小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年12月28日日曜日

東大合格を蹴るという選択と大学の資金力の魅力

  東大に合格しても入学を蹴って他大学にいってしまう受験生はいます。昭和40年代初期に東大医学部を蹴って私立大学医学部に入学した受験生がいたらしく、それが教員の間で随分と話題になっていたことを私は思い出します。


 今日では東大に合格しながらも海外の有力大学にいってしまう優秀な受験生が増えてきているようです。とにかく合格だけはして自尊心を満足させておいて、実際にはグローバルな恵まれた教育環境を提供してくれる欧米の一流大学に入って学ぼうとするのは、故なきことではありません。


 今日のような大学の国際競争時代を迎えて東大も様々な改革を断行しているようですが、米国の一流大学と比べて決定的な差異があるのは資金力です。例えばハーバード大学は2兆円を超える資金を運用して利益をあげて大学の運営資金に注ぎ込んでいます。一方で東大の資金力は恐らく数百億円の水準にあると思われ、その差は約100倍という絶望的なものです。


 資金力の差は教育力や奨学金制度の差になって表れてきます。一度ハーバード大学とみなさんの母校の奨学金制度の中身を比較してみてください。東大を蹴ってアメリカにいく若者の気持ちも少しは分かるでしょう。