小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年8月5日火曜日

アメリカの有名大学と日本の有名大学の違い

 有名大学と言えば、アメリカでは私立大学ですが、日本では旧帝国大学の国立大学です。これら有名国立大学は定員割れと無縁とはいえ、赤字が続く国家財政のもとでは予算の削減と経費の節約を余儀なくされていて、年間約70万円の授業料は貴重な収入源です。


 有名大学におけるアメリカと日本の大きな相違は何と言っても資金力が挙げられます。アメリカの有名大学では何兆円という単位の桁違いの資金力を有しているところがいくつもあって、これを運用して得た利益を惜しみなく大学運営に還元しています。例えばハーバード大学は数兆円の資金を運用して先端研究や貧しい学生の授業料(約350万円/年)免除などに充てています。大学院生になると生活費さえ支給してもらうことも可能です。



 一方日本では東大といえども数百億円の独自資金などというのは夢のまた夢の話です。私立大学を含めて日本中をくまなく探しても、ハーバード大学の資金力の100分の1程度の大学さえ見当たりません。これでは日本で英語教育がしっかり行われるようになると、将来的には優秀な学生はみなアメリカに行ってしまうでしょう。そうなるとまさに日本の知性の空洞化が始まります。私たちがあまり気付いていない大問題です。