小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年6月24日火曜日

成果主義と残業代ゼロは馴染まない

 政府は年収1000万円以上のサラリーマンに成果主義を適用して残業代をゼロにもできるようにしようとしています。このことについて具体的なケースを挙げて考えてみます。


 年収1000万円の人の時給は約3000円です。3年間の例えば年商10億円プロジェクトに取り組んで平均4時間/日の残業をして月間100時間に達したとします。時給1.5倍の残業代は月額45万円になり、3年間で1620万円です。3人が参画したとすれば5000万円です。 


 会社の残業代の負担はこの程度の微々たるものですから、わざわざこれをゼロにする理由は見当たりません。むしろ残業代をしっかり支払うとともに、成果に見合った報酬も与える方がモチベーションは上がるのではないでしょうか。


 成果主義の論理の問題点は、平社員の士気の高まりと企業利益の創出は比例且つ直結するものという前提が過剰に強いことと、成果とはS字カーブ理論のどのあたりのポイントでいうのか特定しにくいところにありそうです。