小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年3月17日月曜日

理系人と文系人の違い

 私は理系人と文系人との違いが具体的にはよく分かりませんでしたが、最近になって理系人の私が感じる文系人との違いのひとつは観察力にあるように思われてきました。


 例えば、ある実験のデータを基にして何らかの新しい事実を知ろうとするには優れた観察力が求められます。もちろん他人がしたことを真似るだけのことならば経験を積むだけで済みますが、それ以上の高みを望むとなると経験だけでは優秀な研究者にはなれません。


 アレキサンダーフレミング(英国)が青カビが作るペニシリンを発見したのも彼の鋭い観察力のなせる技でした。実験中に混入した邪魔ものの青カビの周りには細菌が繁殖していないことに気づいて世紀の大発見がなされました。凡庸な研究者であれば実験を台無しにした青カビの付着した実験皿を恨んで洗い流してしまったことでしょう。


 一方で文系人の優れたところは思考力にありそうです。しかし、これは事実や現実から簡単に遊離して自己満足の世界の虜になりやすいものです。文系人が圧倒的に多い今日の世界の問題点はこのあたりにもあるのではないでしょうか。気付きに通じる観察力を大切にしたいものです。