小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年5月11日月曜日

高校野球におけるチームの連帯責任

 高校野球の世界では部員が世間を騒がす不祥事を起こすと、それが単純に個人的な行為であってもチームも対外試合停止処分などを受けたりします。高校のアマチュアスポーツの世界では個別部員の不埒な行為に対してチームが連帯責任を負わされるのは何故でしょうか。


 確かにプロサッカーのJリーグでは、サポーターが試合会場に掲げた横断幕が問題視されて、無観客試合という厳しい処分が下されたことがありました。しかし、これはチームの試合会場の管理責任が問われた結果であり、決して連帯責任を負わされたわけではありません。またプロ野球でも賭博関与などが暴露されて追放された選手がいますが、この場合にもチームの連帯責任は問われませんでした。


 こうした教育界とプロスポーツ界の対応の相違は、皮肉な見方をすれば選手に縛りが効くか効かないかの違いによる部分もありそうです。高校生はチームが厳しい処分を課されて崩壊の危機に直面しても、プロ選手とは違って他チームに鞍替えするのは容易ではないからです。また、もしさっさと転校しようとしても手を挙げる勇気のある高校は出てこないでしょう。


  ところで所属という意味の関係性において、事件を起こした生徒とクラブとの間に連帯責任を認めるのであれば、その重さは他の無関係な部員たちのそれぞれの人生の重さの総和と比較衡量して、処分についての判断が下されねばならないはずです。問答無用の連帯責任を不服として裁判が提起されたらどんな結果になるのか見てみたい気がします。