小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年5月29日金曜日

安保法案、国会に任せて大丈夫か?

 安保法案に関する特別委員会の審議で、首相はアメリカの先制攻撃による戦争には加わらないと答弁しました。これは当然のことのように思われますが、よく考えてみると話はそれほど単純なものではありません。


 イラク戦争では米軍の先制攻撃(現地時間2003.3.20, am4.00)から始まりましたが、結局は日本の自衛隊が派遣(2003.12~2009.12)されました。今日では宣戦布告のない戦争や敵が誰なのかはっきりしないテロ行為も稀ではありません。ですから、米国の先制攻撃で始まった戦争は集団的自衛権行使の対象外であるとはいっても、その現実的な説得力はあまりありません。


 また歴史を振り返ってみても、満州事変の発端となった盧溝橋事件(1937.7.7)発生時には、日本軍と中国国民革命軍の双方が、敵軍から先制攻撃の銃撃を受けたと勝手に思い込んで戦争の泥沼にはまり込んでいきました。これをみても先制攻撃を判断基準に置くことの危うさが窺い知れます。


 首相はさらに戦闘地域では自衛隊は活動しない、戦闘地域からは退避すると言いますが、この理屈でいくと包囲されてしまったらどうするんですか!こんな単純な発想で安保法案が審議されている国会って大丈夫ですか?