就活で悩まされるのがおそらくエントリーシートの作成でしょう。書き方として採用を勝ち取れる極意らしきものがあればいいのですが、そんな魔法の道具などあろうはずがありません。
でもここでこのブログを通り過ぎるのはやめてしばらく付き合ってください。役に立つかどうかは分かりませんがヒントくらいはあります。
それは名前を書き忘れて提出しても思い出してもらえるような内容のものを書くことです。つまりエントリーシートを読んだ人が名前を見なくても、あのエントリーシートのあの人か!と一読して鮮明に記憶してくれるような『個別化できる情報』を数行で盛り込むことです。単に真面目な人とか礼儀正しい人などという『類型化にしか役立たない情報』はなるべく少なくするといいと思います。
特に文系出身の人たちは理系の人たちのように何か特徴のある実験や観察を体験するわけではありませんから、初めからこの点では分が悪いのは明らかです。
実験のために100日間ネズミの世話で毎日キャンパスに通って自分だけしか知らない優れた観察結果を盛り込めれば、実験の成果はそれほどでなくても注目されるはずです。では文系の人はどうしたらいいのでしょうか。
例えばアルバイト先の売り上げ高分析とか経時的な客層分析とか経費削減対策の企画実践結果分析など可能ではないでしょうか。皿洗いをしていてもどんな食べ物が残されやすいかくらいは観察できるはずです。
アルバイトをルーチンとしてただ漫然とやるのではなく、自分の個別化につながる視点をもって一生懸命に働いていれば、そのうちに観察力が自然に養われてきっと自己アピールにつながる情報が見つかることでしょう。