小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年12月19日金曜日

科学信仰とSTAP細胞騒動

 理研のTAP細胞再現実験の結果について発表があります。残念ながら小保方研究員の主張は根拠のない仮説に過ぎなかったようですが、この騒動は今日の私たちの科学万能観への警鐘であったことも忘れてはなりません。


 小保方氏らのSTAP論文が、世界でトップをいく科学者たちの査読の間隙をすり抜けて「NATURE」誌に掲載されてしまった重い事実は、どんな優秀な科学者の目にも見えないものがあることを私たちに教えてくれます。こうした科学者の過ちの危険性を補完する役割を果たすべきが、私たちの常識ではないでしょうか。


 ノーベル物理学賞に輝いた湯川秀樹氏がアメリカに留学してアインシュタイン氏と面会した際に、アインシュタイン氏は広島・長崎への原爆投下について詫びたといわれます。アインシュタイン氏はアメリカの原爆開発に加担して深い悔恨の情に苛まれていたはずです。彼は常識を働かせなかったことを悔いていたのでしょう。


 原発に関しても、福島の惨状を目の当たりに体験しながらも、まだ再稼働に走る私たちと、常識から原発廃止の道を選んだアインシュタイン氏の祖国ドイツの政治の違いはどこから来るのか、私たちはSTAP細胞のみならず真剣に検証する必要がありそうです。