小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年9月10日水曜日

円安の進行下での東証の行方を予測する

 東証の先行きを占うにはユニクロの株価を指標にするとよさそうです。最近のユニクロ株は、32000円の水準に近づくと戻り歩調となり、35000円が射程圏内に入ると押し戻されるというボックス相場を続けています。ただ高値の水準を切り下げてきていて、そろそろ32000円維持も危ないかと思っていたら、絶妙のタイミングで社長の売上高2.5兆円目標発言が飛び出しました。

 

 社長コメントでは、2017年8月期に売上高を現在のおよそ2.5倍の2.5兆円にして、営業利益4000億円を目指したいということのようです。2014年8月期の営業利益と比較すると約2.7倍に相当します。1株純利益は現在の735円から2020円になる計算です。ここから予想される3年後の配当金額からユニクロ株はどのくらいの水準が期待できるかを考えてみました。

 

 今日の配当性向と同じ条件で計算すれば2017年の年間配当金は824円と推定されます。これを2.5%の配当利回りで考えると株価は約32000円が妥当だと考えられ、今日のユニクロ株の安値水準に相当します。現在の株価水準を安いとみるか高いと見るかは意見が分かれるところですが、伸びきった株価は悪材料に影響されやすいということを忘れてはなりません。

 

 私の予測では過去の高値超えは至難の業でしょうが、28000円を大きく下回ることもないと考えます。つまり現在の状況では32000前後で買って33000円を超えてきたら売るか、34000円を超えたら空売りして32000円あたりで買い戻すという投資を繰り返すことも一策でしょう。ただし、売買には最低でも320万円以上の資金が必要ですから、投資銘柄としてはリスク面からはどうなのでしょうか。


 このように東証の指標的銘柄のユニクロ株が先行きは頭打ちになると考えると、今後の他の銘柄への投資も選別感をもってしなければなりません。万が一にも米ドルが9月中に110円水準に乗ってくるようだと、これは一大事で日本経済危うしですが、ADR関連銘柄に関しては円安分だけ上昇しても不思議ではありません。ユニクロ株でいえば35000円の上値が38000円どころになるという計算も成り立ちます。