小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年10月4日土曜日

公務員ランナー川内優輝選手の重い言葉

 アジア大会の男子マラソンでは初マラソンのハサン マフブーブ選手が厳しい競り合いに勝って優勝しました。川内選手は金メダルが取れなければ来年の世界選手権は目指さないと公言して臨んだ大一番でしたが、力不足は誰の目にも歴然としていました。


 私が評価している川内選手の凄さはマラソン力ではなくて成熟した自立精神にあります。実業団選手の恵まれた環境を知りつつ愚痴ひとつこぼさずに勝負に挑んでいる真摯な姿は、私たちの心を大いに躍らせるものがあります。


 彼は大会後のインタビューで自分はもちろんのこと銀メダルの松村康平選手も力不足であったと語っていました。もちろんこのコメントは、陸連関係者などには余計なことと感じられたはずです。実際に陸連の宗猛男氏は、最低限の走りはしたと二人を擁護するようなコメントを残していますが、対外向けの組織擁護の発言に過ぎません。


 もはや日本のマラソン界には2時間2分時代の世界で戦える選手は今のところ見当たりません。水泳などでは世界記録を狙える選手が続出している現実を見ると、マラソン界の衰退は気になります。実業団頼みの現状に甘えの構造があるのかもしれません。