小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年7月29日火曜日

カジノ産業誘致は正解か

 日本経済再生本部の成長戦略ではカジノが目玉政策のひとつです。自治体にはカジノ誘致に走る前にもう少し地道に地域復興のために知恵を働かせてもらいたいものです。特にカジノ産業は地場産業ではなくて国際ビジネスであることを忘れてはなりません。


 典型的な失敗例が、国際競争に負けてブームが去って財政難に陥っている米国のアトランティックシティーです。広告塔フランクシナトラやハリウッドのセレブを活用して地域復興に成功したラスベガスのような例もありますが、そのラスベガスはもちろん、マカオそしてモナコなどと国際競争して生き延びていくのは至難の業でしょう。


 ここで都心の高級マンションの上層階にホテルと同居するカジノ店を想像してみるといいでしょう。そういうマンションに家族とともに生活したいかと問われれば答えは明らかにノーです。カジノ産業は、人間の本能的性向を商売に利用するビジネスともいえ、極端な言い方ですが行政ぐるみの合法的売春ともいえそうです。


 厳しい国際競争にさらされて、外国人客を呼び込むために結局は高級売春と一体化させて生き延びているカジノ都市もあります。そうなるともはやカジノ街は売春街と化すこと請け合いです。これでは吉原の現代版といっても過言ではないでしょう。