小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2014年6月19日木曜日

健康診断の新基準と医療ビジネス

 人間ドック学会が提言した健康診断の新基準が話題になっています。例えば高血圧症では、収縮期血圧(最高血圧)147㎜Hg、拡張期血圧(最低血圧)94㎜Hgまでであれば許容範囲内となります。


 従来の基準では最高血圧130㎜Hg、最低血圧85㎜Hgでしたから、新旧の基準値には大きな差があります。その理由を医療ビジネスという視点から考えてみますと思い当たることがあります。


 例えば最高血圧130㎜Hgで降圧剤を処方された場合には、120㎜Hgを下回る状態も作り出されて下がり過ぎの心配が出てきます。そこであまり効果のない降圧剤の存在が欠かせません。


 しかし、それでは医薬品として厚労省の製造承認は取れませんから、それなりの“口実”が必要です。そこで誰もが思いつくのが狭心症の予防効果という安易な理屈です。


 先頃もある製薬会社の稼ぎ頭だった降圧剤の製造承認に絡むデータ改ざんが発覚しました。狭心症の予防効果が確認できませんでした。最初から結論ありきの臨床試験だったのかも知れません。


 人間ドック学会の新基準値の発表は、このデータ改ざん事件発覚と機を同じくしていました。あまりのタイミングの良さが気になります。自分の健康の保持増進は、自分でよく考えてするしかないのでしょうか。