小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年6月30日月曜日

群がってくるのはダンゴ虫ばかり

 例年ならば3月も末になってくるとキャンパスのネコたちの餌にアリが群がってきて困るのですが、今日にいたるまでアリはほとんど現れません。私は放射能の影響かと思っているのですが、アリの生態の専門家を知りませんので、真偽のほどは分かりません。


 7月になろうというのに群がってくるのはダンゴ虫ばかりで、これまでとはまったく違った状況に戸惑っているところです。

ブラジル代表ネイマール選手の涙

 ワールドカップで目立つのが、選手たちの腕の入れ墨です。ブラジル代表ネイマール選手も例外ではありません。かつてのサッカーアイドルだったベッカム選手も背中に大きな入れ墨がありました。


 彼らの入れ墨は、ファッションの域を越えた、自分の能力だけを信じて生き抜こうとする決意の象徴のような気がします。その向こうにあるのは強くなること、そして勝つことしかありません。


 ネイマール選手がチリとの死闘に勝利して見せたのは、打算の巣食う現実社会とは無縁の才能を与えられた者だけが知る純粋な歓喜の涙でした。彼の少年時代のような境遇に生きる子どもたちとっては最高の贈り物になったはずです。

2014年6月27日金曜日

笑い話 どっちがモテる?

トラ「僕と君ではどっちががモテる?」

ライオン「決まってるだろ。俺は百獣の王って言われてんだぞ。」

トラ「でも、君は無精髭生やし、裸のままじゃないか。」

「アヴェロンの野生児」と今日の政治家

 J.M.C.イタール著(中野善達・松田清訳、福村出版)「アヴェロンの野生児」では、1799年に森の中で猟師に発見保護された11歳前後の男児の社会復帰への取り組みが詳細に記載されています。この男児の生育状況の観察事実から、次のような一般的命題が引き出されています。


 「われわれの欲求の数を増大あるいは減少させる傾向をもつ偶然的な要因は、それが局地的なものであれ国家的なものであれ、必然的にわれわれの知識の領域や科学・芸術・産業の分野を拡大あるいは縮小する力をもっている」。


 近頃の政治は、私たちの価値観を多様化というよりはむしろ画一化させる方向に強く作用しており、結局は‘私たちの欲求の数を減少させ’ているため、‘知識の領域や科学・芸術・産業の分野の縮小’が起こっているように思われてなりません。


 政府は規制緩和とは言いますが、実際には規制緩和のための新たな規制が生み出されているだけで、民間に高い自由度を与えて成長を促すということにはなっていません。それは、本当の規制緩和=お役人の数の減少となるはずですが、そうはなっていないことからも明らかです。


 お役人の数が減らない規制緩和ほど不思議な規制緩和はありません。

2014年6月26日木曜日

トヨタ 驚愕の700万円燃料電池車!

 トヨタ自動車は6月25日に燃料電池自動車を公式に発表しました。驚かされるのは価格で、初販車が何と700万円!高いと思ったら燃料電池車が最新テクノロジーの塊であることをじっくり学んでください。私たちはトヨタの気概を見習わねばなりません。

2014年6月24日火曜日

居直った少女たち

 座席がほぼ埋まった通勤電車内で、通路を挟んで対面に分かれて座り込んだ女子学生5人が、辺りの乗客にはばかる様子もなく大声で会話を始めました。


 話題は年頃に似合わない男、酒、Line友達、お金のことでしたが、その内容は男性の乗客でさえいたたまれなくなるほどの際どいものでした。


 性、酒、盛り場の交友などを一通り経験し終えて、もはや怖いもの無しとなった感じの少女たちの得意げな姿には、人間が居直ると何をしでかすか分からない不気味さを感じました。

成果主義と残業代ゼロは馴染まない

 政府は年収1000万円以上のサラリーマンに成果主義を適用して残業代をゼロにもできるようにしようとしています。このことについて具体的なケースを挙げて考えてみます。


 年収1000万円の人の時給は約3000円です。3年間の例えば年商10億円プロジェクトに取り組んで平均4時間/日の残業をして月間100時間に達したとします。時給1.5倍の残業代は月額45万円になり、3年間で1620万円です。3人が参画したとすれば5000万円です。 


 会社の残業代の負担はこの程度の微々たるものですから、わざわざこれをゼロにする理由は見当たりません。むしろ残業代をしっかり支払うとともに、成果に見合った報酬も与える方がモチベーションは上がるのではないでしょうか。


 成果主義の論理の問題点は、平社員の士気の高まりと企業利益の創出は比例且つ直結するものという前提が過剰に強いことと、成果とはS字カーブ理論のどのあたりのポイントでいうのか特定しにくいところにありそうです。

2014年6月21日土曜日

走れないサッカーの終焉

 ブラジルに乗り込むまでは、優勝するなどと威勢のよかった日本チームでしたが、このままでは一次予選敗退の可能性が出てきました。


 日本チームは方程式のようなセットプレーが生命線です。個人プレーが通じないのならば、みんなで走って走って走りまくって相手を撹乱するしかないと思うのですが...


 ザッケローニ監督は過去の2試合とも走量では日本が勝っていたと述べています。私が走れていないと感じた理由は、選手は移動しているだけ、走らされているだけで、チャンス作りに結びついていないからでしょう。

笑い話 セクハラ都議

「都議会でひどいセクハラヤジが飛び交ったらしい。」

「彼ら世襲議員だからな。」

「どういうこと?」

「親が投げたサジくわえて出てきた連中だぜ。どうしようもないよ。」

タクシーもハイブリッド時代

 私は経済的理由と環境保護のためもあって自家用車は持っていません。したがってやむを得ずタクシーを利用することが時々あります。


 昨日も帰宅時に通勤電車が不通となり、かなりの長距離を乗りました。最近、特に運転手さんと話題になるのが高騰するガソリン代です。


 昨日の運転手さんはトヨタのプリウスに買い替えたいようでした。毎月の燃料代が5万円ほど安くなるそうで、タクシーにはプリウスという時代が来ているようです。

笑い話 カイシャク違い

「集団的自衛権を認めよう!」

「それならまず憲法を改正しろ!」

「憲法のカイシャクを変えれば十分だ。」

「あんた、憲法をカイシャクするつもりか?」

「その通り。」

2014年6月20日金曜日

みんな他人

 昨日は夕方の帰宅時に通勤電車が脱線して運行は復旧せず、結局はタクシーで帰宅することになりました。当然ながら駅前の待合場所には長蛇の列ができていました。


 私の順番が来た時に、後方に延々と並ぶ人たちに向かって同じ行き先の人はいないか、声をかけてみました。結果は私の掛け声を飲み込んでしまった異様な静寂と冷過ぎる視線でした。


 人々のあまりにも意外な反応に言葉を失うとともに、何か大きな悪事を働いたような自虐的な気持ちになってしまい、逃げ出すようにタクシーに乗り込みました。

2014年6月19日木曜日

笑い話 美容整形

「貴女も必ず美女に変身できます。」

「費用はどのくらいですか?」

「総額300万円以上でしょう。」

「えーっ!私ってそんなにブスだったの?!」

健康診断の新基準と医療ビジネス

 人間ドック学会が提言した健康診断の新基準が話題になっています。例えば高血圧症では、収縮期血圧(最高血圧)147㎜Hg、拡張期血圧(最低血圧)94㎜Hgまでであれば許容範囲内となります。


 従来の基準では最高血圧130㎜Hg、最低血圧85㎜Hgでしたから、新旧の基準値には大きな差があります。その理由を医療ビジネスという視点から考えてみますと思い当たることがあります。


 例えば最高血圧130㎜Hgで降圧剤を処方された場合には、120㎜Hgを下回る状態も作り出されて下がり過ぎの心配が出てきます。そこであまり効果のない降圧剤の存在が欠かせません。


 しかし、それでは医薬品として厚労省の製造承認は取れませんから、それなりの“口実”が必要です。そこで誰もが思いつくのが狭心症の予防効果という安易な理屈です。


 先頃もある製薬会社の稼ぎ頭だった降圧剤の製造承認に絡むデータ改ざんが発覚しました。狭心症の予防効果が確認できませんでした。最初から結論ありきの臨床試験だったのかも知れません。


 人間ドック学会の新基準値の発表は、このデータ改ざん事件発覚と機を同じくしていました。あまりのタイミングの良さが気になります。自分の健康の保持増進は、自分でよく考えてするしかないのでしょうか。

2014年6月18日水曜日

女性の否婚理由 自由

 私は若い頃から家事をよくします。最近気になるのは、女性が家事を義務感からしているように思われることです。


 家事は昔から主婦にとっては負担だったはずです。それは男が家族を養うために働きに出る負担と同じです。両方とも義務というよりは当たり前の身だしなみと言ったらいいのではないでしょうか。


 しかし、現代社会では男女が負担すべきことの区別が曖昧になり、それぞれが勝手気ままに暮らすようになりました。そして結婚さえも自由の束縛要因として疎んじられるとは、どこか寒々としたものを感じませんか。

戦争と勇気

 サッカーのワールドカップブラジル大会に話題が集中する間に、国会では集団的自衛権の行使容認に向けて着々と地ならしが進んでいます。これまでの日本は、戦争のない平和な地球国家という夢と戦争が絶えない現実をつなげる実験的モデルでした。


 日本が他国の領土内ないしは公海上で武力をもって戦闘行為に加われば、攻撃された相手国は絶対に侵略行為だと言うに決まっています。この相手国からの視点をまったく考慮せず、自国の論理だけで現行憲法上の歯止めを骨抜きにするのが集団的自衛権の本質です。


 湾岸戦争では、日本が出したのはお金だけで卑怯だとか、戦う勇気のない意気地なし国家のように言われましたが、日本が現行憲法上で許される最大限の誠意というのはお金を出すことでしかありません。それで非難されても卑屈にならず毅然として平和主義を貫く無言の勇気こそ、今日の平和憲法が求めている核心であることを理解する必要があります。


 集団的自衛権を認めれば、次は自衛隊が自国領土外で攻撃力を発揮する軍隊に変質することであり、その次は徴兵制の導入という理屈になるでしょう。私たちの勇気が知力ではなく暴力に依存するのであれば、街の荒くれ者と何ら変わりません。今日の政治家は、残念ながらその程度の水準でしかないということでしょうか。

2014年6月17日火曜日

大学が自由・自治の砦でなくなると...

 新聞報道によれば日本ジャーナリスト会議とマスコミ九条の平和集会に、ある大学が会場提供を拒否したそうです。大学は学問の府としての自負をなくして専門学校に成り下がってしまったのでしょうか。うすら寒い世の中です。

勝った者、負けた者

 大阪の橋下市長が慰安婦問題に絡んでノルマンディー上陸作戦時の連合軍の蛮行について語ったようです。


 橋下市長の発言は、一般的な道理でもって解釈すればもっともな話に聞こえます。連合軍にも不都合な事実がいろいろあったはずです。それなのにどうして国際的に物議を醸し出すのかを考えてみる必要があります。


 戦争は不条理な殺し合いですから勝者敗者ともに相手を非難し始めたら切りがありません。しかし、平和条約が締結されてからは敗者は戦争に関して先に口を出してはならないのです。もしそれが許されるのなら平和条約は意味をなさなくなるからです。


 優秀な法律家でもある橋下市長はこんな論理は百も承知のはずですから、発言には彼なりの意図が何かあるのでしょうが、公人としてはいただけません。

2014年6月16日月曜日

地獄の沙汰も金次第

 家族が亡くなると、お布施といわれる僧侶への多額の謝礼や戒名代、そして高価な仏壇や墓石など、世間体を気にし始めたら数百万円でも終わりません。


 死という不吉な出来事が迷信の世界のものであった時代ならば、死霊の怨念を絶つために死者の弔いに有り金を果たし、家の墓を守っていって欲しいと思っても不思議ではありません。


 しかし、死が科学的な事実でしかない現代に大きな出費は何のためのなのか、疑問に思うこの頃です。

2014年6月15日日曜日

笑い話 絶滅危惧種?

 「みんな、日本の絶滅危惧種を挙げてごらん。」

 「トキ!」

 「イリオモテヤマネコ!」

 「アマミノクロウサギ!」

 「子沢山のヤンママ!」

走れない日本サッカーの敗戦 

 6月15日(日)ワールドサッカーのコートジボアール戦は点差以上の完敗の印象を受けました。特に走力という点で見るとスピードと持久力の両方で日本チームの劣勢は歴然としていました。


 一試合で10㌔は走るのがサッカーです。日本チームには一万㍍を33分以内で走れない不適格選手も複数いるはずです。岡田武史元日本監督も走れていなかったと語っていましたが、走れない日本に勝ち目はありません。


 今大会で決勝に進出したいのなら‘なでしこジャパン’のように走って走って走りまくるしかないでしょう。

2014年6月14日土曜日

おかしな話

 集団的自衛権について質問されたある政府関係者は、海外での地上戦を含めて戦争をするか否かは国民が選んだ首相が決めること、と語っていました。筋論でいけばそうでしょう。しかしです。

 

 現政権の選挙では集団的自衛権は議論されませんでした。特に解釈改憲の手法を取るなどいうのは寝耳に水の印象をぬぐいきれず、有権者の十分な信託を得ているとは言えません。断片的な理屈を強引につなぎ合わせて強弁をふるうのを姑息といいます。

2014年6月13日金曜日

あまりにも日本的なサムライ呼び

 サッカーのワールドカップが開幕しました。日本選手はサムライと呼ばれますが、外国人にありがちな特異なイメージを思うと違和感があります。


 彼らにとってサムライとは、やたらと刀を振り回したがる道理の通じない不気味なチョンマゲの輩でしょう。怪獣でいえばキングギドラのイメージです。


 日本チームはJAPAAN、選手は個人名を使うべきで、サムライという普通名詞にすると、チームの特徴や選手の個性が曖昧になります。まっ、それが日本的といえばそれまでですが...

2014年6月12日木曜日

笑い話 女のヒゲ

 「ヒゲは男の特権さ。」

 「ヒゲだけは女子どもには絶対に無理だ。」

 「でも、僕のお母さんは立派なヒゲ生やしているよ!」

 「あんた誰?」

 「黒猫ディーン。」

大学は性悪説を取ってもいいのだろうか

 大阪市は重大な問題行動を起こした児童・生徒を別にして個別的に指導教育しようとしています。いわゆる非行に走った子どもたちの更正のために集中的に専門家の支援を仰ごうというものです。試してみる価値は十分にあります。


 かつての大学では問題学生を杓子定規に処分して一件落着というのではなくて、教員が地道に個別指導して本人の成長を見守る丁寧さがありました。しかし、今日では初めから処分ありきで学生は簡単に大学から放り出されてしまいます。


 近頃の教育現場が悪事を働いた学生は悪い奴と決め付ける性悪説の立場を取る理由は、マスコミや世間体を気にし過ぎて過剰な自己防衛に走る事なかれ主義がはびこってきたからだと思います。学生時代くらいは悪いことをしても温かく見守ってあげようではありませんか。

2014年6月11日水曜日

男はやせ我慢です

 若い頃の友人関係はお互いに年を取ってくるにつれて微妙に変化しがちです。特に男性の場合には老後の生活上の利害関係が強く影響します。私の経験では定年が近づくにつれて男性の友人関係は本当の姿を見せるようになります。


 私たちが定年時に見せる心意気は、その人の過去の生きざまを象徴しています。旅の恥はかき捨てとはいいますが、そんな卑屈な人生の旅路にはおさらばして、定年後くらいはやせ我慢してありたっけの勇気を見せてみようではありませんか。

2014年6月10日火曜日

漫画家にエール

 近頃の息の詰まりそうな世相の下でも勇気をもって発言している印象があるのが漫画家の人たちです。すわっ一大事!という肝心な時に案外コロリと体制派になってしまって当てにできないのが作家なのかも知れません。


 私が高校時代に尊敬していた有名作家・批評家小林秀雄が第二次大戦時には積極的な戦争推進派であったことを、最近になってある老紳士から伝聞し、戦後の小林秀雄しか知らなかった私には大きな衝撃と落胆でした。


 原発や憲法改正などをテーマに活発に市民の啓発活動をしているのは、むしろ漫画家であるという現状を知ると、日本はすでにかなりヤバい時代になってしまっているのかも知れません。

笑い話 黒髪 or 告発?

「政治家は髪を黒く染めるのはどうして?」

「そりゃあ、コクハツされたら簡単に水に流せるからさ。」

2014年6月9日月曜日

本田圭介選手の体調は万全ですか

 先日の日本対ザンビアのサッカー親善試合をテレビ観戦しました。私は学生スポーツでは長い指導経験がありますが、サッカーに関しては選手の評価は野次馬的なものに過ぎません。


 それにしても気になったのが、もっともマスコミに露出度の高い日本のスーパースター本田圭佑選手の調子でした。私は、本田選手の走力やドリブル突破力には非常に不満でした。またボールの奪い合いになるべき接近戦でも淡白でいやらしさがまったく感じられませんでした。


 恐らく大切なワールドカップの本戦を前に無理をしてケガをしたくなかったのでしょうが、2得点に絡んだとはいえどうも気になるところです。それにあのでかい身体でヘッディングはしないのでしょうか。

憧れの人はありますか

 6月13日からサッカーのワールドカップブラジル大会が始まります。サッカーに限らずスポーツの魅力は勝ち負けがはっきりしていて必ずスター選手がいることです。そしてスター選手の魅力は強くて華麗なことですから、子どもには単純明快で分かりやすく憧れの対象になりやすいものです。


 一方で私たちは大人になるにつれて憧れの人は漠然としてきてしまいます。私自身答えられません。正直に言えば尊敬する人はいても憧れの人はいません。人間が現実的になり過ぎて理想主義者でなくなってしまっているからでしょうか。子どものように憧れの人のいる人間でありたいと強く思うこのごろです。

2014年6月8日日曜日

笑い話 仲良しごっこ

首相「今国会で集団的自衛権を承認します!」

市民「解釈改憲反対!」

首相「私は個別的自衛権は大嫌いです!」

市民「その理由を言え!」

首相「赤信号、みんなで渡れば怖くないって言うでしょ。」

市民「それこそ拡大解釈だろ!」

カジノ誘致は社会的売春ではないか

 ラスベガスはカジノで有名です。あの砂漠の真っ只中で、大恐慌の不況から抜け出すには手っ取り早いカジノ産業が魅惑的だったことは想像に難くありません。


 都市が一時の経済不況から脱出するために採用する最も安易な手法がカジノ産業誘致です。個人が一攫千金を求めて薬物売買や売春に走るのと似ていないでしょうか。このことを考えるには、ゲーム事業に走ったソニーと、それを拒否したパナソニックを比較してみると参考になります。


 ソニーはウォークマンの大ヒット後にプレイステーションの開発販売を通してゲーム事業への傾斜を強めていきました。一方でパナソニックは、ソニーの大成功を見ながらもゲームには一切手を出そうとしませんでした。その結果として、今日の両者の財務体質には大きな格差が生じております。


 こうしてみると、カジノ誘致のもっとも危険な落とし穴は、前進するために知恵の限りを尽くすという本来の挑戦欲が薄れて、人間の本能的な射幸心に甘えてしまうことにあるのではないでしょうか。

2014年6月7日土曜日

お金と幸福

 お金があれば幸福かと問われると返答に窮しますが、YESとも言えます。


 私は若くして来日し日本で亡くなられたご婦人の例を知っています。その老婦人は都心の大邸宅に犬と一緒にひとりで生活していました。私が訪ねるとウエハースと紅茶を出して日本の昔話をしてくれました。


 父親が残した膨大な遺産も、彼女には大切な思い出がいっぱいに詰まった居場所以上のものではありませんでした。質素で浮いたところが微塵もない、まさに“足る”を知った達観した人生でした。


 彼女の生き方を見ていて、幸福の種は自分の内部にあり、お金は一つの肥やしでしかないことを教えられました。

2014年6月6日金曜日

笑い話 グルメ番組

「このホタテ甘ーい!」

「この大トロもトロトロで甘ーい!」

「では、このスイーツは?」

「とっても甘ーい!」

「パパ、こういうのをバカの一つ覚えって言うんでしょ。」

マー君はピカソだ!

 ヤンキース田中将大投手を評して、ピカソだと言う人もいます。


 これは頭に描いたり、考えたりすることを、そのまま現実化できる天才に贈られる褒め言葉です。


 私はピカソが大好きですが、昨年の楽天の優勝劇以来マー君の大ファンでもあります。

行方不明だった認知症の高齢者の生活保護費負担は誰に?

 行方不明の認知症のお年寄りが警察と自治体の情報交換の結果、発見されるケースが増えてきています。両者がもう少し親身になって連絡を取り合っていれば防げたはずですから、明らかに行政側の怠慢によって発生した事件(?)と言えます。


 お年寄りが長期間に渡り施設に保護されていると生活保護費用などは家族・親族に請求されるそうですが、市民感覚からすると違和感は残ります。18年間も行方不明状態の後に発見されたお年寄りの場合には総支給額は6700万円にもなるそうです。


 こうしたケースでは家族に請求するのも酷ですし、行政が負担するというのも結局は税金ですから何となくすっきりしません。お役人の雑な仕事の結果で市民の負担が増えるのは世の習いということで諦めるしかないのでしょうか。

2014年6月5日木曜日

エネルギー革命!水素社会の到来を予感

 昨日の私のブログではトヨタの燃料電池車の市販に歓喜しました。私はトヨタが未来社会において車をどうしたいのか、これまで分かりませんでした。


 増産に増産を重ねるだけの世界戦略は地球環境に大きな脅威ですから、トヨタはいつかは見直しを迫られる時が来ると思っていました。そこに世界に先駆けて仰天の燃料電池車の市販開始です。


 歴史的には燃料電池の発明はガソリンエンジンよりも早かったのですが、世界のモータリゼーションはガソリンエンジンの独壇場で進んできました。これまでの燃料電池の実用化例はわずかにアポロ宇宙船の電源に使われたくらいです。


 ガソリン車や天然ガス車には化石燃料が不可欠です。また電気自動車は充電が一時に集中すると電力不足を引き起こしかねませんし、寿命を終えた電池の大量廃棄も頭痛の種となるはずです。


 一方で燃料電池車は、風力や太陽光から生まれた電気で水を電気分解して生産された水素をスタンドに届ければ、その水素をタンクに充填して走行できます。その上にメカそのものは単純で燃料効率もガソリン車の2倍以上と言われます。


 トヨタの挑戦は世界的に水素社会への移行を否応なく促すでしょう。そして再生可能エネルギーを制する者が世界を制することに必ずやなります。再生可能エネルギー社会の構築に成功しつつあるドイツに負けないように、日本には発想の転換を強く期待します。

可愛い奴

 私が大学キャンパスで世話している猫たちの中でも黒猫ディーンはとびっきり甘えっ子です。毎日餌をもらった後でしばらく抱っこされていないと満足しません。

 

 昨日は私がアメリカンフットボールの練習の様子を見ていたらグランドまでニャーニャー鳴いて呼びに来ました。仕方なく後を付いていってみるとエサ場に見慣れないよそ者猫が来ていました。私が一緒なので気が大きくなったのか、早速黒猫ディーンは喧嘩を吹っかけ始めました。


 その様子を見て分かったのが、最近になって黒猫ディーンが頭に数か所の喧嘩傷を負っている理由でした。自分ひとりでは手に負えないよそ者猫を追い払うために、加勢しろと呼びに来たのでしょう。黒猫ディーンは何でもストレートで裏心のない可愛い奴です。

2014年6月4日水曜日

快挙!トヨタ自動車の燃料電池車が世界を一変させる!

 まずトヨタよくやった!!!

 新聞報道によればトヨタ自動車が12月から水素を燃料にして水しか排出しない燃料電池車を市販するといわれます。価格は驚愕の1000万円以下だそうです。そしてエネルギー過大消費の人間世界にもやっと夢の水素社会が訪れるかもしれません。これで風力発電や太陽光発電による電気の有効利用が可能になります!


 私は燃料電池車を国会議事堂周辺で何度も目撃しました。専門家であればすぐに分かります。燃料電池車のスムーズな走りと静粛性、そして何と言っても加速力は完全にいかなるガソリン車をも凌駕しています。失礼ながらポルシェもフェラーリもランボルギーニも目ではありません。


 お金に余裕があったら是非トヨタ支援のつもりで購入してあげてください。注目度抜群、満足度弩頂点の未来の車です。トヨタさん、よくやってくれました。トヨタの技術力開発力は世界最高です!燃料電池車の営業マンになりたいくらいです。

使い捨てでいいのか?松山英樹選手と石川遼選手

 先日の米男子ツアーで松山英樹選手が優勝して、日本人で4人目ながら日本男子最年少の快挙を成し遂げました。


 一方で史上最年少で賞金王に輝いたゴルフ界の貴公子石川遼選手は低迷状態が続いています。結局は石川遼選手の後塵を拝しながらも、焦らずに地道に体力作りに取り組んだ松山英樹選手に先を越されてしまった恰好です 。


 私は石川遼選手が脚光を浴び始めた頃にひとつ危惧したことがありました。彼の体形はモデル型で決してプロスポーツマン型ではないことです。下半身が華奢で恰好いいのですが強靭さは感じませんでした。案の定、石川遼選手は腰痛を発症してしまいました。


 身体がまだ出来上らないうちに石川遼選手をビジネスの種にして使い回したゴルフ界とマスコミの責任は重いと思うのですが、そういうことが分かる分別が彼らにあるのならもっと石川遼選手を大切に育てていたはずです。

2014年6月3日火曜日

学力テストの成績公表は社会的体罰である

 静岡県などでは学力テストの成績に学校名を出していますが、内々で対策は可能なのにわざわざ公表するのは社会的体罰です。


 成績が悪いと名指しされた学校は成績を上げるためだけに専念し、子どもたちの個性的な成長を見守る余裕をなくしてしまう危険性があります。


 学力とは何であるか、という議論に終わりはありません。比較的評価の高いOECDが実施する国際学習到達度調査でさえも批判の声が高まってきているのが現実です。


 低い点数が好ましくないのは分かりますが、点数の低い学校をさらしものにして鞭を入れようというのは、運動クラブのコーチの体罰と同じで指導者の無能の証明です。

2014年6月2日月曜日

体に合う酒合わない酒

 私は体質的に日本酒はあまり受け付けません。最近は焼酎を試していますが、やはりイマイチです。その理由はどうも利用される麹カビや酵母菌の違いにありそうです。


 麹カビは米や麦や芋の澱粉を食べて糖分に分解し、酵母菌はその糖分を食べてアルコールに変えます。両者とも糖分やアルコールを造る際に各種アミノ酸を相当量に排出します。


 私のようにある種の酒が体に合わないのは、この副産物であるアミノ酸群の組成の違いにありそうです。お酒を混ぜて飲むと悪酔いすると言われるのも、やはりこの辺りに理由があるのでしょう。

2014年6月1日日曜日

サッカー界の至宝 ネイマール ジュニアの楽しむ 

 ブラジルで開催されるサッカーの祭典ワールドカップ(6月12日~7月13日)の注目の的はネイマール ジュニア選手です。

 

 ブラジルの英雄ペレ選手の再来と言われるネイマール選手の少年時代の合言葉は、試合に勝つことではなくてサッカーを“楽しむ”ことでした。


 ネイマール選手の脳を検査すると他の一流選手と比較してもより広範囲に活発に活動しているそうです。私たちもどんなに苦しくても楽しむことを忘れないように生きようではありませんか。

えっ、新国立競技場は改築に決定?

 5月31日(土)のNHKのSaturday Sportsでは、アナウンサーが国立競技場の改築が始まると報道していました。


 新築とは言わなかった理由は分かりませんが、NHKもとうとう言うべきことが言えなくなったような気がして不安になりました。