小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年12月10日水曜日

してやられた日銀サプライズ?

 日銀の黒田総裁は10月31日に大方の意表を突く金融緩和政策の第二弾を発表しました。しかし、これは何故あれ程までに突然でなければならなかったのか、私にはまったく合点がいきません。


 日経平均の終値を見ると直近の安値は10月17日の14533円であり、黒田総裁の発表のちょうど2週間前でした。その後の二週間は発表前日まで1000円のゆっくりとした上昇となり、発表当日はたった一日で700円以上の棒上げを記録しました。そして総選挙一週間前の10月8日に直近の高値18031円を付けるも、この日の終値は17936円で陰線を引き、今日まで下落を続けて先行きが怪しい展開となっています。


 異次元の金融緩和を更に進める、大量に株を買うなどと日銀総裁が公言すれば株式市場は活況を呈するのは当たり前です。しかし、そのことを発表するのに、どうして一般人の意表を突くような突然でなければならなかったのか理由が見当たりません。確かにそのインパクトは瞬間的には絶大でしょうが、作為に満ちた株価の吊り上げは景気とは無関係な投機相場を生み出し副作用も大きいはずです。


 今回の上昇相場は、どうも事情通の人たちが黒田サプライズ前の二週間にゆっくりと買い上がり、相場の中盤で日銀総裁にアクセルを全開に踏ませて急上昇を演出させ、その後の一週間で売り逃げるというのが実態ではなかったでしょうか。年末相場を大胆に占えば、結局は居心地の良い16500円どころで新年を迎えるのではないでしょうか。