太陽系はこの先50億年ほどすれば太陽が巨大化して消滅するようです。ドラエモンでも分からないようなそんな先の先の話をするつもりは毛頭ありません。身近な地震と原発のことについて考えてみたいだけです。
日本列島は北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレートそしてフィリピン海プレートという4枚の地球の薄皮の境界面に接触していて、これらの薄皮は一定方向に休みなく移動し続けております。日本近辺ではこれらの薄皮が常におしくらまんじゅうをしていて、その結果として境界面付近でおこる地震を免れることはできません。
アメリカ合衆国を見てみますと、西海岸は太平洋プレートと北アメリカプレートの境界面に接触しているため、やはり日本と同じように巨大地震に見舞われます。しかし東海岸は北アメリカプレートという薄皮の上にどっかりと乗っかっていて境界面とは無縁ですから巨大地震はおこりません。
そんな知識をもってアメリカ合衆国の原発の立地を見てみますと、いくつかの例外を除いてすべて地層の安定した東海岸寄りにあることがわかります。アメリカは世界一の原発大国(日本は3番目)ですが、その原発建設は用意周到かつとても冷静な判断のもとに推進されたことが想像できます。
ぜひ皆さんもインターネットを使ってアメリカの原発の分布図を調べてみてください。きっと日本の無節操な原発政策について考えさせられることがあると思います。