小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年4月30日水曜日

頬の大きなシミが消えた?!化粧品効果かマッサージ効果か?

 私の同僚に81歳になるお年寄りがいます。とても几帳面な性格の人でいろいろなことを日課のように何十年も続けています。私にはとても真似ができませんが、その効用のひとつを紹介します。


 一番の驚きは頬にできた老人性の大きな褐色のシミが消えたという話です。私は確認しておりませんが、ウソをつくような人では絶対にありませんから、消えたことは事実でしょう。ただその理由づけが私には怪しく思われました。


 そんな時にテレビである有名化粧品の宣伝を見てひらめきました。全部で10本くらいの化粧品を使って、目の周りはおろかおでこから頬にいたるまで、毎日たっぷり時間を掛けて化粧品を塗り込みながら存分にマッサージさせるようで、きっと良い効果があると思ました。


 私の同僚は、シミの出た頬の部分などを毎日10分間ほど朝と晩にマッサージしていたら、いつの間にかシミが消えて綺麗になったというのです。化粧品1本で1分とすれば全部でおよそ10分になります。これって偶然の一致でしょうか。化粧品の効果かマッサージの効果か気になるところです。

犬と猫と人間と

 ある犬好きの奥様の話では、雄犬は女性が大好きなようです。私がそのお宅にお邪魔すると、雄の私はしっかり吠えられます。私が世話する雄の黒猫ディーンも女子学生が来てくれるとさっさと膝に乗っかってしまいます。


 そうは言っても、犬や猫では異性がS●Xと具体的に結び付くのは発情期に限ります。しかし、人間は発達した脳を与えられたお蔭で、時間も場所も関係なく発情します。その結果が地球上に生活する70億人という人間の存在なのかもしれません。

2014年4月29日火曜日

一流ビジネス街のランチ風景

 先日、日本橋界隈の骨董屋街を散歩しました。ランチは、新玉ねぎの冷製スープ、サラダ、若羊肉トマトソース煮、パン、紅茶で1100円(税込)でした。温めのトマトソース煮は残念でしたが、味やボリュームには十分に満足できました。


 レストランには、ビジネスの忙しさから逃れて一息付きたい若い男女で行列ができていました。テーブルに着いて周りから聞こえてくる話題は、もっぱら仕事や職場の人間関係のことでした。


 私が暮していたかつてのパリのカフェでの昼食風景との違いを思い起こしながら、一方通行になりがちな私たちの仕事漬け生活に触れたような気がしたランチタイムでした。

イチロー+マー君 敵を称える社会

 マー君こと田中将大投手が大リーグに移籍して、私も注目しています。そんなことから、大リーグの試合をテレビ観戦することが増えました。


 先日、イチロー選手がライトへの大飛球をジャンプ一発好捕して観客の大喝さいを浴びました。イチロー選手自身もその声援に胸に熱いものを感じたようです。


 私が、これぞアメリカ!と感じた一瞬は、大飛球をかっ飛ばした打者が、イチロー選手のスーパープレーを見て、拍手の仕草をしながらベンチに帰る様子を目撃した時でした。


 マー君の投球にも敵将から賛辞が絶えませんが、そういう敵味方を超えた人間同士の心のつながりを私たちは忘れかけていないでしょうか。

2014年4月27日日曜日

ホモ

 私が同性愛の存在を実感したのは学生時代でした。大学キャンパスから散歩に出た不忍の池公園で、偶然に出会ったベトナム帰りの米兵と歩きながら会話が弾んだ時でした。


 彼には男が二人公園をそぞろ歩きしていて奇異な目を向けられないかと質問されました。私が意味を把握しかねていると、単刀直入にホモと思われないかと聞かれて、唖然としたものでした。


 あれから45年が過ぎました。そして、手をつないで電車を降りていく二人の男性に奇異な目を向けている自分がいることに気がついて当惑してしまいました。

富岡製糸工場を世界遺産にですか?

 私たちの世代には富岡製糸工場といえば女工哀史がすぐに思い出されます。女工になって昼夜働かされても女郎屋に売り飛ばされるよりはましだという意見もあります。また日本の仕掛けた戦争はアジア諸国の近代化を促したなどと言う人もいます。

 

 こんな主張は、強盗を犯した犯人が、殺人よりはましだろ、被害者は生きているのだからなどと言い訳するのと同じです。史実を比較論で語り、本質を見失わせて寄り切ろうというのは反則技です。

2014年4月26日土曜日

笑い話 老化

「満65歳を過ぎると急速に筋力が衰えるらしい。」

「年取ると筋力まで水面下に沈没か...」

「僕のカイメンはとっくの昔に水面上には上らないけどね...」

「???」

食品に放射線照射の是非

 ある輸入業者のオオムギ若葉の粉末が放射線照射されているという噂が出ていて厚労省が情報収集に乗り出したようです。先進国では食品の放射線照射はかなり行われています。何が問題なのでしょうか。


 食品の放射線照射は、殺虫や消毒が目的です。化学薬品で害虫、細菌、カビ、ウイルスなどを死滅させる代わりに、放射線の超強力なエネルギーの威力を使うものです。ただ放射線を当てても食品に放射能が残るわけではありません。


 放射線のエネルギーで新たに特異的な有害物質ができて、アレルギー反応を引き起こしたり、発がんに関連したり、更には誘導放射能が生れたりする可能性が指摘されています。食品の放射線照射の安全性は分からないことが多いですから、消費者に正確な情報提供をして判断を仰ぐのが賢明でしょう。

銀座の寿司店でのすれ違いと新聞報道

 日米首脳が、お互いにファーストネームで呼び合う気配はあったようですが、結局はすれ違いで終わりました。このあたりの呼吸合わせが不調だったということは充分に疎通ができていないことの証です。


 来日した4月23日夜にオバマ大統領が寿司屋で“シンゾウ”と呼びかけた時に、首相は何を思ったか「How are you?」で応じてしまったようです。最高の雰囲気のもとで最初で最後のチャンスを物に出来なかった代償は大きそうです。


 もはや世界は首脳同士が通訳を介して交渉する時代ではありません。こうしたちょっとしたすれ違いが大きな誤解を生むきっかけになりかねないことを、政治家は肝に銘じて、さらに英語力に磨きを掛けて欲しいと思いました。


 面白いのは、この件に関する報道が産経新聞と東京新聞では正反対の印象を与えていることです。事実と全然違った話に読める書き方は、新聞による世論操作と言われかねません。

2014年4月25日金曜日

日米の相違 最多出場試合数の価値

 イチロー選手が野村克也氏の最多出場試合数3017を超えましたが、アメリカ球界ではまったく話題にも上りません。


 よく考えてみるとアメリカでは学校に皆勤賞もありません。皆勤賞は私はヨーロッパでも聞いたことはありません。


 こうした発想は長時間労働が体面を保つために重宝がられている日本ならではの価値観によるものなのでしょうか。

2014年4月24日木曜日

ポルノ学は学問か

 学問の世界は広いもので、毎日ネット上に溢れるポルノを片っ端から閲覧するのが仕事になっている研究者がいます。そんなのが幸なのか不幸なのか、私には分かりません。


 ではポルノ学の最大のテーマは何かと言えば、青少年に対する有害性とポルノ依存症の有無にあるようです。学会でも議論百出のようで定説はなさそうです。もちろんポルノに貞節などあるはずがありませんが!?



自己矛盾 残業代ゼロ案

 政府は、労働時間を労働者自身で決められるようにして、残業代や深夜・休日勤務などの割増賃金をなくそうとしています。これは年収1000万円以上の労働者が対象のようですが、いろいろと問題がありそうです。


 例えば、これが普通に転職やキャリアアップができるアメリカであれば、厭になれば次の職場を見つけることもできますが、日本の労働市場ではそれはまだ理想論です。また年功序列型の賃金でお荷物になっている中高年労働者の体の良い切り捨て策にもなります。


 最大の問題点は、仕事=効率=成果の直結主義にあることです。特に仕事に無駄働きはつきものなのに、それにすべて失敗という烙印を押して報酬を支払わないのでは、結局は小手先の超短期的な成果を挙げて企業を渡り歩く人しか評価されません。


 最近話題になっているGMのリコール隠しは、アメリカの極端な成果主義のひとつの弊害かと思われます。上司が“後は野となれ山となれ”式に何十億円という大金を手にして逃げ出し、その後始末のために部下が残業代ゼロで働かされるのではかないません。


 今回の政府の提案は、どのようなメリットとデメリットがあるのか具体的な数値で示せない以上は、その“成果”を後に検証することはできません。成果主義案が、その成果の検証もままならないのでは話にならないのではないでしょうか。

2014年4月23日水曜日

本当?東証の投資セミナー

 東証が株式市場に資金の流入を促すために「+YOUニッポン経済」という投資セミナーを展開しています。


 「長期の株式投資なら、別に難しい勉強をする必要はない。生活者にとって欠かせない企業を応援しようとするだけのこと。これなら投資がはじめての人でも簡単に踏み出すことができる。それでいて安く買って高く売る投資の基本は、きっちり押さえることができる...」(東京新聞“私の相場観”、さわかみ投信取締役会長)。


 これを私なりに分かりやすく翻訳してみました。「買った株は売らないで持っていれば必ずもうかります。ただし、お金が必要になっても、買値より安く売ってはいけません。それが投資の基本です。」


 売却の必要に迫られて、買値に戻る気配がまったくなさそうなので売って損をしたら、それは投資家の責任だといわれてしまうのでしょうか。

2014年4月22日火曜日

大谷翔平選手の二刀流に反対

 日本ハムの大谷翔平選手はプロ2年目に入って二刀流が冴えわたっています。投手としては150 ㌔を超える剛速球を武器にして、多少のコントロールの狂いもまったく付け入る隙を与えません。打率も3割8分を超えていて並みの打者ではありません。


 私は、長い選手生命を考えると大谷選手の二刀流には絶対に反対です。かつてイチロー選手が投手で出場したこともありますが、彼が二刀流の路を進んでいたら大リーグでの大活躍はなかったでしょうし、とっくの昔に引退しているはずです。


 逸材であればある程、あらゆる能力に秀でているのは当たり前です。むしろそうであるが故に、指導者は選手の最適ポジションを見極める努力をすべき重い責任を負っています。投手と打者では使う肩の筋肉がまったく違うことを無視して二刀流で起用を続ければ故障の可能性は高いでしょう。


 参考までに2013/3/18,3/24のブログでも大谷選手の二刀流について触れました。

東大野球部70連敗の価値を知ろう

 東大野球部は1919年に創部され、現在の通算成績(4月22日)は244勝1544敗55分けです。2010年秋に早稲田の斉藤祐樹投手に勝利して以来、70連敗中です。


 私の同級生に一生掛けても一軍出場は考えられないのに、憧れの東大野球部の一員になった友人がいます。何故野球部をという私の問いかけに、野球部に入って神宮球場に行くのが夢だからという返事でした。彼にとっては、一軍出場や勝利の味よりも東大野球部員となって神宮で戦うことが青春の最高の主張のようでした。


 超エリートが連戦連敗のチームに入って勉学以上に情熱を傾けるなどという野暮なことは、とても並みの人間には出来ない相談です。そういう行為に青春を懸ける東大生がいる限りは、まだ日本は捨てたものではありません。割に合わないことは極力避けて通ろうとする人が多い今日の日本にとって、東大野球部の伝統は大きな意味があるのです。

2014年4月21日月曜日

イヌの治療費100万円!

 ペットの治療費はペット好きには大きな負担です。ペット保険は犬でも猫でも7歳までしか加入できません。私の経験からは、ノラ猫でも通常は6~7年は元気でほとんど病気をしませんから、ビジネスとして割に合わない老年期のペット保険がないのも当然かもしれません。


 老犬の治療費に100万円と言われた人もいるようです。ペットが年を取ってきて入院するとすぐに10万円はかかります。私の知るお年寄りは病院に入院中のために老犬を動物病院に預けていますが、毎月30万円支払っているようです。


 私がいろいろ話をすると獣医さんは動物保護に理解は示してくれますが、決して優しい手を差し伸べてくれることはありません。遺棄されるペット、焼却処分されるペットを減らすためにも、みんなで手をつなげないものでしょうか。

2014年4月20日日曜日

放射能でアリの活動に異変か?

 例年ならば桜の花が見ごろになるとネコの餌にアリが群がり始めます。しかし、福島の事故から3年目の今年は一向にアリが現れる気配がありません。


 事故があった年はすでにアリの卵は産まれていました。そして一昨年に産まれた卵は高濃度の放射能を浴びて育った親のものです。そして昨年のアリは卵時代から放射能を浴びて育った2代目です。そして今年の3代目のアリは...


 よく分かりませんが、今年になってまだアリが出てこないのは何かそんな影響によるものではないかと疑っています。もう少し観察を続けてみます。

2014年4月19日土曜日

就活 ハチャメチャ会社面接記

 「わが社を志望した理由は何ですか?」

 「第一志望の会社の前で日程に余裕があったからです。」

 「大学で一番熱心に取り組んだものは何ですか?」

 「クラブ活動でゴルフ漬けでした。」

 「あなたのお父様はどんなお人ですか。」

 「一目見ただけで怖いと思う人です。会わない方がいいです。」


 こんな真正直な返答をしたのに採用通知をもらい、第一志望と天秤に掛けて迷った末に入社を決めたそうです。研修では、一流大学卒ばかりの新入社員に混じって大苦戦を強いられながらも、寝る暇も惜しんでレポート作りに取り組んでいるようです。

 

 この話からの就活の人たちへの教訓は、面接ではあまり構え過ぎて心にもないことは言わない方がいいということでしょうか。正直に答える度胸も大切だと思います。人生には度胸と決断力を欠かせないのですから。

2014年4月17日木曜日

STAP細胞の特許はアメリカに?

 小保方さんのSTAP細胞の論文疑惑騒動では、日米間の反応には雲泥の差があります。アメリカ側(Harvard Medical School/Brigham and Women's Hospital)では、沈黙を守って仮説の検証に必死に取り組んでいる様子で、特許を出願したらしいという声もあります。


 日本では、STAP細胞の存在について確認が取れないうちに、Nature論文の執筆上の不備を指摘して、小保方さんを叩き落そうとする風潮になっています。本来ならば科学論争は仮説に関して限定的になされるべきものです。


 こうした日米間の正反対の対応を見ていると、日本には科学としての話し以外にSTAP細胞の存在を歓迎できない特別な事情があるのかとさえ思ってしまいます。

2014年4月16日水曜日

慶応大学の挑戦にエール

 慶応大学は全授業が英語で欧米に合わせた秋入学の経済学部コースを2016年から開始するようです。成績優秀者は入学後5年間で大学院まで修了できます。出来れば最低3か月の海外研修を必修にしてもらいたいところです。


 私は20年以上前に同じようなアイデアを提案して実行してもらったことがありましたが、学内では理解者が得られず、主要なプログラムには成長しませんでした。今回の慶応大学の挑戦にエールを送ります。

2014年4月15日火曜日

教師が自校の入学式を欠席

 教師が自分の子どもの高校入学式に出席するために勤務校の入学式を欠席して騒がれています。


 話題の教師の欠席は正式な手続きを踏んで認められていることで無断欠勤ではありませんから、服務規定上は何ら騒がれる理由はありません。ではルール違反ではないことが、なぜこれほど大きな話題になってしまったのでしょうか。


 教員に対して、親の中には子どもの成長を全身全霊を傾けて見守ってくれることを期待したり、子どもにも自分のことを隅から隅まで分かって欲しいと願っている人たちがいます。こうした過大な期待感が今回の騒ぎの不寛容につながっているのかもしれません。


 西欧先進国に入学式はありません。私たちが式典の祝辞をほとんど記憶していないことを思い起こしてみれば、入学式は親子の記念写真以上の意味がどれほどあるのでしょうか。

2014年4月14日月曜日

兄弟愛にホロリ

 一昨日は黒猫ディーンがいたずらされて体調不良となり、彼の家族のいる面前でキャリーバッグに押し込んで動物病院に連れて行きました。


 ところが途中でふと後ろを振り返ると、弟が連れていかれるのを心配してか、兄のジェームズが付いてきているではありせんか!そうなんだ。君たち兄弟には、今年の異常な大雪寒波を、夜は抱き合って眠って生き延びてきた絆の強さがあったのですね。


 私は、愚かにも、これまで野生の動物にも強い兄弟愛があることに気がつきませんでした。自分の身の危険を顧みない、ジェームズの純粋な気持に触れてホロリとさせられました。もちろん、私は家族のいるところまで戻ってから、彼らの隙を見て黒猫ディーンを再び連れ出しました。


 しかし、昨日はジェームズの姿はありませんでした。黒猫ディーンのことが気になり、きっと遠くまで探しに行ってしまったのでしょう。今日はあの優しい勇気あるジェームズの捜索に明け暮れそうです。


追記 ジェームズは無事に発見しました。

2014年4月13日日曜日

科学者の良心

 放射能という言葉は一般的にはいろいろな意味で使われています。本来の放射線を出す能力とか、その能力を有する物質というだけではなくて、放射線そのものをいうこともあります。


 では低線量ながら放射能(ここでは放射線)を実際に浴びてしまったら、何か有効な対処法があるのでしょうか。答はノーです。例えばガンになる確率を下げるために体力を付けて免疫力を落とさないようにすることくらいしかできません。


 問題なのは、放射能の危険性は確率的なものですから、個別の因果関係の説明根拠にはならないことです。福島の子どもたちの間に甲状腺ガンが発見されても、政府が原発事故由来であることを認めない理由はそこにあります。


  科学者は、こういう難問から目をそらさずに果敢に挑戦すべきですが、今日のように逆に無関係という主張を安易に擁護していては、単なる権力志向の凡庸な研究者という誹りを免れないでしょう。

2014年4月12日土曜日

パリの掘り出し物 ピカソ作品

 今日はパブロ ピカソ展に行ってきました。ピカソのリトグラフ、エッチング、リノカット、ドライポイントなどの作品群がたくさん展示されていて、小さな美術館の企画としては見事な展覧会でした。


 私が住んでいたおよそ40年前のパリには、ピカソの油彩画やパステル画などは無理としても、こうした版画系の作品は古い個人経営の画商には案外秘蔵されているようです。何度も通って会話を交わしてお互いの人柄が分かってくると、そんなに好きならばと言って見せてくれることが幾度かありました。


 今日の展覧会の個人的な感想として、あの頃にそんな作品を購入していたらとも思いました。ではピカソに匹敵する21世紀の画壇の出世頭は誰なのか知りたいところですが、そうは言ってもピカソのように好きでなければ私は買いません。

2014年4月11日金曜日

危険な合体!愛国心と無関心

 政府は、1100兆円の国の借金、福島原発事故と原発依存のエネルギー政策、集団的自衛権、憲法改正、日中韓の歴史問題等の超難題を次世代に託すつもりでしょうか。


 私たちは日本人である限りはこうした負の遺産の相続を放棄できません。政府が愛国心教育に熱心なのは、自分たちの無策に対する反発を愛国心という美名のもとに抑え込むためでしょうか。

 

 それだけではなくて、若者の政治的な無知・無関心と教育で培われる無批判な愛国心の合体には、どこか不気味な危うさも感じられてなりませんが、私が心配性のせいでしょうか。

2014年4月10日木曜日

電車内化粧は不道徳か?

 政府は道徳を小中学校の教科として教えようとしています。ある新聞の投書欄に電車内の化粧は道徳観の不足だという主張がありました。また不登校なども道徳の話になっています。


 戦前の日本の道徳の基本は教育勅語でした。これは文明開化という西欧化による人心の乱れを危惧した国学者たちが主に論語の徳目などをもとにまとめたものといえ、教育現場で神聖視されて国民の自由をことごとく奪ってしまいました。


 今日の教育の名のもとで、再び道徳が教科として徹底的に国家管理され、絶対的価値観として強制されては、異なった考え方や個性的な行動は徹頭徹尾否定されかねません。そうなると戦前の教育勅語の世界の再現です。


 確かに車内化粧も不登校も困ったものですが、何でもかんでも道徳の名のもとで画一化された価値観を強制されるよりはましでしょう。道徳を学校で教えるということは、国家の横暴という大きな危険性をはらんでいることを認識しておかねばなりません。

2014年4月9日水曜日

小保方さん会見

 午後1時から始まった小保方さんの会見はどこか現代の魔女狩りに似た様相で始まりました。どんなに大きな過ちをしたと言っても、部下である若い研究者の記者会見に関係者が誰も同席しなかったというのは寂しいことです。


 これほど大きな疑念を懸けられた問題に正面から対峙して、ひとりで会見に出席した勇気は立派でした。疑惑に満ちた政治家の皆さんも小保方さんを見習ってくれたら、若者の政治への無関心は少しは改善されるのではないかと思いました。

2014年4月8日火曜日

高田博厚 職業の貴賤の話

 私は高田博厚の著作や彫刻作品が大好きです。彼の彫刻作品をご覧になるには埼玉県東松山市高坂駅(東武東上線)の駅前通りにいらしてください。駅前から1キロほど続く目抜き通りの両側に数十体の作品が野外展示されています。


 一部の作品には鳥のフンがこびりついていましたので、彼に敬意を表する意味でそのフンを綺麗にふき取ってきました。寂しいことながら、日本を代表する名作群も今ではそんな状態で放置され忘れ去られています。


 さて著名な文筆家でもあった彼の著作に『パリの巷で』という小冊子があります。19世紀前半のパリの生活ぶりがつぶさに描き出されています。彼の権威にまとわりつかない自立した人柄を十分に推し量ることもできる代表作でもあります。


 この本で私がいちばん気に入っているのは「愛情」の章の一部分(190ページ)です。その内容は、貧乏時代の高田博厚の近くに住んでいた画家志望の貧しい青年の娼婦との悲し過ぎる別離の話です。


 もし男性がある娼婦が好きになったとしても、それは愛情の対象としてふさわしいのか悩んでしまうはずです。この難題に対する高田博厚なりの思いが、そこではとても軽妙な筆致でさらりと文学的かつ絵画的に表現されています。


 特に若い人が気にするのが職業の貴賤ですが、彼の著作を読んで自分の脳ミソから職業への偏見を追い払い、新鮮な気持ちで就活に臨んでください。これまで見えなかったいろいろな宝物があちこちに見つかるはずです。

北朝鮮の無人機

 伝書鳩とトマホークの間の物というのが、テレビ朝日の報道ステーションのキャスターの表現です。一般の米軍無人機からすると技術的には幼稚な飛行体だと軍事専門家は考えているようですが、もし北朝鮮から韓国に届いたとすれば非常に大きな脅威です。


 その理由は如何に幼稚な無人機だとは言っても生物兵器を積んで直接に韓国を攻撃することが可能だからです。ただ、あちこちで残骸が発見されているようですから、自国内で墜落してしまってはサッカーのオウンゴールみたいなことになって元も子もありません。とにかく物騒なことは止めにしてもらいたいものです。

何か気になる小保方さん叩き

 アルベルト アインシュタインは1905年6月30日に特殊相対性理論を発表しました。その時、彼はまだ満26歳の若きアマチュア的な研究者に過ぎませんでした。大論争中のSTAP細胞説は、大先輩からは未熟な若造のした戯言のように言われていますが、ズバリ核心を突いた批評はひとつも出てきません。

 

 小保方さんの学説は、アインシュタインの論文ほどではないにしても、生物学の分野では相当に革命的なものです。もし本物であれば、学会の大御所の取り仕切るES細胞やiPS細胞の研究成果が根こそぎ無用の長物となりかねないほどのインパクトを持っています。その真偽が大論争に発展してしまったのも、そこに理由があります。


 これほどの研究を小保方さんがひとりで独断的に進めてきたなどとはとても常識では考えられません。もしそうならば、その存在を証明できるのは小保方さんしかいない現実を認めることとなり、話は余計にこんがらがってしまいます。どうも今回の騒動の歯切れの悪さを見ていると何か別の思惑も絡んでいるように思われてなりません。

2014年4月7日月曜日

特攻機で戦死者6000人以上、何故若者を行かせたのだろう

 今日4月6日は最も多くの特攻隊員が特攻機に乗って沖縄から出撃して帰らぬ人となった日です。


 私が納得できないのは、隊員にはどうして年配者でなくて若者でなければならなかったのかということです。


 戦争は敵味方に関わらず、国民にとっては誠に理不尽なものです。

2014年4月6日日曜日

大げさな話ですが 日本人の自覚

 私は46年前に初めて訪れたヨーロッパに魅了されて、その後は10年以上もあちこちうろついていました。アジアの発展途上国にすぎなかった当時の日本から来た貧乏な若者に、人々が事あるごとに信頼と好意を寄せてくれたのは、先人たちが築き上げてくれた肯定的な日本観のお蔭であると強く感じたものです。


 正直に言えば、日本人に向けられる視線は明らかに他のアジア人へのものとは違っていて、どこかに畏敬の念がこもっていました。近頃のように国家が経済最優先となり、私たちが築き上げてきた信用を軽んじるようになってしまったら、それこそアジアのリーダーの地位を失い、その他大勢になり下がることを意味しているように思われてなりません。

2014年4月5日土曜日

もう結婚式のご祝儀なんて止めにしませんか

 ある新聞記事によりますと、結婚式のご祝儀は友人で3万円、兄弟姉妹は5万円、叔父叔母は10万円、勤務先の同僚などは3万円が相場だそうです。結局は商業主義に毒された過剰演出の結婚式に無駄なお金をつぎ込んでいるとしか私には思われません。

 

 こうした煩わしい義理絡みの見栄は止めにして、ご祝儀なし、引き出物なしのみんなが普段着姿で新郎新婦の門出を祝える結婚式をする勇気を持ちませんか。

野球審判の権威とビデオ判定

 米国大リーグでは今シーズンからビデオ判定が導入されました。先ほどのヤンキース対ブルージェイズ戦でも審判の判定が翻りました。


 日本では相撲が既にビデオ判定を取り入れています。野球では審判の権威とかが邪魔になっていて導入の気配はまったくありません。


 甲子園野球の根性論といい、プロ野球のビデオ判定アレルギーといい、日本的な古い形に固執しているとみんなサッカーに行ってしまいます。

ドイツでストリートパフォーマンス

 私のドイツ時代の友人にクラシックギター奏者がいました。ドイツに憧れてやってきたのですが生活の糧がなくて、週末になると町の繁華街で演奏していました。


 ドイツでは週末はもちろん午後7時以降も商店街は閉店です。ですから週末に人出が沢山あってもみな品定めのためのウィンドショッピングとなります。そんな時にギター演奏があれば週末の憩いの場となり自然に人だかりができます。


 日本でギターなどの路上演奏をしても、往来する人々は無関心を装って通り過ぎるだけです。その上警官が現れて注意されて幕引きとなるのがオチですが、そんな無粋なことはドイツではあり得ません。


 ドイツではみなが気前がよくて惜しみなく小銭を投げ込んでくれます。それが演奏へのお礼なのか、演奏者への励ましなのかは不明ですが、友人は半日で7000円ほどの寄付(?)を得られていました。路上演奏で一家の生活が成り立つというのもヨーロッパの懐の深さでしょうか。

2014年4月4日金曜日

団塊世代の罪と罰という話

 私は団塊世代のひとりです。週刊ポスト(4/18号)で団塊世代大特集が組まれています。この記事の中に次のような団塊世代の特徴が挙げられています。


 1.自己顕示欲が異常に強い

 2.勘違い、思い込みが激しい

 3.人の話を聞かない

 4.追いつめられると逆切れ

 5.意外に権力や地位に弱い

 6.同級生は多いのに友だちは少ない


 これらは言わば何でもありの競争時代を生き抜いているうちに身にこびりついてしまった昭和という時代のシミみたいなものではないでしょうか。

2014年4月3日木曜日

本当はどっち?親米 or 反米

 安倍政権は集団的自衛権の行使を可能にしようと躍起になっています。米軍が攻撃されたら日本も勇敢に援軍を出すといえば聞こえはいいのですが、それは例えばの話に過ぎません。


 言わば米軍が日本を軍事的に占領している現状では、日本が単独で他国に戦争を仕掛けることはできません。だから戦争をしたければ米軍にくっついていって一緒に戦うしかありません。それが集団的自衛権の行使ということだと思います。血を流したくないのなら今のままでいいのですから、そう言われても仕方がありません。


 にわかに日本は戦争をしたがっているなどといわれても信じ難いでしょうが、集団的自衛権の行使は米国に反対されずに単独で戦争をする道を切り開くための初めの一歩になるのです。そしてそれは親米ではなくて、本当は反米にもなることも理解しておきたいものです。

放射能測定はそんなに簡単ではありません!

 放射能測定に特化したNPO法人のホームページを読んでいたら、いくつか疑問点が浮かび上がってきました。その記述内容からは充分に誠意が伝わってくるのですが、如何せん放射能測定に必要な知識と経験の不足は否めません。


 例えば、「48時間のバックグラウンド測定において放射性セシウムが検出されないシールド環境」という記載があります。現在の東京都心の低い放射線量を考慮しても、これだけ完璧にセシウムからの放射線をシャットアウトすることは神業的と言わざるを得ません。測定器に何らかの問題がある可能性を否定できません。


 また、NaIシンチレーション検出器を使って連続16時間測定というのもありました。常識的にはできるだけ時間を掛けて正確に測ろうと考えたいところですが、この考え方はGe半導体検出器には当てはまっても残念ながらNaIシンチレーション検出器には当てはまりません。


 一般市民の何とかしたいという気持は痛いほど分かりますが、その熱意と誠意がむしろ裏目に出て却って情報の混乱をきたしている現状もあることを私たちは知っておく必要があります。

2014年4月2日水曜日

ネコも食べないキャットフードって有り?

 ネコの餌の値段が高騰して家計を圧迫するので、一袋で100円安い外国産のものを購入しましたが、翌日になっても少し残っていました。これまではすっかり食い尽くされて一夜を越せるような餌はありませんでした。実際のところどこが違うのか黒猫ディーンに聞いてみましたが、知ラニャーヨと言いたげなすました顔をしていました。ったく...

やっちゃったね 武器輸出解禁

 戦争を放棄して、軍隊を持たず、国の交戦権を認めないというのが憲法第9条です。私は、これは絶対的平和主義といっています。中米のコスタリカは一歩先を行っていて常備軍さえ保持していませんが、日本と同じように自衛権までは放棄しておりません。


 政府は1976年から続く大原則を放棄して武器輸出を可能にしました。これは新武器輸出三原則と言われます。第9条の主旨からは、一歩譲って自国の自衛のための武器製造は可能としても、海外輸出となるとどう考えても出来ない相談です。


 一方では戦争はしないと言いつつ、他国の戦争には目をつぶって飯のタネにするのでは、日本の平和主義は身勝手なご都合主義に過ぎず、もはや世界の平和のためなどと格好の良いことは言えません。次世代にとっては非常に危険な一歩になりそうです。

2014年4月1日火曜日

ドイツのTIERHEIM(ティーア ハイム)をご存知ですか

 ドイツの動物保護施設TIERHEIM(動物の家)をご存知ですか。これはドイツ全域にくまなく開設されている動物保護施設で、動物の虐待を防ぐためにペット動物や野生動物に至るまで多くの種類の動物の保護活動を行っているものです。


 TIERHEIMの施設はすべて私的に運営されていますが、ドイツ最大の組織はドイツ動物保護協会(Deutsche Tierschutzbund ドイチェ ティーアシュッツ ブント)で、数百の組織が傘下にあると同時に多数の施設を運営しております。


 もっと知るには、yahoo germanyを検索してtierheimでwikipediaを参照してください。ページはドイツ語ですが2枚の写真が見られます。一枚が黒猫ディーンのドイツ版の可愛いらしい写真で、もう一枚が施設のものです。これを見ると日本が先進国としてはいろいろな面で立ち遅れていることがお分かりになります。

今日4月1日の東京新聞 沢山のウソを見っけ!

 今日は4月バカです。東京新聞には沢山ウソが掲載されています。一番凄い傑作は、BMWのMINI(ミニ)の全面広告です。ボタンひとつで現代版MINIがクラシックMINIに一瞬のうちに変身するというものです。BMWもやるなー。


 次に可愛らしいのが、ご当地キャラ2013年人気ナンバーワンのふなっしーが船橋にやってきてふなっしーワールドが開園するという全面広告です。これは騙されましたがよく読んでみると内容から言って絶対にあり得ない!


 皮肉っぽいウソは、2020東京オリンピックでは受賞者へのメダル授与は廃止され、代わりにブービー賞が新設されるというものです。国際オリンピック委員会の内部文書を入手したとスクープ風にまとめ上げられています。当初の五輪の理念が空文化して国威発揚とスポーツビジネスを煽るオリンピックへの批判とも受け取れます。


 まだまだありますがこの辺にしておきます。

調査捕鯨という日本的詭弁

 調査捕鯨の名のもとに毎年500頭以上の大型クジラを捕獲していた日本は国際司法裁判所で国際捕鯨取締条約に違反しているとされました。


 少なくとも捕獲頭数を減らす努力の跡が見られれば話は違ったかもしれません。しかし、捕獲頭数が調査捕鯨の採算性のためであって科学的根拠からのものではなかったとすれば虫が良過ぎる話です。


 今回の判決は、詭弁が横行する近頃の日本に対する国際社会からの痛烈な警告なのかも知れません。