小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2016年1月25日月曜日

ドイツ人の婚前交渉

 私がパリでフランス語を習っていたクラスでは日本人は私一人でしたが、ドイツ、オーストリア、オランダ、イギリス、アメリカ、イタリアなどからの学生たちがいました。ある昼食時に私とオーストリアの男子学生とドイツの女子学生の間で婚前交渉が話題になりました。


 当のドイツの女子学生は結婚する前に同棲をして一緒にうまく家庭を築けるか確かめると割り切っていました。日本でも足入れ婚という試し刷りのような習慣が昔はありました。しかし、結婚する前に同棲して相性を試すというのは合理的ながら、当時の私にはしっくりしない感じがありました。


 今になって振り返ってみると、離婚がままならぬ敬虔なキリスト教徒の親の世代を見ていた若い彼女らは、離婚したくてもできない不幸を背負い込みたくないという気持ちが強かったのでしょう。それにしても同棲云々を親に内緒にするでもなく自分だけで堂々と決められるのは流石に個人主義のヨーロッパです。

 

 今日のドイツやフランスなどでは事実婚が主流になっているのも個人主義が徹底していて他人の眼を気にしなくてもいい自由な環境がそこにあるからでしょう。事実婚の子どもは法的には片親扱いとされてイジメの対象になりやすい日本とは大違いです。