小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年11月20日木曜日

パリのチョコレート屋のおばあちゃん

 これがチョコレートの正しい食べ方などと言えるものがあるのかどうか知りませんが、私がパリに住んでいた時に聞いた古いチョコレート屋のおばーちゃんの話を紹介します。


 このお店はいわばパリのすずらん通りみたいなところにある間口が3メートル奥行き2メートルほどの小さなもので、お店の塗装もいつ最後にしたのかわからないような佇まいでした。私は周りの高級店とのアンバランスな風情に惹かれて中に入ったら、出てきたおばあちゃんと話が弾んでしまいました。


 彼女の話では、チョコレートには生クリームたっぷりのソフトタイプとそうでないハードタイプの2種類があって、ハードタイプのものは飴のようになめ回して、じわりじわりと湧いてくるカカオの味を楽しむのがいいということでした。一方でソフトタイプのものはチーズのように噛んで、口の中に一気に広がる甘味と滑らかな食感を楽しむのもありだということでした。


 確かに子どもの頃に食べたチョコレートはみな硬くて、塊が口の中で溶け始めるまでは紙を食べているような無粋な感じだったことを思い出します。近頃はチョコレートも高級路線ばかりで超ソフトタイプが主流になっていますが、そうでないクラシックな高級チョコレートも時には楽しんでみてください。