小室圭さんをシッタベンレイ
ノーと言って金満世界を変えよう
とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。 東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。 そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...
2017年7月30日日曜日
清宮幸太郎選手と大学進学
高校野球でホームランを打ち続ける清宮選手が大学進学を選ぶのか、プロの道に進むのか憶測が飛び交っています。
もちろん清宮選手は最終目標はプロ野球選手であることを明言しています。大学進学をすれば指導力、練習環境、健康管理などあらゆる面で不利なことは誰が見ても明らかですから、彼が迷うとすれば野球環境というよりは生き方の選択でしょう。
潰しのきく大学進学を選ぶか、イチローのように高卒で野球人生に賭けるか、彼がその選択に迷うのは、礼儀、感謝、規律ばかりの道徳教育で哲学を教えない日本の教育の欠陥にも一因があるでしょう。
2017年7月29日土曜日
東電福島第一原発 廃炉は難しい...
東電福島第一原発の3号機では、最近のロボットカメラの調査から溶融した核燃料はほとんどが圧力容器を突き抜けて格納容器に落下していることが明らかにされました。
圧力容器は薪でご飯を炊くお釜のようなものですが、3号機は底に制御棒を出し入れするための穴が開いていて脆弱な構造です。案の定というか、3号機はメルトダウンで底が抜けて、核燃料は密閉性の低い格納容器内に流れ落ちたようです。
核燃料から放出される強烈な放射線を遮蔽するには水浸けするのがもっとも効果的ですが、核燃料が格納容器内に落下していては水漬けは絶望的ですから、今日の技術水準では廃炉は難しいことになります。
これほど深刻な状況にあっては国際協力体制の構築が急務ではないでしょうか。
スポーツは金なり!
テレビのCMに出るのは野球選手や相撲取りくらいでしたが、今ではあらゆる競技の有名選手がテレビに登場してきます。
こうしたスポーツのビジネス化の波は学校にも押し寄せてきていて、特に大学スポーツでは学力不問の上に金銭的な取引なくしては有望選手の獲得はできなくなっています。
高校野球でも甲子園に出場するためには、全国から実績のある選手を大金を使って集めるのが常態化していて、結局は甲子園大会から公立高校が消えてしまいました。
スポーツ選手が一般学生の支払った授業料を食い物にしてしている現実は憂うべきことです。
2017年7月28日金曜日
天才は14歳までに開花する
私が応援する大学ボクシング部出身の亀海喜寛プロが8月の世界戦に挑戦することになりました。彼の努力の足跡を思い返してみると、すでに高校時代には輝かしい戦歴を積み上げ、大学では学生チャンピオンになりました。
ボクシングの試合では倒すか倒されるかという究極の緊張感があり、その恐怖感を少しでも和らげるためには毎日の過酷なトレーニングを積む以外に方法はありません。リングに上がった以上は泣き言を言っても始まらないという、我々の日常とは異次元の恐ろしい世界にあるのがボクシングで、それが選手にもファンにも魅力なのでしょう。
それぞれ史上最年少で頭角を現した、将棋で29連勝の藤井4段、世界卓球選手権出場の卓球の愛ちゃん、バルセルナ五輪平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子選手など、天才はまさに14歳で開花しています。亀海プロの中学時代には公式戦がなくて遅咲きになりましたが、自分に納得できる試合をして欲しいと祈っています。
2017年7月27日木曜日
あっちとこっち社会の危うさ
アメリカ大統領選で「アメリカ ファースト」と叫んだトランプさんが勝利したのは衝撃的でしたが、彼には米国と他国を差別化するのに抵抗感はなかったのでしょうか。
首相も都議選の街頭演説で「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫んで、保守陣営の支持者の結束を訴えました。言葉の力不足を権力で補うしかない首相としては自国民を分断して考えざるを得ない現実を目の当たりにした気がしました。
防衛大臣が部下たちに向かって司法試験を通っていないと放言したり、女性議員が秘書や運転手を罵倒したり、病院では研修医が上司に向かって偏差値が低かった時代の先生といってみたり、どうも社会は自己の能力不足を分断で補うという危うい時代にあるようです。
2017年7月25日火曜日
アベこび内閣のアベこべ主張
加計学園疑惑に関する国会答弁で記憶に一点の曇りもなさそうな印象を持ったのは元文科省事務次官前川氏だけでした。
与党関係者は岩盤規制に風穴を開けたと誇らしげに主張していましたが、問題なのはお友だち優遇の政官民の癒着構造であって岩盤規制そのものではありません。アベこび与党の論旨はアベこべで、事の本質を外して逃げているとしか思えません。
それにしても今回の森友学園や加計学園の問題において政官民の岩盤癒着の醜さだけは明らかになりました。
2017年7月24日月曜日
宮城県民は大丈夫か?
発想力で勝負すべきところを安易な下ネタで逃げた。それが宮城県のPR動画ではないだろうか。
インパクトがあったのだからいいではないか、というのが一般の大勢意見のようですが、それは堕落というものです。売春がなぜ悪いのか、に思いが至らない宮城県人は大丈夫ですか。
豊かな創造力や発想力なくして未来社会は開けません。
2017年7月23日日曜日
日本のマイク・タイソンを育てよう
マイク・タイソンは1986年にボクシングのヘビー級史上最年少の20歳でWBC世界王者になり、翌年にはWBAなどの統一チャンピオンにもなりました。
彼は少年院の更正プログラムで非凡なボクシングの才能を見い出され、出所後に伝説のトレーナーと言われるカス・ダマトのもとで厳しい練習をしてプロへの道を歩むことになりました。最盛期には筋トレで腹筋2000回、腕立て伏せ500回、ダンベルトレーニング1000回以上、エアロバイク1時間半などを毎日続けたそうです。
私が聞いた塀の内で生活したことのある人の話によれば、日本でも若い受刑者の中には非常に優れたスポーツ能力をもっている人もいるそうです。スポーツ経験者が珍しくないのは、一流プロ選手を嘱望された若者が周囲の大きな期待に押しつぶされて志半ばで挫折し、やけっぱちになってしまうケースも多いからのようです。
日本でも少年院や刑務所ではもっと受刑者の能力と適性を見極めて幅広い更正プログラムが提供されれば、第二のマイク・タイソンが生まれるかもしれません。
2017年7月21日金曜日
必ずお腹が痛くなる人材派遣の弊害
私の知人はある会社の事務長をしていて、仕事に穴を開けないためには人材派遣会社のお世話になっています。
しかし派遣社員は毎月の給与の2割をピンハネされているうえに、一定の勤務期間を過ぎると家族が病気になったり、体調不良を訴えて退社するそうです。これは派遣会社は派遣が決まると高額の契約料をとりますから、派遣社員を短期間でたらい回しした方が得だからのようです。
派遣依存の経済システムは新たな搾取の構造を定着させてしまいました。
証券会社社長の本音
ある会社の社長さんは大手証券会社の社長さんと交渉をして大きな取引をしてもらえるようになりましたが、その理由が‘あなたは相場を張らないから’だったそうです。
証券会社のトップの言葉としては矛盾した感じがしますが、証券会社の営業上の勧めで投資して大損する人も少なくないことからすると、妙に納得してしまいます。
ヒアリ対策
ヒアリはスズメ蜂の仲間ですから食いつくのではなくてお尻の毒針で人を刺すようです。また肉食系で在来種のアリのように野菜や甘いものには見向きもしません。
ヒアリがお隣さんの台湾で発見されたのが2003年のようで、それから15年が経過して台湾は完全にヒアリの生息地になってしまいました。日本でも今年5月に港湾施設でヒアリが発見されて大騒動になっています。港湾関係者は台湾の実態を知っていたはずなのに、この期に及ぶまでなぜ十分な対策をとらなかったのか不思議でなりません。
日本のヒアリ対策は台湾のケースから考えると明らかに後手後手感がありますが、ここはヒアリ根絶で成果をあげたニュージーランドをお手本にした徹底的な駆除対策が求められます。
2017年7月20日木曜日
夫婦仲
昨晩は大学の同級生と食事をしました。彼はこれまで一所懸命に働いて、奥さんにはサラリーマンの何倍もの生活費を渡してきたそうですが、最近は喧嘩ばかりで奥さんから結婚を後悔していると捨て台詞を吐かれると嘆いていました。
彼は経済的には充分過ぎる恵まれた環境にあり、そのまま一緒にいるも善し、別れるも善しと思いますが、夫婦関係がいつの間にか経済活動の一環になってしまっているような感じで、奥さんが求めているのはきっと幸せを育むための栄養なのでしょう。
41歩のドラマ
100m走において日本選手9秒台の期待が高まっていますが、日本選手と世界記録保持者ボルト選手とのストライド(歩幅)の差は決定的です。ボルト選手が世界記録9秒58を出したレースでは100mを41歩で駆け抜けました。
日本選手の100m走ではどんなに頑張っても46歩です。そのうえ1秒間に何歩進むかのピッチを計測すると人間は4.3歩/秒あたりが限界ですから、日本選手が人類最高のピッチで走っても10秒で100mラインまでには3歩足らないのが現実です。
2017年7月19日水曜日
菅官房長官vs東京新聞記者
ある東京新聞の記者が菅官房長官の記者会見で質問がしつっこいと保守陣営からやり玉にあげられています。記者の言い分はちゃんと質問に答えてくれないからということのようです。
アメリカ大統領のCNN敵視の姿勢にも首をかしげたくなりますが、質問を受けたという体裁だけで質問の答えにならない答え方をしてやり過ごすよりは、公然と徹底的に排除して質問を拒否する方がまだ潔いのではないでしょうか。
激突!産経新聞vs東京新聞
私は東京新聞を愛読しています。読者になる最初のきっかけは東京では一番安い新聞だったからですが、20年以上も読み続けている理由は私の政治や社会への疑問について真摯に取り上げて率直な内容の記事を書いてくれていると感じるからです。
ところが安倍政権の支持率が30%台に急降下すると、たまらなくなったのか産経新聞による東京新聞攻撃が俄然激しさを増してきました。もちろん日本一の読売新聞には絶対にそれは出来ない相談ですから、産経新聞が代役をするのは分からないわけでもありません。
かつて産経新聞の元記者と本音トークをしてみて、彼が東京新聞には一目置いていることを聞いて驚いたことを記憶しています。東京新聞は小さな地方新聞ですが、内外ジャーナリストから高く評価されているのは間違いなさそうです。
大相撲 体重制限を導入しよう
大相撲は横綱稀勢の里の休場で盛り上がりに欠けるかと思いきや、前頭4枚目宇良の活躍に名古屋場所は湧き立っています。
昨日の宇良は高安の大きな太鼓腹が邪魔でもぐりこめず、そのうえ180㎏と137㎏の体重差では相手になりませんでした。一方で宇良と同じ体重の横綱日馬富士は宇良に手を取られると引っ張り回されて負けてしまいました。
前人未到の1048勝を目前にする大横綱白鵬の体重は157㎏です。白鵬は衰えで勝てなくなってくると筋力トレーニングを取り入れたそうで、そのおかげか少し細くなった太ももが再び盛り返していて安定した相撲が戻ってきました。
肥満体の押し合いが目立つ大相撲をもっと面白くするには、白鵬の体格(192㎝、157㎏、BMI 42.6)をひとつの指標にした体重制限導入が望まれます。身長より体重の数値の方が大きいのはもってのほかで、体重160㎏以下又はBMI 43未満というのが規制基準でしょうか。
2017年7月17日月曜日
病気のリスクは1/10に低下
私は猫の餌やりで毎日30000歩を歩くと疲労が残るようになって片道はバスを使うことにしましたが、しばらくして厄介な膝痛が発症しました。そこでまた往復を歩くように戻しても膝痛は充分には回復しませんでした。
脚力の低下による膝痛対策の結論は、行きの片道はバスを使うも帰りの道のりの半分にも及ぶダラダラ登り坂はハアハアしながら小走りすることでした。これならば疲労は蓄積せず、同時に脚力の回復にも役立つと思って継続したところ、効果てきめんで膝痛は完治しました。
驚いたことに、東京都健康長寿センターの青柳幸利さんの貴重な研究によると、理想のウオーキング量は8000歩/日で、それ以上の負荷はむしろ免疫力を低下させて健康によくないという結果になったようです。また8000歩のなかに20分の速歩を加えると理想的だそうです。
私の膝痛対策は期せずして青柳さんの研究結果に沿うウオーキング法になりましたが、研究によれば8000歩/ 日(20分の速歩を含む)することで病気のリスクは1/10に低下します。但し、ウオーキングは夕方がいいそうで、早朝から張り切り過ぎないようにしましょう。
2017年7月16日日曜日
日本ハム大谷選手と横綱稀勢の里
私は元から大谷選手の二刀流には反対の考えでしたが、昨今の大谷選手の不調はやはり二刀流に無理があったのではないかと思っています。大ケガした稀勢の里も強行出場して、結局は連続途中休場に追い込まれたうえに足まで痛めてしまいました。
大谷選手と稀勢の里は大看板の金の成る木ですから大儲けの種にしたくなるのは分かりますが、スポーツではケガをしてしまったらおしまいです。そのケガのせいで大谷選手の米大リーグ進出の夢はしぼみ、稀勢の里の引退が早まった感がしてなりません。
目先の利益を追ってすべてを台無しにしてしまう風潮は日本中に蔓延しています。一党独裁のチャンスに悪乗りして仲間の利益を最優先するやりたい放題の政治でも同じことですが、政治の付けは国民が支払わねばならないのがスポーツと違うところです。
2017年7月15日土曜日
猫の大切なお仕事
私の隣人に庭の手入れをまったくせず、家は掃除が行き届かないうえに大きな竹藪に接している人がいます。
夏のシーズンになると屋内にヘビやムカデが度々入ってくるようです。そんな恐ろしい環境にあっても一向に生活スタイルを変える気配はありませんので、先日様子を聞いてみました。
彼の家には猫のハンターが何匹もいてしっかりお仕事をしてくれていて、身ぶり手振りを交えて猫の大活躍ぶりを語る彼の表情は生き生きとしていました。
実は猫は3代目だった
駅ビル2階の10m四方ほどの裏手のエントランスに住み着いた猫と知り合いになって21年目になります。この猫はエントランス横にある高級喫茶店の玄関マットが大好きなようで、そこで度々くつろいでいます。
そうなるとお店の客は猫をそっとまたいで出入りするか、脇にある非常口を使うしかありません。そんな客の不便はお店は百も承知のはずですが、猫を追い出す気配がないどころか、旧猫が天国に召されると新米の猫になったことを気づかれないように、ほとんど同じような模様と恰好と性格の猫を連れてくる念の入れようです。
人間社会でも3代目社長は会社を潰すといいますが、猫も3代目になると初代猫を知る人間にとっては明らかに別猫としか思えないのがほほ笑ましいところです。
2017年7月14日金曜日
2017年7月13日木曜日
白鵬の藤井聡太4段への贈り物
将棋の藤井聡太4段が大相撲名古屋場所を訪れて白鵬とも会見しました。白鵬は取り組みでは藤井4段を意識してか、激しい突き合いとなるも離れてにらみ合い、そこから白鵬はかかってこいといわんばかりの仕草をしました。
格下の相手は一呼吸おいてぶつかり稽古をするかのように渾身の力でぶち当たりましたが、白鵬は一瞬の隙も与えずに両まわしを取ると一気にに寄りきってしまいました。白鵬にしかできないまさに横綱相撲でした。
この取り組みは議論がありますが、強者の風格とか貫禄とは何たるかを見せつけているようで、きっと藤井聡太4段にとっては最高のエールになったのではないでしょうか。
2017年7月12日水曜日
異常気象?すでに秋風が吹いている
今年の関東地方は完全な空梅雨というか梅雨の気配さえまったくなくて水がめは台風頼みになりそうです。通常は8月中旬のお盆シーズンを過ぎると八王子地区では夕方には涼しい秋風が吹いて、キャンパスの猫たちと夕涼みとなります。しかし、今年はすでに2週間前からこの爽やかな秋風が感じられます。
2017年7月10日月曜日
‘東北でよかった’の何がまずいのか
自民党の丸山和也参院議員が、東日本大震災について東京であんなことがあったらもっと大変だったと言って辞任に追い込まれた議員を擁護するような発言をしました。確かに東京都民には‘東北でよかった’という気持ちを持つ人も少なくないはずで、それが本音であるとしたらいったい何が問題なのでしょうか。
人間関係の本質は生命に対する深い畏敬の念というか、いわば愛情に依存するものです。同情、憐み、義務感そして責任感などからの人間関係に依存する世の中は、与える者と与えられる者ないしは上位下位の関係になりがちです。
深い恋仲にある男女において相手に起きた不幸を自分ではなくてよかったと感ずる人がいるでしょうか。また家族で事故に巻き込まれながらも自分は助かって子どもを失った親は子どもでよかったと安堵するでしょうか。そこには完璧な自己犠牲の心が息づいています。
東北でよかったと感じる政治家が自分の取り分の歳費(いわば給料)を減らすわけがなく、教育にお金を出そうとしないのも当然かもしれません。
2017年7月9日日曜日
若者の外国人観光客化
非正規雇用の状態に不安も不満も持たない教え子と話していると、突然日本は本当に良いですよねと言われてビックリしました。
自分の将来のことも社会のことも考えずに気楽に一人暮らしをしている若者にとっては、快適に続けられる仕事さえあれば日本は確かに幸せな国でしょう。
それはつまり彼らが国の政治や社会などにまったく関心のない外国人観光客のような存在になってしまっているということです。彼らを国民にする何か良い手立てはないものでしょうか。
2017年7月8日土曜日
大分の土砂崩れは人災です
大分県や福岡県を襲った集中豪雨が土砂崩れを起こして甚大な被害をもたらしましたが、被災者のみなさんには申し訳ないのですが、これは人災です。今回の被害状況を見ると崖崩れというよりは山崩れの様相を呈しています。
政治家は洪水対策と称して自分の金と票につながる堤防やダムの土木工事ばかりに予算を付けて、地道な山林の手入れはまったくおざなりにしてきました。今回の災害はゴミ屋敷の部屋に寝る場所がないからといって豪華なベッドを入れてその場しのぎをしていたところに、ゴミの山が崩れてきたようなものです。
藤井四段は高校に行くべきか
藤井聡太四段が高校進学で悩んでいるようです。親の肩を持つつもりはありませんが、高校だけではなくて是非とも大学まで行ってください。そして30歳までにタイトルを総なめしてアメリカの大学の大学院にでも進学し、将棋を世界に知らしめながらいろいろな若者と一緒に学んでみてください。
2017年7月7日金曜日
謎の茶碗が1億円
本阿弥光悦(1558~1637)の作とされる茶碗は現在のところ約40碗しか知られておりません。実際にはもっと多くの茶碗が伝来しているはずですが、光悦の茶碗にはサインは絶対にありませんし、自由奔放な作振りが特徴ですから困ったものです。
茶碗は、作振り、形状、原料の土の種類、使用された釉の特徴、焼き上がりの表面状態、成型方法、高台造りの特徴、箱書き等の示す伝来歴などを手掛かりに真贋鑑定がなされます。しかし光悦の茶碗の場合には、手捏ねで巧みな箆使いと幾分癖のある高台の削り出しくらいしか手がかりがありませんから、確実に鑑定できる専門家はいないのです。
史上最強の本阿弥光悦鑑定家といえば林家晴三氏でしょう。林家氏はほとんどの光悦の茶碗を実際に何度も手に取って見ている稀有な存在です。林家氏は終戦直後の混乱期で名碗がいわば溢れていた時代に茶陶の専門家の道を歩み始めた幸せな人です。
そんな訳で光悦の茶碗は文献も実物を見る機会もほとんどないというのが現実ですから、茶陶の世界では最大の謎に包まれた存在です。本物ならば億単位と言われる光悦の茶碗を発見すれば、日本最高峰の芸術家光悦の人間像に触れられる幸せだけではなくて歴史にも残せます。是非研究してみてください。
2017年7月6日木曜日
ウグイスとガビチョウ
私がドイツにいたころにはいつも透き通った鳴き声を楽しませてくれたガビチョウは中国が故郷のようですが、最近では日本にも住み着いて関東では高尾山が有名な生息地です。
ガビチョウはウグイスの鳴き声をまねると言われていますが、逆の場合もありそうです。ほとんど毎日私の自宅の庭にやってくるウグイスが最近は変な鳴き方をするようになりました。注意深く聞いてみるとどうもガビチョウのまねをしているつもりのように思われてなりません。
この季節は小鳥の卵や雛などをねらうカラスもたくさんいて、早朝からカーカーとうるさいのですが、小鳥がカラスの鳴き声をまねるなどというのは聞いたことがありません。ウグイスやガビチョウの鳴き声はカラスの威嚇声とは違って幸せな歌声に聞こえるからでしょう。
2017年7月5日水曜日
捨てられる猫の多さにびっくり
今年になって新しく知り合いになった猫ちゃんは、キャンパスで3匹、駅の裏手の川岸で1匹、キャンパスに行く途中の私の大好きな母子像のある公園で1匹の計5匹です。
私はこれらの場所にしか餌を置きませんから、実際にはもっとたくさんの猫ちゃんがキャンパス周辺だけでも捨てられて腹を空かせながら亡くなっているはずです。
なぜ中国は2流国になったのか
中国は18世紀までは世界の一等国でした。しかし、清(1616-1912)の乾隆帝(1711-1799)は80歳を過ぎても国家に君臨し、寵愛する人物ばかりを頑なに重用し続けたため、その晩年には軍隊は戦闘意欲も兵士も失い、国政では賄賂がはびこり、国土も荒廃の一途でした。
19世紀になると国家の建て直しが必死に図られますが、アヘン戦争や日清戦争を仕掛けられても戦える国力は残っておらず、結果は火を見るより明らかで惨敗でした。中国はこの苦々しい歴史から学んだのか、今日の最高指導者層は満68歳で引退を余儀なくされ、世襲も禁止されています。
翻って日本の政治舞台では世襲がますますはびこり、特に与党指導者には高齢者が目立ち、首相が仲間を重用して聞く耳を持たないところをみると、18世紀末の清国の悪夢の再来ではないかとさえ思ってしまいます。
2017年7月3日月曜日
父親の思いがいっぱいこめられた国宝茶碗
本阿弥光悦は50歳になってから陶芸の世界に入り、楽家との親交のもとで数々の傑作茶碗をうみだしました。光悦の家職は刀剣の鑑定・研磨でしたので、その茶碗では厳しくも巧みなへら使いが見どころになっています。
国宝茶碗は全部で8碗ありますが、作者がはっきりしているものは光悦の楽茶碗「不二山」だけです。私は実物は見たことがありませんが、その姿をもっとも忠実にありのままに伝えているのは、この茶碗を所有するサンリツ服部美術館編淡交(別冊)愛蔵版(平成10年8月発行)に掲載された写真しかありません。
この茶碗には愛娘の嫁入り時に託した清貧な生活を頑なに変えようとしない父親の複雑な思いがいっぱいに籠められているはずです。光悦が特別に共箱を作って不二山銘と大虚庵印を自署し、そこに落款印まで押したのは後にも先にもこの時しかありませんでした。
淡交掲載の不二山の写真を眺めていると、娘に対する父親の切実な気持ちがひしひしと感じられて切なくなります。
2017年7月2日日曜日
日本と中国の指導者
昨日テレビを見ていたら池上彰さんが中国をテーマに解説番組をしていました。池上さんは中国最高指導部を構成する7人のメンバーに選ばれるにはコネも出自も役立たず、優秀であることしかないと解説していました。
一方で日本の場合には、地盤、看板、カバンが物をいうのが現状で、国会議員における世襲組の占める割合は低下する気配はありません。世襲議員が半数近い安倍内閣と13億人の中から厳選された中国共産党指導部との格の違いを知って愕然としました。
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