小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年4月10日木曜日

電車内化粧は不道徳か?

 政府は道徳を小中学校の教科として教えようとしています。ある新聞の投書欄に電車内の化粧は道徳観の不足だという主張がありました。また不登校なども道徳の話になっています。


 戦前の日本の道徳の基本は教育勅語でした。これは文明開化という西欧化による人心の乱れを危惧した国学者たちが主に論語の徳目などをもとにまとめたものといえ、教育現場で神聖視されて国民の自由をことごとく奪ってしまいました。


 今日の教育の名のもとで、再び道徳が教科として徹底的に国家管理され、絶対的価値観として強制されては、異なった考え方や個性的な行動は徹頭徹尾否定されかねません。そうなると戦前の教育勅語の世界の再現です。


 確かに車内化粧も不登校も困ったものですが、何でもかんでも道徳の名のもとで画一化された価値観を強制されるよりはましでしょう。道徳を学校で教えるということは、国家の横暴という大きな危険性をはらんでいることを認識しておかねばなりません。