小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年12月31日水曜日

歪んだ幸せのイメージ

 平等という言葉の意味は曖昧なところがあり、真の平等とは努力して経済的に貢献した分だけ金銭的に報われることなのか、頑張り屋さんも怠け者も同じように人並みの生活水準は維持できることなのか、よく分かりません。

 

  労働への報酬の多寡は生活水準にストレートに“影響”しますが、毎日が健康的に過ごせて精神的に充実していれば、本来ならば幸せ度には“関係”しないはずです。例えば修行僧のように、糊口をしのぐだけの質素な生活をしながらも幸せでいられる精神性があれば、お金のために先を急ぐだけの人生にはなりません。

 

 そうは言っても、平等な社会では上昇思考の強い人たちを活用しながら、お金におおらかな生き方も選択できることが理想です。ところが、今日では消費こそが絶対的な善となり、その結果として幸せの核心の相対化が進行し、幸せのイメージがすっかりステレオタイプ化してしまっています。

 

 本当は誰もが自分らしく生きられるのが真の平等社会ではないでしょうか。しかし、そのためには差異のなかの平等が尊重されねばならないのですが、そういう視点が失われてしまっている現代社会は非常に不平等な時代にあると言えるでしょう。