週刊文春2014年7月24日号に、今年1月に太平洋戦争の激戦地を訪れた石原伸晃環境大臣の公務出張中のシュノーケリング疑惑が掲載されています。
硫黄島の玉砕の陰に隠れてあまり知られていませんが、ペリリュー島は第二次大戦中に一万余の若い兵士が本土決戦を阻止するためという使命を負わされて、凄惨な激戦の末にほぼ全員が玉砕した悲劇の島です。
愛国心を強調する自民党政権のもとでも元戦地に眠る相当数の遺骨が相変わらず野ざらし状態のままです。これらの遺骨を前にして海を楽しむ政治家が本当にいたとしたら、私たちは戦争から何を学んだというのでしょうか。
※これは天皇皇后両陛下のペリリュー島慰霊訪問を機に再掲載しました。