先週図書館に届いたドイツの代表的週刊誌 DER SPIEGEL の日本に関連する記事を読んでみました。安倍内閣の発足をかなり厳しい視線で見ていることが読みとれます。
一方でアメリカの代表的週刊誌 TIME は当の安倍内閣を経済面から評してパラシュートをつけないスカイダイビングというような表現が見えました。しかし DER SPIEGEL 誌はあえて安倍内閣の政治姿勢について言及して右傾化を懸念する内容でした。どちらにしても残念ながらともに楽観的な評価ではありませんでした。
私はドイツのノーベル賞作家ハインリヒ ベルの作品が大好きです。なかでも悲惨な戦争の過去を鋭く直視しています。そして軽いユーモアに満ちた物語からはかえって戦争への強い怨念がひしひしと感じ取れます。
こんなことからもドイツは第二次世界大戦に負けて民主国家として大きく成長したんだという印象を持ちます。そんなドイツに心配される今日の日本についてどう考えたらいいのでしょうか。