小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年6月8日日曜日

カジノ誘致は社会的売春ではないか

 ラスベガスはカジノで有名です。あの砂漠の真っ只中で、大恐慌の不況から抜け出すには手っ取り早いカジノ産業が魅惑的だったことは想像に難くありません。


 都市が一時の経済不況から脱出するために採用する最も安易な手法がカジノ産業誘致です。個人が一攫千金を求めて薬物売買や売春に走るのと似ていないでしょうか。このことを考えるには、ゲーム事業に走ったソニーと、それを拒否したパナソニックを比較してみると参考になります。


 ソニーはウォークマンの大ヒット後にプレイステーションの開発販売を通してゲーム事業への傾斜を強めていきました。一方でパナソニックは、ソニーの大成功を見ながらもゲームには一切手を出そうとしませんでした。その結果として、今日の両者の財務体質には大きな格差が生じております。


 こうしてみると、カジノ誘致のもっとも危険な落とし穴は、前進するために知恵の限りを尽くすという本来の挑戦欲が薄れて、人間の本能的な射幸心に甘えてしまうことにあるのではないでしょうか。