小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年7月28日月曜日

危ない言葉のすり替え

 政治の世界では問題の本質に触れることを避ける言葉のすり替えが流行しています。国民を説得するのは無理と知ると論理性ではなくて強引に数の力で押し切ろうとする雰囲気もあります。それに抵抗すると権力を笠に着て恫喝をしてきます。


 例を挙げれば、集団的自衛権、積極的平和主義です。現行憲法の改正は国民が同意しないであろうと読んでか、筋違いの積極的平和主義という言葉を持ち出してきました。その本来の意味は、武力に頼らず可能な限り貧困や格差などを減らしながら、社会を善意に満ちた世界にして平和を実現しようとする考え方で、首相が用いる意味とはまったく正反対なものです。


 原発の新規制基準というのもかつては安全基準といわれておりました。しかし福島の事故を経験してさすがに安全というのはおこがましいと考えたのか、新基準と呼ばれるようになりました。しかし、それで事態が改善されて原発事故を確実に防げるわけでもありません。


 こうした言葉のすり替えで問題の本質に触れることを避けてばかりいると、結局は社会が虚構に充ちた疑似世界となってしまいます。すると現実との間にできるかい離から矛盾が矛盾を呼び、最終的には社会が崩壊します。太平洋戦争がその典型です。