小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年10月12日日曜日

幸福へのお釣りに感謝しよう

 喜びや悲しみの感情を持つのは人間の特権です。私たちは嬉しければ自然に笑みを浮かべ、悲しければやはり自然に涙をこぼします。また人間は死の観念を持つことができるゆえに時間という制限を認識して生きることが出来ます。


 例えばネコは死期が近づくと水や食べ物をほとんど口にしようとしないでジッと物陰に身を潜めています。恐らくネコには死の観念はないでしょうから、これは本能的な行動に過ぎないと思われます。体調が悪くて辛く苦しい時は、動けば回復が遅れること、また自分を狙う敵の動物にも見つかりやすいことを遺伝子は理解しているのでしょう。


 人間は死の観念を持つがゆえに、恐ろしい死の訪れを認識すると肉体的に苦しければ悶え、痛ければ呻いて苦痛を感情的に和らげようとします。ネコも最期が近づけば肉体的に辛く苦しいはずですが、近づく死は分からないために声も出さずにじっと臥して身を隠して回復を待ちます。


 良く考えてみると、こうした死の観念や笑いや涙での感情表現を持ったがゆえに人間は豊かな人生を送ることができるとも考えられます。ですから最期を迎えて悶え苦しむのは、これまでに授かった幸福へのお釣りのお返しと考えれば少しは苦痛は和らぐのではないでしょうか。