小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年11月28日金曜日

レースは文化なり

 ホンダは来シーズンから自動車レースの最高峰のひとつであるF1にエンジン供給という形で復帰します。ホンダが日本企業として初めてF1に参戦したのが1964年でした。1年後に初勝利という大金星を上げましたが、結局は5年間の挑戦で優勝は2回でした。


 ホンダのF1黄金期は二度目の挑戦となる1983~1992年までの10年間でした。特に1988年は16戦中15勝という圧倒的な強さを見せてホンダエンジンの伝説が始まりました。しかし、バブルが崩壊すると通算69勝しながらもさっさと撤退してしまいました。この黄金期にホンダを背負った天才ドライバーがあの故アイルトンセナでした。


 そしてホンダの三度目の挑戦はバブル不況から癒えた2000~2008年の8年間でした。ホンダの再登場はあまり歓迎されていなかったのか、この間には1勝しかできませんでした。そしてアメリカのサブプライムローンの崩壊による金融危機が始まるとまた撤退してしまいました。


 このようにホンダのF1レースからの撤退にはいつも不景気が関係しておりました。ホンダにとってはF1レースはホンダの成長を支えてくれた大切な牧場だったはずですが、都合が悪くなると逃げ出し、都合が付けばまた帰ってくるということを繰り返してきました。これでは外様扱いしかされません。


 豊かな牧場も放置すれば荒れ果てて使い物にならなくなります。ホンダが不在の間も、お金のかかるF1レースを守ったのはやはり不況に喘いでいたはずのヨーロッパの自動車業界でした。今回の挑戦では、F1レースは大切な文化だ、という認識をもって辛抱強く戦ってください。応援してます。