小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年2月23日日曜日

放射能で死んだ人はいない?

 これは確か都知事選に立候補した田母神俊雄氏の主張です。彼は事実は正確に見ていますが、理屈としては大きな誤りを犯しています。


 原発関連では、一瞬にして大量の放射線を浴びることは理屈ではあっても、事実としては99%ありません。最悪の原発事故である炉心溶融が始まって水素爆発を起こすまでには退避する時間が十分に取れるからです。例えば、福島第一原発一号機が水素爆発を起こすまでには24時間以上がありました。


 一方で、1999年9月30日に東海村JCOで想像を絶する杜撰なウラン溶液の取り扱いをして臨界事故を起こし、作業員3人が強い放射線(中性子線)を浴びて2人が死亡しました。こんなことは放射線防護対策が誠実且つ厳格に実施されていれば普通は絶対に起こりません。


 田母神氏にはこうした基本的な知識が欠けていたために出てきた発言かと思われますが、トップの下で何も言えずに総委縮している今日の日本社会の気味悪さを感じます。