学部が多くて医学・薬学部はそれぞれ1人しかいません。今日の日本の教育に求められる最高のものが入試で最難関を突破した医学部進学者の学力として結晶化しているはずですが、それが皮肉にもノーベル賞との距離をますます遠ざけているとしたら、日本の戦後教育に関して何かが間違っていると考えられないでしょうか。


 その何かとは恐らく幼少時から非人間的な過度の競争を強いられる教育環境そのものである可能性があります。その理由は「競争社会をこえて」(Alfie Kohn著、ウニベルシタス 436)に詳しいのですが、簡単に言えば競争は私たちが考えるほどの成果を生まず、協力社会こそが大切であると言えそうだからです。


 中国でさえと言えば失礼かもしれませんが、中国政府は過度の競争社会の弊害に気付いて従来の英才教育型システムを放棄することをつい最近になって決定したようです。時代遅れの競争原理主義者が取り仕切る自民党政権ですが、その大きな過ちに早く気付いてくれることを願わざるを得ません。

2013年11月29日金曜日

子どもを早くから比較するということの恐ろしさ

 またおかしな話が出てきました。小学6年と中学3年の生徒を対象に実施されている全国学力・学習状況調査の学校別成績を来年度から公表できることになりました。義務教育の子どもたちを一回限りの単純な学力テストで比較するという発想が世界の潮流からはすでに時代遅れですが、文科省はその時代遅れを追認するかのような決定をしました。


 日本人のノーベル賞受賞者に東大出は少数派であることからも分かるように、もともと人間は大学に入ってからでもいくらでも大きく変わるものです。残念なのは日本の暗記中心型の教育環境では中学卒業時の成績でほとんどその後の人生も決まったも同然であることです。つまり義務教育期間に育まれた現実感のない乾いた学力の限界性を高等教育が克服できていないという日本の教育の重大な欠陥をここに見ることができます。


 この問題は高級官僚を見るとよく分かります。官僚として出世するには東大を出なければ話になりません。しかしながら、文系でもっとも難関の東大法学部で本当に優秀で強い向上心のある人達は司法試験を目指すもので、彼らは偏差値的学力を問う公務員試験などはまったく眼中にありません。つまり東大出身の官僚は実は東大という看板を掲げて偏差値偏重の価値観という既存のレール上を爆走する定期列車に例えることもできそうです。


 そのような官僚がまだ無垢な子どもたちを単純な学力テストの結果で早々と偏差値的に色分けしようとしか思わないのは仕方がありません。しかし、そこに歯止めを掛けるべき立場にある教育委員会までもが文科省に迎合して良心の呵責を覚えていないとしたら、これはとても恐ろしいことではないでしょうか。

就活のために 出来る奴と出来ない奴

 出来る奴と出来ない奴の間には歴然とした厚い壁が存在しております。しかし、この壁は日頃のチョットした心遣いの積み重ねによって無理なく超えられるものです。

 出来る奴に変身するためにはまず出来ない奴を理解していなければなりません。自分の置かれた状況が良い時に良い奴でも悪い時に悪い奴では救いようがありません。悪い時にも悪いなりに物事を破綻させずに納めることのできることが出来る奴になる必須条件です。

 出来る奴の一番分かりやすい例が今シーズン日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手です。日本シリーズの一敗を除けばシーズン中は負けなしの24連勝でした。4月からの半年間には体調のすぐれない時期も何度かあったはずですが、そんなことはおくびにも出さずに前人未到のプロ野球連勝記録を樹立しました。

 私たちも心身両面で自己管理を怠らずに毎日を過ごし、良い時は自然に振舞い、悪い時でも愚痴を漏らさず、いつも自分を取り巻く環境を明るくするよう心がけていれば、きっとこれからの就活で朗報を手にすることができるでしょう。

5000億円東京オリンピックと利権争い

 2020年に開催予定の東京オリンピックでは5000億円の巨額なお金が動きます。それにまつわる利権たるや大変なもののはずで猪瀬都知事の献金疑惑問題はひょっとするとこの予算の醜い分捕り合戦の余波なのかもしれません。

 猪瀬都知事はオリンピック東京開催が決まって自分の人生にもこれでメドがついてホッとした矢先に大騒動に巻き込まれてしまいました。政治家が普通にやっていることをやっただけでこんなことになるとは思わなかったはずです。5000億円の利権の美味しさを甘く見過ぎた...ということでしょうか。

 平和の祭典といわれるオリンピックも一皮剥がしてみると汚いビジネスの温床なのかもしれません。

2013年11月28日木曜日

猪瀬都知事・徳洲会疑惑に疑惑の目を持とう

 このところ徳洲会がらみの疑惑が相次いで事件化してきていますが、何故今なのか、そして何故徳洲会やら猪瀬都知事なのかの疑問はマスコミはあまり分析しようとしません。おそらくそれは政府の意向がかなり含まれた動きだからではないでしょうか。


 この何故を考えるのにまず二つのことを考慮しないわけにはいけません。ひとつは自民党に強い影響力を持つ医師会と徳州会の関係であり、もうひとつが猪瀬都知事と政府との関係です。これらの関係はどちらかといえば共に×印がつきます。徳州会病院と地元医師会との関係は半ば敵対関係にあり、猪瀬都知事の強い発言力は政府や東電の頭の痛いものでした。


 今回の疑惑は政治の世界ではたいした金額の話ではありません。私たちは非常に巧妙に計画された厄介者追い出し作戦のひとつではないかという視点も忘れてはなりません。猪瀬都知事の政府への発言力が完全に失われてわが道を行く都政に大きな影響が出ていると報道されています。これでシメシメと裏で高笑いしている本当の悪党は誰なのでしょうか。

笑い話 ストーカー予防策

「モトカレのストーカーには注意しないと。」

「大丈夫よ。みんなとうまくやってるから。」

「エッ?」

「うちの主人、浮気には鈍感なの。」

2013年11月26日火曜日

笑い話 お役所仕事

「この前、年寄りが踏み切りに取り残されてさ。」
「それでどうなったの?」
「俺が助けたんだ。」
「美談だねー。」
「ところが署まで来いってパトカーに乗せられてさあ。」
「なんで?!」
「署長が直々にお礼するって聞かないんだってさ。」

笑い話 株式投資

「株で絶対に損しない方法がやっと分かったよ。」

「僕は長いことやってるけどうまくいかないよ。」

「簡単なはずなんだけどなあ。」

「どうするのさ?」

「安い時に買って高くなったら売るんだよ。」

2013年11月25日月曜日

福島県の小児甲状腺がん罹患率はただ事ではない!

 東京新聞(11月24日朝刊)の「こちら特捜部」で福島原発事故と小児甲状腺がんについて特集が組まれました。記事を読んでこれはまさに水俣病事件の再来だと感じました。


 水俣病の発生は1950年代から公に確認されるようになりました。当時はネコが狂い死にする、飛んでいるカラスが落下するなど気味の悪い異常な出来事が続いていましたが、真摯な原因究明が行われずにいたずらに犠牲者を増やすばかりでした。そのうえ権威ある科学者が次々に登場して恥知らずな原因説を唱えて真相の解明を妨害しました。


 今回の福島県の小児甲状腺がん問題でも福島県立医大が躍起になって関係性を否定しています。今年9月末までに福島県の県民健康調査で甲状腺がんと診断された子どもは26名で異常に高い数値です。一歩譲って原発事故との強い因果関係は認められないとしても、がんと診断された子どもたちのなかに事故によるケースはないと断言する科学的根拠があるのか福島医大の関係者に聞いてみたいところです。

2013年11月24日日曜日

民主主義 アメリカに追いつくのは用意ではない

 日本は経済や工業の分野ではアメリカと競争するところまできましたが、残念ながらこと民主主義となるとまだ月とすっぽんの違いがあるような気がしてなりません。昨年末に自民党が与党に返り咲いてからの国会や政府の動きを見ていますと、このあたりを私たちは再認識する必要がありそうです。


 アメリカの民主主義を語るときに奴隷制度を持ち出す人がいますが、確かに1787年に米国憲法が成立してから1863年にリンカーン大統領が奴隷解放宣言をするまでには70余年の年月が必要でした。しかし、米国憲法は民主主義を謳う人類史上最古の成文憲法であり、その長い成熟過程においてアメリカにあった各種の矛盾が克服されてきました。アメリカの民主主義が着実に前進していて今日の世界のリーダーに至っていることに異論を差しはさむ余地はまったくありません。


 今国会で成立しそうな特定秘密保護法案を考えてもアメリカのものとは随分違うようです。報道による限られた情報が頼りですが、これまでの法案提出過程を眺めていてもとてもアメリカに比肩する民主主義国家などとは私には思われません。「主権回復の日」の式典で天皇陛下の前で得意げに万歳を三唱した自民党幹部の顔には漫心の2文字が見えたような気がしました。

愛日長アマガエル風解釈 猪瀬都知事献金疑惑問題

 徳洲会がらみの公職選挙法違反疑惑が猪瀬直樹都知事の政治献金疑惑にまで発展してしまいました。結局は事件の真相も、なぜ猪瀬都知事だけなのか、なぜ今なのかは不明なまま幕引きとなり、庶民は政治の世界とはそんなものさと嘆いて終わりでしょう。しかし、長らく政治と金の問題を鋭く追求してきた猪瀬氏がなぜこんなことになったのか考えてみるのは人生勉強になります。


 これまでの脇役だった猪瀬都知事には石原慎太郎氏の都知事選不出馬で歴史に自分の名を残す最初で最後のチャンスが突然に到来しました。それが皮肉にもジャーナリズム魂に徹した輝かしい経歴よりも世間的名誉の方が重みを増した瞬間になってしまったのでしょうか。これから高齢社会を迎える都は緊縮財政が必要なのに、オリンピック誘致など当然のように石原路線が踏襲されました。そこが私には意外な感じがしましたが、すでに猪瀬都知事はかつての猪瀬氏ではなかったのかもしれません。


 私の恩師に薬害訴訟の原告団の訴訟費用借り入れで自宅を担保にして保証人になった人がいます。負けたらお金を返せませんよと患者代表が念を押したら、その教授は困ったら生活保護があるからいいよとあっけらかんとしていたそうです。東〇医学部教授ながら根性がすわっていた人でした。落選したら生活が大変だから頼むと徳洲会側に言ったといわれる猪瀬都知事にはあの恩師のような気高い心意気は感じられません。


 猪瀬都知事は私と同世代の昭和21年生まれで満67歳です。この年齢期というのは自分の過去の人生に折り合いを付けてこれまでの生き方にマル印を付けられるかどうか、そして感謝の気持ちで社会を眺められるようになるか否かを決める重要な時期でもあります。猪瀬都知事に魔がさした背景を知る由もありませんが、今回の献金疑惑は同世代の人間としていろいろと考えさせられるものがあります。

2013年11月23日土曜日

笑い話 考え過ぎ

「おっ、髭を生やしたね。」

「うん、精悍な感じが出たろ。」

「これまでより野性的な印象だ。」

「そうだろ。彼女の前ではワイルドにいこうと思ってね。」

「それってヤバくない?」

笑い話 日頃の習慣

「どけ。」

「オイ、邪魔だ。どけ!」

「お前もどけよ!」

「失礼だなー。あんた誰?」

「オレ、ラグビー選手。人間が密集するとついその気になって...」

笑い話 政治家の常識は市民の非常識

「受け取ったんですか?」

「そうです。」

「じゃー、もらったんでしょ。」

「いいえ。」

「お金が必要だったんですか?」

「いいえ。」

「じゃー、借りたんじゃなくてもらったんですよ。」

「いいえ。」

「常識として不必要なお金を借りると思いますか?」

「いいえ。」

笑い話 裏金

「誰からもらったんですか?」

「記憶にございません。」

「いくらもらったんですか?」

「記憶にございません。」

「やっぱりもらったんでしょう!」

「もらっていません!」

「あんた、記憶にないのにどうしてきっぱり否定できるんだ?」

2013年11月22日金曜日

NHKとユニクロの株価

 ユニクロの株価が11月初旬に3万円の大台を切るかと危ぶまれた時期に絶妙のタイミングでNHKでユニクロ特集が放送されました。

 

 そのせいかどうかその後の株価は快調に戻り歩調となって今日は何と直近の安値から3割高の38000円に到達しました。この辺りでは高いと見る向きが多いようで信用の売りが急増して逆日歩まで付いています。先回の高値でも一時逆日歩が付きましたが、その後は下落基調を辿りました。

 

 NHKは2兆円だの3兆円だのとユニクロの売り上げ高の拡大ばかりを強調していて、衣料品の世界安売り競争を支える縫製女性労働者たちの奴隷化には一切触れませんでした。そんな報道姿勢と放送のタイミングの良さにはNHKとユニクロには何か株価維持への思惑でもあったのかと勘繰りたくなります。

東大卒と幸福

 東大を出て官僚になるのがいいのか民間に飛びこんで活躍の場を求めたらいいのか、きょうは東大卒の幸福が夫婦間で話題になりました。


 東大卒で公務員上級試験に合格して官僚になればバカ正直でない限りは出世街道は保証されています。そういう安全志向の人たちで埋め尽くされる上級官僚の世界では本来ならば出世は結果であるはずなのに出世が完全に目的化してしまっているように思われてなりません。そのために仕事も職場の人間関係も出世第一ということになります。


 私のある友人は東大を優秀な成績で卒業してJRの前身の日本国有鉄道に入って出世街道をばく進していましたが、あまりにも正直者であったために途中でつまづきました。国鉄民営化は組合潰しのためであると漏らして左遷されてしまったのです。しかしながら自分に正直であったことを知る仲間たちの思いやりの世界で仕事ができるようになって彼は以前より幸福そうでした。


 東大を出れば一応は人並以上の生活を保証されるのは紛れもない事実です。それこそは東大卒が社会に対して重い十字架を背負っている証しのはずですが、その重さに気付かずに世間をかき回して去っていくだけの人たちが多いことが残念でなりません。

気功術は効くか?

 ファンが案外多い気功術は、9月に発行されてから評判の「代替医療解剖(S.シン、E.エルンスト著、青木薫訳、新潮文庫)」によれば、むしろ効かないという結論の方に近いようです。西洋医学の論理からは確かに効かないと言えそうですが、理屈で整理できないのが人事ですからキッパリとその価値を否定してしまうのも躊躇われます。


 確かに気功術には科学的根拠はまったく確認されていません。私も紹介されて試したことがありますが、その気功師は目をつむって直立している私を気を使ってよろけさせてくれました。しかし、普通の人間は眼をつむって立てばよろけるのは当たり前です。


 私の隣人にいわゆる気功術を応用したという施術の名人にお世話になっている人がいます。その人は人工透析の寸前までいきましたが一か八かでその施術師にかかってみたところ症状が改善して主治医にも驚かれたようです。このケースで一時的にも病状が改善したのは心理的効果が大きいと思われます。


 このように人間は気持の持ち方次第で場合によっては一時的であれ身体には新しい躍動エネルギーが湧いてくることもあるのは否定できません。科学的根拠のない気功術もそのきっかけくらいにはなると思えばいいのではないでしょうか。

2013年11月20日水曜日

笑い話 思い違い 

「やっと福島第一で核燃料の移送が始まったよ。」

「あのままじゃ再臨界もあるからなあ。」

「ぼくは作業の無事を祈願して神社にお参りしてきたよ。」

「そうか。国会議員が靖国神社参拝に熱心なのもそのためか。」

笑い話 お父さんのおもちゃ

「またおもちゃ買ってもらったのか!」
「だって...」
「それにおまえの部屋はおもちゃで足の踏み場もないぞ。たまには整理しなさい!」
「でも、お父さんはずるいよ...」
「何が!」
「買ってきたおもちゃみんな隠しちゃうんだから。」
「.....」

2013年11月19日火曜日

笑い話 同棲世代のハネムーン初夜

「さあ、そろそろ寝ようか。」

「あなた、今夜くらいは...」

「おれ、もうあちこち回ってヘトヘトだ。」

「近頃はいつもこれだから...」

神様仏様!無事に終わってほしい核燃料棒1533体の取り出し

 ついに当面の大きな懸念材料であった福島第一原発4号機核燃料プールから核燃料棒の取り出しが始まりました。まずは一回目は無事に終わってよかったです。このまま放置しておくと建物が崩落でもしたら再臨界もあり得るわけですから、取り出し作業中の危険を考えてもいつかは絶対に実行せざるを得ません。

 特に作業中にキャスクと呼ばれる回収用金属容器を落下させて燃料棒を破損させたらチョー一大事です。神様仏様、どうか作業が無事完了する来年末までは大きな余震が来ないよう、そして手違いが無いようにお願いします!原発は最後は神仏に頼る以外にありません。そこが問題なのですが...

2013年11月18日月曜日

若者にもっとも必要なのは職と恋人を実感

 昨年末から就活中だった教え子にバッタリ会いました。先月は不安定な心理状態にある様子でしたが、昨日はとても明るい表情をしていてびっくりするとともにホッとしました。


 この変化の理由は就職先が決まったことと恋人が現れたことのようです。教員としていろいろと助言を与えることはできますが、残念ながら職や恋人は与えられません。


 とにかく若者に必要なのは先ずは職と恋人の二つであることを実感しました。まっ、先はどうなるか分かりませんが、とにかく良かったね。

混浴のお話

 
 ローマ時代には男女混浴の公衆浴場が大人気を博していましたが結局は風紀の乱れから禁止に追い込まれました。それ以来キリスト教はお風呂に対して厳しい姿勢を崩さなかったためお風呂の普及が進みませんでした。

 江戸の町でも混浴の公衆浴場が大流行しましたがやはり禁止の憂き目にあいました。洋の東西を問わず男女を裸のままにしておくとロクなことはしないようです。裸の付き合いもほどほどにしましょう?

2013年11月17日日曜日

笑い話 早合点

「運動会のリレーで健ちゃんたちに勝っちゃった。」

「おーっ、1着だったのか。」

「ううん、2着。」

「それじゃ負けたんじゃないか。」

「でも、先生は負けるが勝ちって言ってたよ。」

モグラで地震予知?!

 11月16日(土)午後8時44分頃に千葉市を震源として震度4を記録する強めの地震がありました。我が家に設置してある地震計では震度3で最大エネルギーは20ガルでした。不思議なことに私の家の周辺に住み着いた(と思われる)モグラが2日程前に地面を至る所で掘り起こしていました。そしてこの強い地震が起きてびっくりです。


 こんなことが以前にもあったような記憶がありますが、記録をしていないので地震との関連性は不明です。しかしモグラが地面を掘り起こしてあんなに大暴れをしたのは久しぶりでした。モグラはナマズより地震の予知に使えるのかもしれません。


 またモグラが我が家で大暴れしたら、その理由は聞けませんが必ずお知らせします。 

笑い話 親の過剰な期待?

 「やっと二世が生れるんだって?」

 「うん、期待と不安が入り混じって複雑な心境。」

 「でも、子どもは可愛いよ!」

 「ありがとう。」

 「もう出産準備はOKなの?」

 「うん。まず銀のスプーンを買ったよ。」

政府の暴走を止めるにはみんなが投票所に行くしかない

 特定秘密保護法案に対して総務省の調査では国民の70%以上が反対しているようですが、自民党は11月中には衆院で強行的に採決する意向のようです。各方面から廃案に追い込もうとする活動も活発化していますが、結局は自民党は強引にでも成立させるでしょう。


 近頃の政府・自民党の暴走状態を見るとまさにこの法律の施行後の恐ろしさが実感として迫ってきます。私たちの政治への無関心がもたらしたいわばひとつの日本の危機です。次回の総選挙にはとにかく投票所に行きましょう。どの政党が与党になろうとも政府の暴走を止められるのは高投票率しかありません。

2013年11月16日土曜日

東京オリンピック景気で建設費の高騰が始まったが

 先日聞いた話ですが、ある大学が郊外から都心に施設を移転しようとして進めていた計画が頓挫したようです。その原因は2020年東京オリンピックにありました。当初の新施設建設計画は100億円でしたが、五輪開催が決定してからはどんどんと費用が膨らんで結局は150億円にもなってしまったようです。そのために移転計画は延期されました。


 これまでも東日本大震災復興の建設ラッシュで一部の資材や専門の職人さんの十分な手配が付かないと聞いてはいましたが、さらに五輪景気が重なって資材等が高騰したら当分は新築マンションなどの価格も上昇せざるを得ないでしょう。不動産市場が活況を呈し始めたのは消費税引き上げだけでなくてその気配を察してのことでしょうか。


 震災復興とオリンピック景気で建設業界が潤い、金融緩和による金融業界の業績向上は間違いなさそうです。ただオリンピック後には福島第一原発の廃炉計画が正念場を迎えていたり、団塊世代の後期高齢者への仲間入りが始まったりします。かつてのバブル崩壊の悪夢をオリンピック後に再び経験しないように心したいところです。

2013年11月15日金曜日

国民医療費の重さに潰される

 国民医療費の増加に歯止めがかかりません。発表された2011年度は総額38.5兆円となり過去最高を更新したようです。一人当たり年間約30万円の負担と言えます。今日の医療は医療費が増加する一方で夜間診療や急患などの受け入れ先が不足して地域医療が崩壊しつつあるのが大きな問題点です。


 この問題は無床一般診療所(入院施設のない開業医)と有床一般診療所の設置数の年次推移を見るとよく分かります。下記に示すように昔は開業医の約40%が一時的な入院や夜間急患を受け入れて地域医療を支えていましたが、いまでは稀な存在になってしまいました。


                 昭和50年       平成21年

 無床一般診療所       4.2万          8.9万

 有床一般診療所       2.5万          1.1万



 無床一般診療所とはビル診ともいわれて診療時間は平日の日中だけで医師は夜間や週末は自宅に帰ってしまいます。こうしたビル診の急増の弊害は大病院などの勤務医の過重負担としても表われています。私の知る医師は大学病院からビル診に転身しましたが、大学病院時代とは比較にならないほど楽になったと本音を漏らしていました。それで年収はグンと増えるのですからビル診の開業医が急増するのも仕方ありません。


 開業医に地域の基幹病院の診療に協力してもらったり、先進国のように安定期にある慢性病の一般診療や訪問診療はある一定の資格を満たす看護師にも許されれば、きっと今日の地域医療の窮状は少しは改善されるはずです。それが実現できないのはやはり医療が過剰診療や過剰処方の味を覚えてしまったからなのかもしれません。

2013年11月14日木曜日

笑い話 男の身勝手

恋の成就 早い方がいい

恋の破綻 やはり早い方がいい

キャロライン ケネディ駐日米大使

 ジョン F ケネディ米国大統領がダラスで暗殺されたのは私が中学生の時でした。私は子どもながらにテレビ画面にくぎづけでした。あの時の私に強烈な印象を与えたのが気丈夫に父の死に耐えているはずの娘のキャロラインさんとあどけなさの残る今は亡き息子ジョンさんの姿でした。


 私は再びテレビ画面で中年期を迎えたキャロラインさんの表情を見て、彼女は邪悪な世界からもっとも遠くにいる人だと直感的に思いました。彼女を見ていると自分も率直で誠実に生きたいと自然に思ってしまいます。最近の自民党の一部の女性議員から受ける醜悪な印象とはまるで次元の違う存在感をキャロラインさんに感じるのは私だけでしょうか。


 キャロラインさんの外交政治分野での経験不足を懸念する声があるようですが、そんなものはちっぽけな話です。今日の日本の独善と権謀術数に満ち満ちた政治の世界にもっとも必要なのは彼女のような純粋な存在感のある人なのですから。

見知らぬ人との会釈の効用

 昨日はある英文学の専門家と話をしていて西欧での会釈の習慣が話題になりました。ヨーロッパやアメリカでは一般的に見知らぬ人でもまともに視線が合うとお互いににっこり会釈をします。相手が同性だけでなく異性であっても同じです。また買い物をしてもレジで支払いをしたら客の方もありがとうと挨拶することも特別なことではありません。


 こうした欧米の見知らぬ人へのオープンな姿勢は私たちはなかなか見習えませんが、赤の他人でも最初は軽い会釈しかしなかったとしても3回も続くとどちらからともなく会話が始まるものです。こんな会釈の習慣からは普段とは違った意外な人間関係が生れてくるもので、私はそのお蔭でたくさんの楽しい記憶に恵まれました。


 特に外国に行って感じるのはまずは言葉の壁かもしれませんが、見知らぬ人への何気ない軽い会釈から思わぬ交流が生れて楽しい思い出話を作ってくれるはずです。

一日が楽しく始まる話

 私が利用する私鉄の駅前に天然にがり利用の手作り豆腐屋さんがあります。このお店は恐らく福祉施設で知恵遅れの人たちがたくさん働いています。午前中にはお店の前の歩道で数人が宣伝用のチラシ配りをしています。


 残念ながら通行人に差し出されるチラシをもらってあげる人をこれまで一度たりとも目撃したことがありません。毎日何時間も通行人に声を掛けてもみんな知らんぷりで通り過ぎて行くのでは辛すぎます。彼らがどこか違う感じがして避けたい気持になるのは分かりますが、知恵遅れではあっても私たちと同じ心の持ち主です。


 私はタイミングが合えば必ず受け取ることにしています。それで彼らの心がその日は少しでも軽くなってくれただろうと思うと自分の心までがほんのり軽くなるのを感じます。この共に感動する“共動”の気持をみんなで広げていけば、きっと私たちの社会は捨てたものではないと明るく感じられるようになるのではないでしょうか。

2013年11月13日水曜日

新著「ゼロ」のホリエモンさん もうひとつ「ゼロ」のお願い

 ホリエモンさんはメルマガの人気ぶりを見ても若者を中心にして今日でも絶大な人気と信頼を保持していてもはやアイドルと言えそうです。そんな堀江氏が「ゼロ」という著書を出版したついでに「原発ゼロ」を書いて小泉純一郎元首相と脱原発運動を推進してくれたら、日本は一気に変わるのではないでしょうか。

本気節の小泉純一郎元首相

 小泉純一郎元首相が即時脱原発を主張して精力的に活動しています。かつての原発推進派の小泉氏はフィンランドの核廃棄物最終処分場の見学を機に脱原発を考えるようになったと報道されています。


 恐らく他の政治家では絶対にできなかったであろう郵政改革を断行したあの突破力と国民を魅了したカリスマ性は天才的な才能です。そういう日本人離れした希有な能力が皮肉にも政界引退の決断をさせたのはかねがね誠に惜しいことだと思っていました。


 脱原発の決断は今がもっとも適切だとも小泉氏は強調していますが、イバラの道であろう脱原発も震災の記憶がまだ完全には風化していない今なら国民の理解を十分に得られるものと踏んでいるはずです。


 東日本大震災を契機に直ちに脱原発を決断した大国はドイツしかありません。そのドイツが総発電量の2/3以上を原発に依存するフランスから電力購入するのは自己矛盾だと非難されています。しかし、むしろ技術先進国ドイツが脱原発で先行して新しいエネルギー国家の姿を世界に提示する意味は自己矛盾の非難など取るに足らないものです。


 先日のフィリピンを襲ったモンスター台風などを見ても世界は地球温暖化を少しでも緩和する新しいエネルギー社会を目指さなければ未来はなさそうです。そういう厳しい環境の中でもし技術先進国日本もドイツと並んで脱原発社会を目指せればきっと世界に希望の灯がともされるような気がしてなりません。

2013年11月12日火曜日

何かおかしなNHK 年寄りは肉食べろキャンンペーン

 まさかTPP参加を見越して肉の消費の少ない高齢者をターゲットにした肉消費推進運動ではないでしょうが、NHKクローズアップ現代(11月12日放送)の年寄りはたんぱく質不足を補うために肉食べろ運動というのにはいろいろな疑問を感じます。


 不思議に思うのはたんぱく質の摂取不足を補うのならば何も肉にこだわる必要はありません。価格だけから言えば卵が筆頭です。一個の中玉の卵は中身だけなら50グラムです。スーパーでは10個で180円くらいですから、150円/100gの豚肉と比較すれば1/4の価格です。またたんぱく質だけではなくて脂肪の摂取源とも考えるならば肉に偏ることなく、卵はもちろんのこと魚や豆類なども食べる方が好ましいはずです。


 肉の摂取と長寿との関係も無理やりくっつけた感じがしました。例えば肉とは無縁のはずの高僧には長寿者が多い理由は解明されていません。また沖縄の女性の平均寿命は今日では日本一ではありませんが、相変わらず第3位に留まって頑張っています。食生活と長寿との関係を説明するには戦後の沖縄の女性の食生活がどうであったか精査してみる必要があり、それなくして結論付けることは軽率すぎると考えます。


 NHKが今回の番組をどのような意図で製作したのかは知る由もありませんが、何となく裏事情を探りたくなるようなかなり強引な内容でした。

ストーカー殺人事件

 痛ましいストーカー殺人事件が後を絶ちません。私は男女関係のもつれによる殺人事件といえばまず無理心中を思い浮かべます。自分を捨てた憎い相手を殺して自分も死ぬ。ここが無理心中とストーカー殺人の大きな相違点です。


 ストーカーは一般的に拒絶への過敏な反応が見られると言われます。最近のストーカー殺人事件でも関係が破綻して凶行に及んだ例があります。また被愛妄想もあるとされ、これは自分が好かれている、愛されているという強い根拠のない思い込みです。こうした過剰な感情が絡み合って付きまとい行動の引き金が引かれます。


 私たちは普通は相手の気持に思いが及んで直接的な行動に出るのは踏みとどまりますが、ストーカーはとことん拒絶を拒絶して抑制が効きません。相手の拒絶と自分の拒絶の相克は普通ならば相手の存在を肯定することによってバランスがとられるものですが、それができないところがストーカーの特徴だと言えそうです。

有人宇宙飛行 もういいんじゃないでしょうか

 若田光一さんが11月7日に半年間の宇宙滞在をするためにカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から旅立ちました。地球周回の有人宇宙飛行はもはや時代遅れとなってしまったのにどうしてロシアのロケットを借用してまで有人飛行に固執するのでしょうか。


 それは2008年打ち上げの国際宇宙ステーションで最大規模の日本実験棟「きぼう」の建設関連で莫大な費用(恐らく一兆円近いか?)を掛けたために日本人の有人宇宙飛行はいまさら止められないという裏事情があるからでしょう。残念ながらこの実験棟はすでに旧式過ぎて使い物にならないとも言われます。


 アメリカは2030年代に火星への有人宇宙飛行を計画しています。アメリカのような壮大な人類の夢を実現させる技術力があればいいのですが、日本は無人の火星探査さえもいまだ成功していません。先ごろインドが火星探査機を打ち上げましたが成功すれば米欧ロに続いて世界で四番目の成功国となります。


 日本の宇宙開発事業は原発と同じように国家プロジェクトとしてコスト高を無視して進められてきました。このままいけば原発事業と同じ道を辿る可能性が高いでしょう。金食い虫の宇宙開発事業をここでしっかり見直して、はやぶさのようなもっと地道な事業に資源を集中したらどうでしょうか。

2013年11月11日月曜日

潰しの効く仕事

 ハローワークに行ってみて分かるのが経理とパソコンの能力が揃っていれば満60歳を超えても仕事にありつけそうだということです。私のような元教員などというのはもっとも潰しの効かない職業です。


 お隣さんと立ち話になって意見が一致したのがこの経理とパソコンの能力の重要性です。経理がしっかりしていなくてはまともなビジネスはできませんし、税務は絶対に欠かせないビジネス要素でもあります。


 経済学や経営学を学ぶ若い人たちも在学中に是非とも経理とパソコンの勉学に励んでください。特に人付き合いの苦手な人、内向的な人は絶対に自信になると思います。

2013年11月10日日曜日

放射性物質 “検出せず” とういうのも一種の偽装です

 食料品や飲料水の放射性物質の測定で “検出せず” という表現が使われていますが、これは測定器の性能上の限界から放射性物質がどのくらいあるか分からないという意味であって、汚染されていないということをいっているわけではありません。

 

 短時間で測定できないのならばもっと時間を掛けてじっくり測定すればいいように思われますが、残念ながら放射線測定器の場合にはそうはいかないのが難しいところです。なぜならば度が弱過ぎる眼鏡(性能の低い測定器)を使ってゆっくり新聞を読もうとしても余計に疲れる(誤差が大きくなる)だけで読めない(測定できない)ことに変わりはないのと同じです。

 

  いつから“検出せず”という紛らわしい表現が一般化したのかは定かではありませんが、この表現を許しておくと近頃の流行の “誤表示” のような偽装行為が蔓延しそうで心配です。なぜならば “検出せず” を連発して安心を売るためには故意に安くて性能の悪い測定器を使えばいいだけのことでもあるからです。


 高性能の測定器といい加減な測定器とではどちらに需要があるかと言えば圧倒的に性能の低い測定器の方に軍杯が上がります。私が信頼する食品用超高性能放射能測定器i-FKR508が商業用には今ひとつ需要が伸びないのはこういう理由もあるのかなと思っています。

2013年11月9日土曜日

民主党政権はあだ花だったのだろうか

 一昨年の東日本大地震の翌日3月12日から連続して福島第一原発で水素爆発が起きた時に、東電本社では一時的であれ現場から人員撤退が検討されたと言われます。その時に当時の首相管直人衆院議員が絶対に撤退は許さないと東電本社に怒鳴り込みました。この元首相の過激な行動に世の中の批判が集中しましたが、今日ではそのことについて再評価の必要がありそうです。


 今日の自民党政府と東電の関係は蜜月状態にあり、なし崩し的に事故処理への国費投入と原発再稼働が官民一体となって推進され既定路線化しています。また人類史上で類を見ない原発事故を起こした私企業が今年の第2四半期には経常利益1417億円の黒字を計上しました。こうした事実や当時の役員らの華麗な転身を知ると東電の政治力や産業界における支配力の巨大さに改めて驚愕します。


 政権復帰後の自民党の原発関連の動きを見ていると、もし自民党が当時の政権の座にあったら福島第一原発は東電の意のままに放棄されていただろうと思われてなりません。自民党の首相が東電本社に怒鳴りこみをするなどとはとても考えられないからです。民主党政権は何も残さぬあだ花だったように思われましたが、どっこい実際には日本の一大危機に咲いた一夜で萎む月下美人のような超大輪の花だったのかもしれません。

福島第一原発は江戸時代の女郎屋か?

 東電は福島第一原発の現場作業員の日当を一万円増額することを決めました。東電の実際の支払いは日当10万円と噂されますが、実際に作業員に渡るのはネットの求人広告をみると8000円から15000円のようです。まさに江戸時代の女郎屋よりヒドイ話です。

 日当を増額する前にこういう不条理な実態にメスをいれて待遇改善をすべきですが、政府も東電もまったく手が出せません。これまでお金で地元住民を懐柔してきてやましいことがたくさんあるのを暴露されるのが怖くてできないのでしょう。原発はブラックビジネスの典型というか日本の恥部を丸飲みしている恐ろしい世界のように思われてなりません。

笑い話 高級官僚の同期会

 出世頭A 「今は毎日が優雅な日曜日。」

 出世頭B 「僕はハワイ移住してゴルフ三昧。」

 出世頭C 「僕は天下り理事長で新聞読んでるのが仕事。」

 正直者  「僕はやっと退職金もらった。」

 一同     「オーイ、それ何回目?」

2013年11月8日金曜日

子どもの権利条約を知ろう

 韓国では大学入学統一試験が行われました。テレビで見ると日本の厳しい入試風景と変わらない様子で何となく悲壮感を感じさせます。


 私の街の駅前には小学生対象の全国規模の学習塾があります。週末は朝8時頃から子どもたちが集まりだしますし、平日の夕方は9時頃になると親がたくさんお迎えにきています。こんな様子を目撃すると、大人が勝手に大人社会の道理を押しつけて伸び伸びとした生活環境を子どもたちから奪ってしまっているように思われてなりません。


 国連の子ども(日本国政府は児童と訳しています)の権利条約の前文では、子どもは、完全かつ調和のとれた人格の発達のために、家庭では幸福、愛情そして理解ある環境の中で成長するものである、と宣言されています。そして第31条では、子どもの休息及び余暇についての権利が認められています。


 子どもはひとりひとりがそれぞれに固有の成長の可能性を秘めており、その成長のためには様々な子どもたちが自由に交流できるゆるやかな環境がなければなりません。今日の日本や韓国のような、現実から剥離された応用の効かない知識の詰め込み競争をさせる偏差値崇拝の社会は変わらなければならないのではないでしょうか。

2013年11月7日木曜日

笑い話 キヌはキヌでも

「あんた見慣れないわね。いったい誰?」
「おれ、里山に住むタヌキ。」
「ああ、いろいろと化けて相手をだます姑息な奴ね。」
「それ濡れ“衣”。」
「ウッソ。たんたんタヌキの〇〇は風に吹かれてって言うでしょ。あんた“服”着たことあるの?」

2013年11月5日火曜日

千葉県でPM2.5による高濃度汚染

 千葉県市原市でPM2.5測定値が国の暫定指針値(70マイクログラム/日)を超えたと発表されました。これまでは中国から飛来するなどと大騒ぎでしたが、足元の国内汚染の実態も容易ならざるものであることが分かります。中国バッシングに悪乗りしていたマスコミが国内汚染について正直に報道するようになるか見ものです。


 地道に測定すれば国内でも至る所で日常的に高濃度汚染が存在することが明らかになるでしょうが、千葉県大気保全課は「発生メカニズムは解明されていない点が多く、原因は不明」(東京新聞11月5日朝刊から引用)と言っているようです。専門家がそんな見え見えのウソをついてはいけません。アメリカには多数の論文があることくらいご存知のはずです。


 PM2.5に関しては、時間があったら3月8,10,13日の私のブログも参考になさってください。

アメリカには絶対に作れない車

 アメリカはTPP交渉で軽自動車の自動車税が安過ぎると主張して引き上げを迫っているようです。アメリカはなぜこれほどまでに軽自動車を目の敵にするのでしょうか。もし、アメリカにとって軽自動車が取るに足らない存在であればこれほど強硬な姿勢は見せないはずです。


 日本の軽自動車産業は米国製大型二輪車ハーレーダヴィッドソンの半分の排気量660ccという小さなエンジンでスポーツカーからダンプカーそして四駆まで製造してしまいます。手入れさえ怠らなければ走行距離20万キロを超えてもまったく問題ありません。私の友人は30万キロに到達しようという古い軽自動車で毎週高速道路を往復400キロを走りますがトラブルは皆無のようです。


 本当はアメリカの自動車産業にとってはトヨタのレクサスよりも軽自動車の方がよほど大きな脅威なのです。これからは資源の無駄使いは許されず、車重800㎏の軽自動車と2000㎏のアメ車ではエコの面でもまったく勝負になりません。ただし脅威であってもアメリカ人は乗りたいとは思わないでしょう。だから、余計にTPP交渉を利用して一気に潰してしまえとなるのだと思います。

楽天三木谷社長とソフトバンク孫社長 単なる偶然のいたずらか

 楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球日本一に輝きましたが、楽天の会長兼社長三木谷浩史氏は実業界の若手のホープです。またソフトバンクの社長孫正義氏はやはり実業界の気鋭の若手経営者です。共にアメリカで高等教育を受けた経験を生かしてビジネス手法もまさに開放的なアメリカ型です。この手法は知識をオープンにして消費者に利用してもらって共に利益を享受しようという共存共栄型といえそうです。


 対照的なのがユニクロとワタミです。ユニクロの柳井正会長はアパレル業界の寵児です。またワタミ創業者渡邊美樹氏は苦労人で実業家から参院議員となって政治家の道に執念を見せて活躍しています。彼らのビジネス手法は店舗展開で押すいわば和風の家元型です。これは伝統の知識を家元が独占して価値を維持しながら師範という弟子の数を増やして利益を確保する独占秘匿型といえます。


 楽天やソフトバンクは既存社会を作り替える言わば再開発指向、ユニクロとワタミは既存社会のニーズを自分に取り込む征服独占指向と見ることもできます。楽天やソフトバンクは瀕死のパリーグを躍動感に満ちたパリーグに変身させてくれました。この事実を見ると私には再開発指向ビジネスは新しい繁栄を社会にもたらす善良性を本質的に内包しているように思われてなりません。

 

 日本も今後は国家が頭に座る家元型から国家も国民も共に繁栄する共存共栄型に変わらなければなりません。そんな時期に国家情報をどんどんオープンにするどころか法律を作って秘匿しようなどと考えていては、日本はセリーグのように凋落の路を進むことになりかねません。

2013年11月4日月曜日

笑い話 ホント?

「ウサギさん、ウサギさん。あなたのシッポはどうして真ん丸で真っ白なの?」

「お月様でお餅をつきすぎて食べ切れずに持ち帰ったの。」

笑い話 それぞれの慰め方

楽天ファン 「ヤッター、日本一!マー君最高 !」

巨人ファン 「東北のみなさんにおめでとう!」

楽天ファン 「ありがとう。君たちはまた来年にチャンスがあるからね。」

巨人ファン 「ウン。君たちは今年というワンチャンスをよくものにしたよ。」

2013年11月3日日曜日

日本の家族という絶対的モラル

 自民党のある議員は婚外子について否定的な発言をしていました。先進国の婚外子の割合は、フランス55%、イギリス47%、アメリカ41%、ドイツ34%だそうです。一方で日本は2.5%にとどまっていて、彼はこの事実を日本の(誇るべき)特性であると語りました。日本でも性の解放の波は確実に押し寄せてきていて西欧並みになっているのに、なぜこんなに低いのでしょうか。


 ひとつには日本では闇の堕胎が簡単にできるという “特性” があります。もう一つは建前の社会の “特性” です。日本ではいったん婚外子というレッテルを貼られてしまったら、その母子には様々な差別と社会的虐待が死ぬまで続きます。そんな地獄のような生活の苦痛に比べたら、堕胎でケリをつける良心の痛みくらいはたいしたものではなくなります。


 かの自民党議員が“ちゃんとした家族”、“ちゃんとした子ども”と表現したように、日本では古い価値観に従ってちゃんとしていないと市民として平等に扱ってもらえません。時代遅れの建前が優先する社会は変わらなければなりませんが、自民党の古い家族観への強い執念をみると、とてもそんな状況にはありません。

 

 日本の異常に低い婚外子の割合は日本の誇るべき“特性”ではなくて、古い家族観が絶対的モラルになってしまった社会が生を与えられた新しい命を闇に葬ってしまっている恥ずべき事実の証明です。

ちゃんとした家族、ちゃんとした子どもというのはちゃんとした考え方か

 西田昌史自民党副幹事長はフジテレビでの婚外子の相続の討論で、ちゃんとした家族、ちゃんとした子どもという表現で日本の伝統的家族像の重要性を語っていました。

 西田議員の語るちゃんとした家族とは、夫と妻がいて、夫の家系が代々引き継がれていくもののようです。また夫婦別姓ではお墓は守れないから認める訳にはいかないという考えでした。そして婚外子が50%に迫る西欧先進国と比較して日本では2.5%に過ぎない事実こそは、日本の特性であって破壊してはいけないとも主張していました。

 西田議員の発言でもっとも気になったのは、裁判所は国民の代表ではなくて、国会だけが国民の代表である、今回の最高裁の婚外子の判決は例外的なものであって、一般化して日本の家族制度を崩してはならないというような趣旨の部分です。

 最高裁の判決さえも自分勝手な解釈で都合良く始末をつけようする独善的な思い込みと傲慢が、国会を動かしているという事実を知って恐ろしくなりました。

2013年11月2日土曜日

山本太郎参院議員は辞任すべきか

 山本参院議員の手紙手渡し事件から、国会内では辞任要求の大合唱です。山本議員の行為は確かに憲法の意図するところを危うくするものと解釈できますから辞任要求が出てくるのも致し方ないでしょう。しかし、もう少し事態を精査してみなければその妥当性は分かりません。


 山本議員の行動には深い政治的な意図が隠されていたとはどうしても思われません。一方で頑なに辞任要求を主張する人たちには、山本議員という“異物”をここで一気に排除したいという意識が見え見えであり、この方がよほど天皇陛下の政治利用だともいえそうです。また、そういう自分たちのやましさを幾分なりとも自覚できる人たちであればこれほどの騒ぎにはしなかったでしょう。


 私たちの記憶の中では福島の原発事故は確実に過去のものになりつつあります。そして私たちは原発事故現場の日に日に深まる深刻さからは眼を背けて、むしろ意識はオリンピック騒ぎの方に傾いてきております。こうした悲しい現実を前にして座視していられなかったのが山本議員だったとしたら、私たちは彼に辞任しろと詰め寄る資格があるのでしょうか。

笑い話 腐っても鯛

「おまえ見たことないネコだなー。」
「あんたいったい誰?」
「おれ、血統書付きのイヌ。」
「捨てられたことないの?」
「おれ、お金になるから。」

2013年11月1日金曜日

山本太郎参院議員騒動と天皇陛下

 山本太郎参院議員が秋の園遊会の場で天皇陛下に私信を直接手渡したと報道されています。福島の原発事故現場の労働者の窮状を知ってもらいたかったようで気持は分かりますが、明らかに国会議員のすることではありません。

 国民は天皇陛下を政治的な問題に巻き込むことは絶対に許されません。なぜならば天皇陛下は憲法第4条で国政に関する機能を有しないとされているからです。また天皇陛下は戸籍法の対象外ですので選挙権・被選挙権もありませんから政治に参加する法的手段を持っていません。天皇陛下は国民主権という基盤に支えられた国家の象徴たる所以がこの辺りから具体的に理解することができます。

 つまり天皇陛下が政治的な意見や考えを決して表明なさらないのは国家の象徴であるからといえるでしょう。それゆえに国会議員たる者は天皇陛下の象徴性を揺るがすような行為は絶対にしてはならないということになります。国会議員の中には今回の件を礼儀の問題として語る人たちもいますが、少しお粗末な主張と言えそうで、安易な辞任要求はむしろ山本議員の行為より危険です。