私はアメリカやフランスやドイツのオークションサイトをたびたび見ます。私の大切な娯楽の一つです。日本でも数々のオークションサイトが開設されていますが、その内容はこれらの国々のものと比較するとあまりにも様相を異にしていて初めは大きなショックを受けます。
これらの国々のオークションサイトでは過去の落札データなどが簡単に入手できます。出品商品の映像も規定のフォーマットで作成されているのかみな統一感があり高品質でほとんど文句のつけようがありません。
例えばアメリカのオークションサイトでは、アメリカ国内だけを意識しているのではなくて世界中の人々が応札することを前提に綿密に情報が構成されています。このようにオークションサイトひとつを見ても日本はグローバル化の波にかなり乗り遅れていることがよくわかります。
ひとつの国家が言語のバリアーに守られて社会の価値観が囲い込まれて聖域化してしまいますと、外国を知る人にはその社会の閉鎖性や独善性が色々な方面で見えてきます。国民がみな十分な英語力を身につけることは難しいでしょうが、社会がオープンになり国際標準化するためには英語が通用する社会になる必要がありそうです。
ついでですが外国のオークションサイトへのアクセスや参加は十分に気をつけてください。意志がないのに誤って応札してしまったりパソコンの誤作動で自分の情報が流れたりして思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があります。