小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年8月2日土曜日

東電元会長の嘘の意味するもの

 東京第五検察審査会は東電元会長は高さ14㍍の津波が襲ってくる可能性があることを知っていたと結論しました。もしそうであれば福島第一原発の事故は日本の社会の在り方に対して大きな警告を発していることになります。


 東電の会長職は政府の閣僚さえも黙らせるほどの力を持つ地位であり、民間人としては最高位の権力の座であると言えます。また元会長はカミソリの異名を与えられていたように、その地位に上り詰める人は意欲、体力、記憶力、思考力、判断力などで卓越した能力を備えているはずです。


 元会長を輩出した東大の入試もまさにこのような能力を検定するもので、いわゆる秀才とはこうした能力に傑出した人と言えるでしょう。残念ながら、この種の秀才は福島第一原発の絶望的な事故を防ぐどころか、むしろ地獄への道を突進させる推進力にしかなりませんでした。何故ならばこうした能力はテクノロジーの限界を克服できないロボット的能力だからです。


 福島第一原発の事故は、私たちの社会がテクノロジー優位であって、フィロソフィーとは縁遠い共同体であることを暴いた残酷な出来事でした。私たちが元会長の限界を超えてロボット以上になるにはどうしたらいいのか真剣に考えなければなりません。