小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年11月8日土曜日

2世議員と地元民の市民意識の低さ

 自民党の小渕優子議員は関連政治団体の政治資金収支報告書の問題で辞任に追い込まれました。本人は東京で生まれも育って群馬の選挙区とは直接的な縁はないのに、父親の地盤看板を安易に引き継いだ2世議員の矛盾の一端がうかがえる事件といえそうです。


 私たち日本国籍を有する人間をひとくくりにするには国民という言葉があります。国民というのはいわば国家主体の上から目線の意味合いが付きまといます。ですから我々が国家に与えられている権利は国民の権利といい、国家から号令がかかったものは国民運動と言うのが普通です。そうしてみると国民というのは文字通りに国家があってこその民ということになりそうです。


 一方で市民というのは私たちが国家から独立して政治的主体として主張する国家構成員として語られる場合に使われるようです。例えば我々が国家に対して何かを主体的に働きかけていく場合には市民運動と言いますが、一般的には国民運動とは言いません。また国家を優先する保守系政治家が私たちに呼びかけるには市民のみなさんとは言いません。


 今回の小渕優子議員の辞任劇を見ると、2世議員の本質は地元民優先で国民不在であることがよく分かりますが、残念ながらこの地元の有権者の多くが現代の市民の資格に値しないことが最大の問題ではないでしょうか。