小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年12月15日月曜日

障害という見方、特別なニーズという考え方

 今日の教育の領域では、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりすることなどをもはや障害と呼ばないで、“特別なニーズ"と表現するようになりました。


 その背景には、従来は認識されていなかった学習困難や自閉症などの現代の子どもたちが抱える多様な諸問題に社会が直面して、これまでの古い障害というくくりを越えた新しい概念を表す言葉が必要になってきたという事実があります。


 一方でマイナスイメージばかりが強かった古典的な障害だけではなくて、子どもたち全体を見渡しながら個々の子どもたちが必要としている種々の教育的対応の根拠となるものを特性として見る言葉として、“特別なニーズ” という用語があると考えることもできます。


 例えば、いじめや虐待にあって困難な状況にある子どもはこれまでの意味の障害児ではありませんが、特別なニーズをもつ子どもというくくりに入ります。いわゆる障害児であれ、いじめられている子どもであれ、通常の発達のみちを辿るのに困難な状況にある子どもたちはみな特別なニーズを持っているのです。


 こうした流れの中から、固定化した学校教育システムに甘んじることなく、子ども観の修正や教育目的の再考などを含めた不断の柔軟な自己改革を成し遂げながら、子どもたちの多様な固有のニーズに応えていこうするインクルージョンという考え方が生まれました。