小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年11月24日月曜日

日本女性の官能美の最高傑作

 新宿中村屋本店が新築されて中村屋サロン美術館が誕生しました。新宿駅に直結するところにあり入場料も300円と極めて良心的です。


 美術館には重要文化財指定の大型ブロンズ像「女」(荻原守衛ー碌山作)が展示されています。このブロンズ像には、戦前タイプの日本女性の肉体を官能的に見せる最高の演出が施されています。ミロのビーナスに代表されるギリシャ彫刻の美の普遍性とは違った趣があって一見に値します。


 「女」のモデルは、顔を少し仰向けにして突き出した顎の隆起が強いアクセントとなっていて平面的な顔の作りをまったく感じさせません。また、仰向けの姿勢のまま腰を引いて胸を突き出しているため、自ずと乳房の存在感が強調されています。そして視線を下げると跪いたモデルの右の大腿部が見る者に迫ってきて、短いはずの下半身をまったく意識させません。


 この彫像は、立像では表現しえない日本女性の官能美を追求したひとつの必然の結果であると言っても過言ではありません。