小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年7月31日金曜日

東京オリンピックエンブレム事件

 東京オリンピックのエンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴマークに酷似していると言われます。日本の作者はあくまでも創作であると主張していますが、ベルギーの作者は盗作だと言って譲る気配はありません。


 人間、動物、静物や風景などの具象画を描けばどこか似てしまう偶然もあるでしょうが、創造力に大きく頼るエンブレムのデザインで二つの作品が酷似するなどということは常識的には考えられません。


 東京オリンピックは新国立競技場だけでなくエンブレムでもケチがついてしまった感じですが、矛盾を直視せずに権力を使って強行突破する最近の日本の風通しの悪さは今回の騒動でもは否めません。

厚労省推奨 内視鏡胃がん検査の新たなリスク

 来年度から自治体の健康診査に胃がんのX線透視造影検査に加えて内視鏡検査が選択できることになるようです。

 

 しかし、胃がんの内視鏡検査に熟達した医師の数は多くはありません。一気に膨らむであろう内視鏡検査需要に対応できなければ粗雑な検査が増えかねません。厚労省には専門医の養成に積極的に取り組んでもらいたいです。

2015年7月30日木曜日

笑い話 お化け屋敷

「彼女とお化け屋敷に行ってきた。」

「彼女は抱き着いてきたか?」

「うん。キャーキャー大変だった。」

「手さえ握らせてもらえなかったのだからよかったね。」

「でも、お化粧崩れの彼女にはゾッとしたよ。あんな顔だったとは...」

日本とドイツ

 東芝の不正会計の根っ子部分には原発分野の世界的リーダーだったウエスティングハウス社の巨額買収が思惑外れになったことがあるようです。斜陽産業化した原発に突っ込む世界戦略には無理がありました。


 またトヨタは自動車販売台数でフォルクスワーゲンに世界一の座を明け渡しました。ここで気になるのが、フォルクスワーゲンの販売台数の推移はキレイなカーブを描いて増加の一途を辿っていますが、トヨタの変化は凸凹が目立つことです。


 東芝やトヨタという日本が誇る世界的優良企業の戦略に何か足らないものがありそうな気がして心配です。

2015年7月28日火曜日

アメリカが指摘 日本は人身売買送り先

 これは米国務省の人身売買実態年次報告に明記された言葉です。アジア諸国における日本語留学熱は円安効果で昔の人気が戻ってきました。活況を呈する日本語学校は想像を絶する高値で売買される事例も出てきました。しかし、その裏には大きな人権問題が潜んでいます。


 日本語留学の実態は現地で大きな借金をして来日し、日本でバイトをしながら返済するケースが多いと思われます。いわば自分の身と家族を担保に資金を借りて日本で一攫千金を狙う若者の夢を食っているのです。技能研修制度でも状況は同じです。日本語習得料と研修企業紹介料を支払うために本国で大きな借金をしますから、技能習得とは程遠い劣悪な労働環境に置かれても逃げ出せません。


 このように日本の留学や技能研修制度は、故国で作った大きな借金を人質にして日本で安価に労働させる仕組みになっています。こうした日本の実態が一向に改善されないことを米国務省は問題視しているようです。

2015年7月26日日曜日

日本人とアメリカ人

 中日ドラゴンズの谷繁元信捕手がプロ野球最多出場新記録3018試合を達成しました。谷繁捕手は道具類の手入れを済ませないと試合後インタビューに応じないそうです。


 日本のプロ野球界では道具類の手入れはプロの身だしなみなのでしょう。それで必ずしも一流人になれるわけではありませんが、毎日の道具類の手入れで選手としての自覚が強化されるという効用はあるかもしれません。


 イチローも道具を大切にして念入りな手入れを決して怠りません。しかしアメリカではイチローに続こうという大リーガーは出てきません。それこそが自由と個人を最大限に尊重するアメリカらしさと言えるのかもしれません。

2015年7月25日土曜日

池上彰先生 自衛戦争って何ですか

 池上彰さんの「そうだったのか。そもそも戦争とはSP」(テレビ朝日、7月24日)では、太平洋戦争は自衛戦争だったとも取れる内容でした。しかし、自衛戦争とは国民の生活を守るための最後の手段でなければなりません。


 日本が軍部の暴走から平和国家としてのかじ取りを見失って国際社会にそっぽを向かれたからといって、戦争で挑むなどというのは自衛ではありません。さらに言えば勝てる見込みのないアメリカを相手にしては自衛の論理は成り立たず自滅です。

ドイツは後方支援で多数の死者

 ドイツのアフガン戦争に対する後方支援では、ドイツ軍は幾度か激しい戦闘に巻き込まれて結局は55名に上る若者の命が失われました。お金しか出さないと非難挑発されて前のめりになった結果です。


 私がドイツにいたころにはまだ兵役があって、学生の中には入隊体験者もいました。そんな身近な仲間が戦争で死ぬなどということを想像するだけでも胸が苦しくなります。


 日本も集団的自衛権の発動により後方支援に参加すれば、戦死者の発生は避けらないでしょう。そのあたりの補償をどうするのか政府は逃げずにハッキリしてください。

人生を無駄使いする自分に気付こう

 学力をつけて大きく成長するのに最も大切なのは記憶力や理解力ではありません。それは自己管理能力です。これは私の個人的な持論ではなくて教育学の研究成果です。


 大相撲ではモンゴル出身の照ノ富士関と逸ノ城関が大活躍ですが、照ノ富士関が完全に先を越して大関になりました。両者の間に出た出世スピードの大きな差は、まさに自己管理能力の違いです。逸ノ城関は減らすべき体重が逆に増えるばかりで食欲に勝てません。不世出の大横綱白鵬は自分に打ち勝つことの大切さを説いています。


 家庭環境や個人能力にどんなに恵まれていても、自己管理能力に欠ければすべての努力が水の泡と化してしまいます。夏休みに入ったからといってたちまち昼夜逆転するようではお先真っ暗ですよ。

google モンゴルでストリートビューが始まった

  米グーグルが東洋のスイスと言われるモンゴルのストリートビューを開始しました。モンゴルは人口が300万人にも満たない小さな国家ですが、国土は日本の4倍あります。

 

 たくさんのヨーロッパ人が押し寄せる草原と森林のスケールの大きさはとても日本人には想像できません。モンゴルの夜の満天の星空を眺めると帰りたくなくなるそうです。ストリートビューでモンゴルの風景を楽しんでみてください。

2015年7月23日木曜日

ソフトバンク スタンリッジ投手ありがとう❤

 スタンリッジ投手が日本人の女の子を正式に養子にして、幸福そうな家族姿をファンや報道陣にお披露目しました。アメリカでは養子縁組による肌の色の違う兄弟姉妹は特別なことではありません。


 事情があって福祉施設に預けざるを得なかった娘を見て、産みの母親は複雑な気持ちだったでしょう。でも、とにかくスタンリッジ家に幸あれ!

2015年7月22日水曜日

おもてなしの心も白紙撤回を!

 新国立競技場のデザインが白紙撤回されましたが、ザハ氏の事務所には一通のメールで通知されただけだったようです。日本スポーツ振興センターからは誰もザハ氏のもとには出向かずに済ませてしまった傲慢な感覚は、日本のオリンピックの謳い文句“おもてなし”の心からは程遠い感じがします。

イタリアのピザの味

 私はイタリアを十数回訪れましたから北の端から南の端まで主だった土地には行きました。そこでは必ずピザを食べてみることにしていましたが、今になって思い出そうとしても美味しいピザの記憶がどうしてもよみがえってきません。


 あえて言えばベニス留学をしていたアメリカ人の友人と食べたピザが印象に残っています。彼には地域の住民に愛されているアットホームな古い食堂に招待されました。小さくて予約をしておかないと入れないお店で、そこで評判のピザや海鮮料理を楽しみましたが、残念ながら美味しかったという感動はまったく残っていません。


 イタリアの本格ピザはどうも私のような日本人的な美味感覚の人間には合わなかったのでしょう。しかし、イタリアを訪れたら土地によって微妙に作り方が違うピザの食べ歩きは楽しいです。

2015年7月21日火曜日

夏バテ対策

 私の夏バテ対策はお昼から夕方までをネコの餌やり時間にして、しっかり歩いて汗をかくことです。但し熱中症が怖いですから十分な水分補給と日陰を選んで歩くのは絶対条件です。

 

 気温が30℃を超えてくると時速7㎞の速さで片道約7㎞を歩くと肌着は濡れ雑巾のようになります。暑い夏には、体力に応じて毎日一回思いっきり汗をかけば快食快眠で健康によいのではないでしょうか。

2015年7月20日月曜日

高級マンションの絶対条件

 都心でも千代田区、港区、中央区では新築高級マンションは坪700万円でも予約が殺到するこの頃です。ただ億ションでも、日本ではこれまでトイレは一ヶ所が標準でした。

 

 世界水準からは複数の寝室があればバス・トイレも複数箇所なければ、高級マンションとは言えません。今後は西欧並みに水回りにも配慮された物件が主流になるでしょう。

2015年7月19日日曜日

笑い話 熟年夫婦のスレ違い

「買い物行ってくるから、洗濯物見ててね!」

「はいよ。」

しばらくして妻が急いで帰宅。

「ねえ、雨降ってるわよ!」

「ウン。知ってるよ。」

「でも洗濯物干したままじゃない!」

「だって、見ててって言っただろ!」

子どもたちの夏休みがやってきた

 我が家の周辺部はこれまで幸運にも緑豊かな環境が保たれていました。ところがアベノミクスで景気が上向いてきたのと相続税支払いのためにまとまった土地が3ヶ所も売りに出されて、一気に新興住宅地になりました。


 若い子連れ夫婦がたくさん移り住んできたために夕方や週末には子どもたちの遊び声が絶えず聞こえてきます。夕方に住宅街を通ると、道路にはチョークで様々な落書きが残されていて自分の幼少時を思い出します。特に夏休みに入って、道路には簡易プールがオープンして子どもたちは大はしゃぎです。


 私が住む郊外とは違って都心の生活環境では、子どもが大勢集まって自分たちだけの空間で屈託なく遊ぶことはできません。現代っ子の肥満や発達障害などの問題はこうした環境の変化が幾分なりとも影響しているのではないでしょうか。

最低賃金 時給1800円に引き上げよう

 アメリカの大統領選候補のひとりに最低賃金を現在の2倍の時給1800円にしようと主張する民主党議員が出てきました。民主党で本命視されていたヒラリー クリントン議員も真っ青の人気で面白くなってきました。


 日本では特に飲食店などは正規社員は店長だけで、あとは全員アルバイトというのが実態です。そのため最低賃金が時給2000円になったら倒産する店舗も多数出てくるでしょうが、それも一時的な混乱でやがて落ち着くのではないでしょうか。


 一律2倍というのが無理ならば、5月の連休、お盆休み、年末年始の各2週間、週末および夜間限定で、実験的に時給2000円を試してみたらどうでしょう。この制度を利用して年間100日間を10時間ずつ働けば年収200万円になります。

 

 もちろん、こうしたアルバイト生活者がステップアップを目指せるように技能習得費は無料とし、国保・年金や所得税・住民税も免除します。どちらにしても非正規雇用者2000万人時代をこのまま放置しておくわけにはいきません。

2015年7月18日土曜日

絶品スイカケーキをご存知ですか?

 2015年もあっという間に半年が経過してスイカのシーズンを迎えました。スーパーに行くと大きなスイカが山と積まれていますが、売れ行きはパッとしません。現代人には嫌われがちなスイカです。


 しかし、スイカケーキを食べた人ならきっとスイカファンになること請け合いです。スイカケーキは、山形県からの直送スイカが使われ、実を丁寧にシフォンケーキで包み込み、そこに生クリームをしっかり塗ってショートケーキ風に仕上がっています。分かりやすく言えば、ショートケーキのイチゴがスイカの実に置き換えられたのがスイカケーキです。絶対にイチゴのショートケーキより美味しいです。


 このスイカケーキは食べ方があります。縦にして出されたものを注意深く横倒しにし、スイカの実をフォークで一口サイズに切って食べるのが正当な食べ方です(?)。もし、興味があれば千代田区一番町の‘いきいきプラザ’一階にある本格フレンチレストラン「ル ピアノ」でご試食あれ。

ネス湖のネッシー

 私はネス湖のネッシーが話題になっていたころ、わざわざ現地まで行ったことがあります。もちろんネッシーに会えるはずもありませんでした。


 ネッシー騒動は、観光スポットと呼ぶにはあまりに平凡な湖に多くの観光客を呼び寄せ、土地に大きな経済的利益をもたらしました。


 日本からも捜索隊が行ったほどですから、当時のネッシーフィーバーは大変なものでした。あれから40年以上が経過して、その正体は体長数メートルの巨大ナマズで落ち着きそうな気配です。

2015年7月16日木曜日

東大生の劣等感

 東大生にも劣等感があると言ったら驚く人たちは多いかと思いますが、本当です。すべてにおいて誰よりも優れた人間などいないからです。


 東大に入ってみると、未体験ゾーンの凄い奴がいることが分かります。しかし、そんな天才にも必ず弱点はあるもので、東大生も人の子であることにホッとするものです。


 そもそも優越感や劣等感は相対的なものですし、人間は万能ではありませんから、強い優越感の裏には必ず強い劣等感が潜んでいます。


 逆説的にいえば、自分の弱点に非常に敏感で、それを優越感に変えてしまう能力を有する人間が東大に入れるとも言えそうです。

2015年7月15日水曜日

畑に虫が一匹もいない

 農家は虫食いの野菜を出さないために大量の農薬を使います。先日は農家の草取りボランティア活動に参加して驚いたのは、畑を10センチ以上掘り返しても虫一匹発見できないことでした。私の友人は無農薬の家庭菜園を楽しんでいますが、土の中にはいつも沢山の虫がいるそうです。

 

 これだけ無機質化した土壌で育つ野菜は水耕栽培工場の生産品とどれほど違うのでしょうか。私たちが虫食いや色・形・傷・大きさが不揃いな作物を敬遠すればするほど、農家がますます農薬に依存するという悪循環を、私達自身の意識改革で断ち切りたいものです。

2015年7月14日火曜日

エゴマ健康法

 商店街の自然食品店の店先にはココナッツオイルに代わってエゴマ油の入荷を知らせる張り紙がありました。NHKの朝番組でも福島県を舞台にしてエゴマ特集を組んでいました。エゴマブームが巻き起こっているようです。α-リノレン酸の含有量が多いというのがブームのきっかけでしょう。


 α-リノレン酸は人間の体内で合成できない必須脂肪酸のひとつですから、極めて微量ながら食べ物から毎日2gは摂取しなければなりません。リノール酸も必須脂肪酸ですが、通常の食生活で欠乏症になることはないようです。話題になったココナッツオイルはこうした必須脂肪酸の摂取には役立ちません。


 ただ、α-リノレン酸が体に良いとは言っても過剰摂取するとアレルギーや発がんのリスクが一部で示唆されています。魚を食する日本人には欠乏症はそれほど心配することはありません。過ぎたるは及ばざるが如しと言いますから、エゴマブームに乗せられて過剰摂取しないように注意したいところです。

2015年7月13日月曜日

学生の懐具合は確実に悪化している

 私が大学で教え始めた1977年頃は、まだ1980年代後半のバブルの気配はありませんでしたが、経済成長率は平均すると約4%で一億総中流とも称された時代でした。


 そんな比較的明るい経済環境でしたから、学生の懐具合にはある程度は余裕があって、生活のためにアルバイトに追われるとか、下宿生活を控えて長距離通学をするとか、生活困窮で退学するとかいうケースはあまり見ませんでした。しかし、今日ではこういった例は確実に増加していて、入試説明会でも奨学金の可能性とか、学費貸与制度などに関する質問を受けることは珍しいことではありません。


 私の知るあるアパート経営者の経営状態も様変わりになっています。15年程前には満室にならず苦労をしたようですが、今日では黙っていても空き部屋は出ません。風呂、トイレ、台所が共同の木造アパートでも、6畳の家賃がエアコン付で月1.8万円という価格の魅力から、希望者が後を絶ちません。生活費を切り詰めたい学生が多くなったからでしょう。

夏のジーパンの危険

 日本でジーパンが普及したのは東京オリンピック開催後です。ジーパンは汚れることを気にせずに着用できる気軽さがあり、今や若者たちにとっては絶対に欠かせない必需品だといっても過言ではありません。


 そんな訳で夏でもジーパンは男の大切なファッションアイテムですが、果たして生理学的には好ましいことなのか気になります。


 男の大切な生殖器である精巣は高温には非常に弱くて、40度を越える温度下では著しい機能低下が起こります。現代人の精子の数の減少や運動能力の低下が指摘されていますが、ジーパンファッションの慢性的な影響もあるのではないでしょうか。


 昔のようにふんどしに浴衣のゆるゆるファッションに戻ろうとは言いませんが、夏場はなるべく股間は涼しく保ちたいものです。

笑い話 ギリシャの切り札

ドイツ「公務員の数を減らせ!」

フランス「年金もカットしろ!」

ドイツ「付加価値税を上げろ!」

フランス「年間予算を削減しろ!」

ギリシャ「それじゃ五輪聖火の種火代を取ろうか?」

2015年7月12日日曜日

ユニクロが売れなくなった?

 私は新宿に出るたびに旧三越の売り場にあるユニクロに立ち寄って店内の様子を見ることにしています。最近は日本人はあまりいなくて外国人が目立ちます。週刊誌の見出しではユニクロ製品がすっかり売れなくなったとありますが、品質は良くても絵柄のない単色系ファッションに飽きられたのでしょうか。

やっぱり専守防衛しかない?

 ある憲法学者は、「安保法案は、武力行使以外の手段があり得ない場合に、必要最小限で行使を認めるもの。国家の主権が失われれば、憲法秩序も憲法の保障する自由も失われる。国家を守るために必要な自衛措置を憲法が否定することはない」と述べたようです。


 必要最小限の武力行使とはいっても、必要なことは最小限しかしないのが普通ですから、武力行使の歯止め言葉にはなりません。また国家を守るために必要な自衛措置というのはケリがつくまでの広がりをもつはずで、最小限で済むという保証はどこにもありません。やはり現行憲法下では武力行使は専守防衛の形しかないのではないでしょうか。

東大、京大には一人もいないぞ!

 東京新聞(2015/7/12朝刊)に特集「安保法案アンケート憲法学者120人の声」が掲載されていますが、実名公表に同意した回答者の中には東大、京大、九大、北大の憲法学者はひとりも含まれていません。安保法案への賛否の問題よりも、旧帝大の憲法学者が自分の意見の表明に実名公表を拒むという時代性は不吉です。

2015年7月11日土曜日

東芝の呻吟 不正経理と原子力事業

 東芝は不正経理が発覚して社長が引責辞任をする大きな問題に発展しました。これまでの利益のかさ上げ額は2000億円にも達するのではないかと懸念されています。これが単純な経理の不正問題であれば、IT関連が絶好調の東芝ですから心機一転して巻き返しは可能でしょう。


 東芝は、2006年に英国原子燃料会社やウエスティングハウスを買収して、世界戦略のもとで原子力を積極的に会社の主力事業に育てようとしましたが、東日本大震災でその目論見は完全に破綻してしまいました。原子力事業に社運を賭けた東芝の苦しみが不正経理騒動で表面化した感じです。新国立競技場問題と同様に、東芝の原発事業は進むも退くも地獄でしょう。

就活のための戦略

 私は教え子には就活は欲張らずにまず一社から内定をもらえるように、有名な憧れのメジャーな会社ばかりを狙うのではなくて、妥協できる範囲内で小粒ながらも将来性のありそうな会社にも応募することを勧めています。ただ、そうはいっても何も考えずに学生生活を平和に過ごしていたのではそんな目利きはできません。


 また大学で自分がしてきたことが他学生と比べてほどほどの程度の差だけのことでしたら赤信号点灯です。勉強を卒なくこなした、アルバイトを頑張った、クラブに熱中した、ボランティア活動に参加したなどというのは大したセールスポイントにはなりません。そんな自分にならないように何か独自に問題意識をもって大学に通ってください。

2015年7月9日木曜日

株価急落はどこまでいくか

 中国の株式市場で6月中旬から異変が生じて、その影響が世界の株式・金融市場に波及しています。日本では日経平均が21,000円から19,000円の水準に下落していますが、まだ先行きは不透明です。


 本日の東京新聞のコラム「私の相場観」ではファンドマネージャー下村皎史氏が国を挙げての株式大量買いによる官製相場を心配しております。下村氏は、現状は日銀などが一部の値がさ株に集中投資する形で日経平均が(異常に)押し上げられていることを懸念して、一般投資家に注意を喚起しています。


 彼はファーストリテイリング(ユニクロ)の株価に触れています。この銘柄は株価55,000円に対して配当金は350円(実質配当利率0.5%)しかありません。今季の業績次第では700円に引き上げる余地もありますが、それでもファナックなどを参考にすれば株価は30,000円前後が妥当な水準でしょう。


 もしユニクロ株が28,000円まで下げたら、これだけで日経平均は2,000円以上下落します。今の相場は、下村氏の言うように国家の腕力に大きく依存した水準にあることを認識しておきたいものです。しかし、19,000円台は政府は死守するはずです。

2015年7月8日水曜日

中学生の死 今や学校は行かねばならないところではない

  また中学2年生の尊い命が失われました。原因はいじめだったと言われていますが、今回も親や教師が救いの助けにならなかったことが残念でなりません。今日では学校は命懸けで行かなければならないほど価値のある場所ではありません。


 教育学の研究分野では学校の教育力の低下が指摘されており、教育における学校の存在価値は薄れてきているといわれます。いじめで苦しくなったら行かない選択肢もあることを親は知っておくべきですし、私たちは重度の学校依存症から解放されねばなりません。今やそういう時代ではないでしょうか。

笑い話 ギュウギュウ詰め

「朝の通勤電車。」

「スーパーの詰め放題のビニール袋。」

「帰国する中国人観光者のトランク。」

「受験生の頭の中。」

「叶姉妹のオッパイ!」

「???!!!」

2015年7月7日火曜日

女子サッカーと女子ゴルフ

 なでしこジャパンのメンバーが生活苦に負けずにワールドカップで準優勝したのは立派でした。サーカーは格闘技ですし、試合では90分間走り回らねばならない体力も求められます。一方で女子ゴルフは汗まみれになることはありませんし、ファッション性もあります。


 サッカーとゴルフの大きな違いのひとつは選手の収入です。年収300万円にも満たない生活で頑張るなでしこの選手たちを支えるのはサッカーを愛する熱い気持ちです。宮間主将がブームでなくて文化にしたいと語っていましたが、彼女たちの熱意と戦績は十分にその資格があります。是非、経済界は彼女らをコマーシャルに使って文化に育つように手伝ってあげてください。

2015年7月6日月曜日

なでしこ敗退 日米文化の違い 

 連覇への鍵は守備、というのが佐々木監督の思いでした。しかし、ホイッスルが鳴ると直ぐに始まったアメリカの総攻撃で日本のディフェンスは寸断されてなす術がありませんでした。今回の女子ワールドカップ決勝はディフェンスチームの弱さだけが目立った試合でした。

 

 試合開始直後の立ち上がり10分間は、一気に総攻撃を仕掛けられるとオフェンスのイメージが十分に描き切れていないディフェンスチームには魔の時間帯になります。私のアメリカンフットボールチームもディフェンスチームですから、今回のなでしこと同様な展開で悔しい思いをしたことが何度もあります。


 分かりやすく表現すると、オフェンスは明らかに個の力に大きく依存し、ディフェンスは輪(和ではない)の力です。攻撃力を支える個人力は、技術はもちろんですが、優れた身体能力と豊かなイメージ力そして強い個性に裏打ちされるもので、日本人の精神風土ではあまり育たないものです。


 日本対アメリカの対戦は、まさにそんなオフェンスチームの強さがいかんなく発揮された典型的な攻め勝ちの試合になりました。自由の国アメリカらしい見事なゲームプランの試合でした。アメリカ、おめでとう!そしてなでしこ、これからも頑張れ!

お坊さんは運動しないのにどうして長生き?

 お坊さんは職業別では一番長生きです。起伏の少ない安定した心、暴飲暴食とは無縁の腹八分目でバランスある食生活、規則正しい睡眠時間、人々に奉仕する幸せなどあらゆる生活上の要素が長生きにつながっています。


 しかし、今日では健康維持にもっとも大切だと考えられている運動が欠けていることが気になっていました。永平寺の修行僧に聞いてみたところ、僧侶生活にもすごい運動が組み込まれていたのです。それが毎日の雑巾がけでした。新米の修行僧は雑巾がけで呼吸ができなくなって倒れ込むそうです。

 

 大切な運動を掃除という形で毎日の生活に組み込んだ知恵には感心させられます。

2015年7月5日日曜日

安保法案の同心円図

 NHKの安保法案討論で、戦闘地域、戦闘の可能性のある地域、非戦闘地域を同心円状に描いた絵図が使われました。国会でも、議員の頭の中ではこの同心円が描かれながら討論されています。しかし、そんな単純な構図に戦闘地域と非戦闘地域を分けて話をしていいものでしょうか。


 例えば、海洋で武力衝突が起こった場合には、当然ながら潜水艦も交戦に加わりますから、戦闘地域を同心円の中心に置くなどという単純な話ではなくなってきます。また、今日のイスラム国ISとの戦闘でも、戦闘地域と非戦闘地域が複雑に入り組んでいて同心円では説明できませんし、両者の色分けさえ困難な状況です。

 

 NHKがどういう意図で同心円図を解説に使ったのか分かりませんが、あれは私たちの思考を同心円の絵図に固定させる、非常に危険なものです。アメリカはこんな子どもだましの議論を見て思う壺と笑っていることでしょう。

オウンゴール

 サッカーのワールドカップ準決勝でなでしこに決勝点を与えたイングランドのバセット選手は、「息ができなかった。心臓が胸から飛び出すようで、どこかに隠れたかった」などと辛い心境を吐露したそうです。そんな悲痛な気持ちをもったということは、彼女が誰よりも真剣に一生懸命に生きている証拠です。彼女の絶望は、全力で生きることの尊さを再認識させてくれました。

2015年7月4日土曜日

給食費未払い者に給食停止

 朝日新聞デジタルが、埼玉県北本市の中学校で給食費を支払えるのに支払う意志がないと判断された保護者と子どもに給食停止を通知したところ、全員が支払いに応じたと報道しています。


 北本市の中学校では先生方が未納が続く家庭を直接訪問して、収入が少なくて支払い能力がなければ就学援助の仕組みもあることを説明するなど、多忙の中で足を使って最大限の努力をした結果の給食停止通知でした。


 現場の先生方は大変でしょうが、全国でこうした努力が払われることによって深刻化する給食費の未納問題が解決することを願っています。

介護ボランティア活動に報酬を出そう

 満65歳以上の年寄りは、元気なうちに介護ボランティアとして働いたら、その時間分を点数化して貯蓄できるようにすれば、人手不足の現場への助けになりますし、本人が介護が必要になった場合には、その点数を介護サービスを受けるための自己負担分として清算できるようにしたらどうでしょうか。

年金が一気に月10万円減った!

 これは財政破綻に陥ったギリシャの話ではありません。日本の満92歳になる妻を失った男性のケースで、ある私立大学で事務長まで上り詰めた人の話です。私たち団塊の世代の平均的な年金は、このお年寄りに比べてほぼ半分になっています。


 ということは現在の働き盛りの40歳代のサラリーマンの年金は、さらに団塊世代の半分になるということでしょうか。国民年金(月額6万円)がいつ減額されるか気になりますが、所得税、消費税そして介護保険料などですでに負担が増えていますから、実質的には年金支給額引き下げと同じでことではないでしょうか。

上海株の下落

  上海株式市場では株価が下げ止まらず、平均株価は直近の高値から3割下落して潮目に来ています。ということは個別には半分になった銘柄も多いはずです。事情通によれば、信用買いをしていた投資家たちの担保割れから投げ売りが加速度的に進んでいるという話です。


 バブル期の特徴としては、全員参加型の様相を呈して一方通行の上昇となりがちですが、いったん加速度がつかなくなると急降下という結果になります。結局は行き着くところまでいかないと収まらないでしょうが、中国経済の将来性にまだ期待して、平均株価であと10%程度の下落で落ち着くと予想したいところですが...

笑い話 寝たきり老人の苛立ち

「お体の調子はいかがですか?」

「...」

「よく眠れましたか」

「...」

「お薬はちゃんと飲みましたか?」

「...」

「お食事は全部食べましたか?」

「...」

「便通はどうですか?」

「今、踏ん張ってるところなんだ。頼むから静かにしてくれ!」

2015年7月3日金曜日

大塚家具 中古家具販売に参入

 父娘の主導権争いが決着した大塚家具が中古家具の販売も手掛けることを発表しました。これまで日本では高級家具のリサイクルはゴミ同然の扱いでしたが、これでアンティーク的価値のある古家具の市場が育つでしょう。職人さんが精魂注いで造った家具がゴミ扱されないで済むようになるかもしれません。

認知症高齢者の財産横領

  ある弁護士による認知症の女性(96)の財産横領が発覚して資格を取り消されたうえに、警視庁に逮捕されました。この元弁護士は成年後見人として女性の預金口座をひとりで管理しているうちに横領を重ねてしまったようです。


 成年後見人はひとりの場合が多いですが、こうした事件を防ぐためには複数人を選任しておくのもいいでしょう。ただし、毎月5万円前後を支払わねばなりませんから、限られた予算の中で負担が増えるのが問題です。

 

 また、この報酬の計算方法の明確な基準が示されていないのが日本の成年後見人制度の現状です。

笑い話 私は誰でしょう

「お食事はひとりでできますか?」

「できまーす!」

「夜はひとりで寝られますか?」

「寝られまーす!」

「トイレはひとりで行けますか?」

「行けまーす!」

「毎日散歩をしますか?」

「しまーす!」

「お掃除しますか?」

「知-らない!」

「お洗濯しますか?」

「それ何?」

「じゃ、毎日お風呂に入りますか?」

「そんなの毛繕いで充分!」

2015年7月2日木曜日

大江戸線六本木駅から六本木ヒルズに出るのは登山だ!

 大江戸線六本木駅から六本木ヒルズに行くときは深い地底から這い出すような感じで、長いエスカレータが延々と続きます。そのため流石に階段を歩こうとする人はおらず、朝のラッシュ時にはエスカレータに乗るために長蛇の列ができます。六本木ヒルズに通うサラリーマンは大変ですね。

絶品トマトレシピ トマトファーシ

 近くの農家のトマトが色づきだして今週末には真っ赤に熟したものが野菜スタンドに並びそうな気配です。この季節になると赤く熟れたフランスの肉詰め焼きトマトを必ず思い出します。


 私はトマトファーシがトマトの最高の食べ方だと思っています。トマトファーシとは、粗挽きの豚のひき肉にハーブなどを混ぜて十分に練って中身をくりぬいた真っ赤なトマトに詰めてオーブンでじっくり焼き上げたものです。2度、3度と焼き直すとトマトの水分が飛ばされてますますコクが出て美味しくなります。

全財産4兆円を慈善事業に寄付!

 サウジアラビアのアルワリード ビン タラール王子は、個人資産の全部を段階的に慈善事業に寄付することを表明したと報道されています。私たちには話のスケールが大き過ぎて実感が湧きませんが、このような高尚な意識を有したメンバーがいるサウジアラビア王家は安泰でしょう。

野良猫の命

 猫はネズミ、ヘビ、トカゲ、セミ、ハトなどを食べて生きる完全な肉食動物ですから、特に餌の少ない冬場を自力で生き延びることは不可能です。例えば日比谷公園に住み着いている猫は6万坪の緑の餌場があるとはいえ、猫が元気に棲息しているということは毎日餌やりに訪れる人がいるのです。野良猫は放っておいても生きていくというのは迷信です。

笑い話 どケチ

「俺、オレオレ詐欺にやられちゃったよ。」

「だから言ったろ。子どもは産むなって。」

「でも、子どもからもらった幸福はお金には替えられないよ。」

「そんな甘いこと言ってるからひっかかるんだよ。」

2015年7月1日水曜日

幸せなこと 一方通行の人生

 私たちは故郷とか家族の存在にこだわりがちですが、こうした意識は若い現代っ子にはほとんどありません。しかし、先の大戦で兵士として戦場に送られたり、近年では福島の原発事故で避難を余儀なくされた人々にとっては家族や故郷は大きな存在です。


 私は海外で生活している友人をたくさん持っています。彼らの人生はみな日本に帰る気持ちはなくていわゆる帰巣本能はゼロです。自分の意志でこうした完全に一方通行の人生を歩めるというのは幸せなことです。

ウン?モグラの穴が...

  先日の日曜日朝にはモグラの穴が家の周辺で目立っていました。地震や箱根山の噴火の可能性との関連性は分かりませんが、何となく気になります。